今月1日より販売開始となったMaschine mk2とMaschine Mikro mk2 は、あたらしいコントローラと、Maschine ソフトウェア1.8のコンビネーションで構成されるMaschineセカンド・ジェネレーション。おおまかなデザインにはほとんど変更が加えられていませんが、ハードウェアコントローラの性能が向上し、Traktor Kontrol F1 と同様、4×4のパッドにはRGBカラーをアサインすることができるようになり、その見た目はとても華やかな印象を受けます。そんなセカンド・ジェネレーションMaschineコントローラの使い心地は果たしてどのように変わったのか、さっそくチェックしてみたいと思います。

 


4×4パッド

サイズはそのまま、重さは若干重くなっているmk2。まず目をつぶって初代MaschineとMaschine mk2のパッドのさわり比べしてみたのですが、正直あまり大きな違いを感じることができませんでした。しかし実際にコンピュータと接続をして演奏を始めてみると、パッドの感度がはるかに良くなっていることに驚きます。たとえばグリッサンドのように、人差し指でパッドを上から下に一気に下ろすような荒い奏法でも、触れたパッドは正確にトリガーされ、より信頼のおけるコントローラに成長していることがすぐに理解できます。パッドの感度やベロシティ・スケーリングの設定はMaschineソフトウェアのプリファレンスから行うことができ、ユーザーの好みに応じた設定での演奏が可能です。

また、指の動きに合わせて光るパッドも正確に反応し、視覚的にも楽しめる楽器になっているところがこのmk2の大きな特徴でしょう。それぞれのパッドには16色のRGBカラーをアサインすることができ、ユーザー自身がパッドを色分けしておくことで、ライブパフォーマンスのような雰囲気の中では多く役に立ちそうです。たとえば、ドラム類には赤、ベースには青、パーカッションには黄色などのような色分け。もしくはGroupごとに色分けしておくと良いでしょう。

この色そのものに関しては賛否両論あるようで、初代Maschineに慣れ親しんだ筆者としては最初はその明るさにかなりビックリしました。しかしこれからはこの色がガイドとなることで、迷いのない演奏をサポートしてくれるわけです

同様にGROUP (A~H) の選択ボタンにもカラーアサインすることができるようになり、選択されているボタンは強く光ることになます。しかしこのコントラストはいまいち曖昧で、今どのボタンを選択しているのか迷ってしまうことが多いです。光りの明暗を設定できないのは残念。

クリック式ボタン

パッド以外のすべてのボタンが、クリック式のボタンに変更になっています。初代Maschineのボタンはスポンジのような柔らかい感触のものだったのですが、mk2ではボタンを押すごとにクリックした感触を指で感じることができ、はるかに気持ちの良いものと感じました。(Maschine Mikroには非対応)

プッシュ式ロータリーエンコーダー

初代Maschineのマスターセクションにおかれていたボリューム、スウィング、テンポの3つのノブが、mk2ではひとつのプッシュ式ロータリーエンコーダーにまとめられました。機能ボタンを選択した後でエンコーダーを回すと、それぞれの機能の数値を設定できるわけですが、個人的には初代Maschineのやや硬めの3つのノブの方が良かったような気がします。ボリュームのためのノブは特に使用頻度が多いので、できるならば専用のノブが用意されていてほしかったです。しかしmk2ではこのプッシュ式エンコーダーで音源やエフェクターのブラウズを行うことができ、エンコーダーを押すと選択した音源がロードされます。これは今までのブラウジング方法よりも使いやすいものです。

スクリーンと8つのロータリーエンコーダー

スクリーンの性能は確かに向上しており、青い色が際立ち、どの角度からでも表示内容が見やすくなっています。スクリーンの明るさはプリファレンスのハードウェアという項目から設定ができます。スクリーン下の8つのロータリーエンコーダーは以前よりも柔らかく、滑りやすくなり、より繊細になったという印象を受けますが、音源をブラウジングする際にはやや不便に感じます。しかし音源のパラメーターをいじるような場面では、より細かな操作ができるようになっています。

色色色

Maschine mk2は白と黒の2種類の色が用意されています。そしてカスタムキット(別売り)は5種類の色のフェースプレートとノブが用意されており、ユーザーの好みの色のMaschineをデザインすることができるようになっています。個人的には黒ボディに青のフェースプレートがいいかなあ。€69

スタンド

これも新しいアクセサリー。Maschine専用アルミ製スタンドは初代Maschineにも対応。Maschineコントローラがより見えやすくなり、物理的に安定性を与えてくれます。マウントアダプターが付いているのでスネアドラムのように立たせることができ、これはナイスなアイデアかもしれません。(mikro非対応)€69

まとめ

コンピューターソフトウェアとハードウェアコントローラが一体となるMaschine。Maschine mk2のコントローラは初代Maschineのコンセプトそのままですが、いくつかの点において改善が計られ、レシポンスが良くなり、より正確なコントロールが可能になっています。そして演奏する際の指の感触も以前よりも良くなり、演奏することがより楽しく感じられます。残念なのはパッドがアフタータッチに対応していないことでしょう。

近い将来Maschineソフトウェアがデュアルコアに対応することで、もっと軽い操作になることが期待されます。しかし、ハードウェアの進化によって、かつてより信頼感のおける楽器として見ることができるようになり、ソフトウェアとハードウェアの一体型マシンの本家としてのNIの意気込みを感じます。

すでに初代Maschineユーザーにとってはこのmk2は買い物リストの上位にはないものかもしれません。しかし仮に2台のMaschineコントローラを使った場合どのようなことになるのかは、次回書いてみたいと思います。

 


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