スウェーデンのLove Hultén氏がデザインしたBivalvia Synthesisは木製のケースを使ったAxolotiベースのハードウェアシンセサイザーです。Bivalviaとはハマグリのような2枚貝を意味するようですが、それを聞いただけでも詩的な雰囲気が漂います。
ふたを開くと中には6つのダイヤル式ノブ(またはフェーダー)、旧型のコンピュータキーボードのようなCherryキースイッチが15個並んでいます。このスイッチで12のMIDIノートを演奏したり、オクターブのアップ・ダウンシフトを行うことができます。さらには15wのスピーカーを内蔵。Axolotiのパッチソフトウェアを使いサウンドやエフェクトを作ったり、内蔵SDカードを経由してパッチのトランスファーができるとのこと。
Axolotiは独自にシンセパラメーターをデザインできるMax/MSPのようなソフトウェアで、Axoloti Coreと連動することによってスタンドアローンのハードウェアシンセを設計できるものです。プログラミングのテクとアイデアさえあればこんな可愛いハードウェアシンセを作れてしまうんです。
Bivalvia Synthesisのサウンドは下のビデオで聞くことができます。
いよいよAKAI MPC 復活の時が来たようです。本日AKAI ProfessionalはMPCの新機種は2種類を発表。10.1インチのマルチタッチスクリーン付きの大型機種 MPC Xと、7インチタッチスクリーンと充電式バッテリを備える中型機種 MPC Liveです。両機種ともにスタンドアローンモードとしてコンピュータなしで動作することが可能なのと、これまでと同じようにコンピューターとハードウェアを接続してハイブリッドタイプのマシンとして使うことができるのが特徴です。スタンドアローンマシンになって嬉しいことはライブにおいて煩わしいセッティングをしなくて済む事や、コンピュータをステージに持ち込まなくてもいいことでしょう。音楽制作の現場でもコンピュータで音楽を作りたくない人やスクリーンを見たくないという人も大勢います。ところが、全ての人がコンピュータを取っ払いたいと思っているわけではありません。コンピュータには様々なプラグインがインストールされているはずですし、大型のアレンジになった場合にはDAWを使ったほうがパワフルだったり、コンピュータのスクリーンを見て作業した方が便利と言えます。つまり新しいMPC はハードウェアインストゥルメントとしての資質と、コンピューターと連携するハイブリッドマシンとしての資質を備え、状況に応じで使い分けのできる新しいタイプのドラムマシン(サンプルグルーブマシン)と言えます。
どのDAWを見てもディレイエフェクトは大概充実していますが、ちょっとワイルドでユニークなエフェクトが欲しいい人は是非このSpaceship Deplayをチェックしてみてください。
コルグのMonotron Delayにインスパイされ制作されたというSpaceship Delayは、ディレイという名前は付いているものの、コルグのMS-20をベースにしたフィルター、DynacordのテープディレイEchocord Super 76をベースとしたスプリングリバーブ、その他、ビットクラッシャー、フェーザー、チューブプリアンプ、ループを作るためのフリーズ機能など、Monotron Delay以外の機能も充実しています。
とてもシンプルながらもワイルドなディレイ体験を楽しめる、ビギナーの方にも優しい無償プラグインです。
MacOS、Windows対応、VST、AU、AAXフォーマット
ダウンロードはこちらから
来年の1月11日にドイツのハンブルクにコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルクがオープンする。建築設計を担当するのはスイス人ヘルツォーク&ド・ムーロンで、ビルにはコンサートホールの他にホテルや高級アパートが併設される。また、かつてから存在する赤煉瓦の倉庫部分と新設したガラス張りの建築物の中間部には公共広場が設けられ、来場者や市民は地上37メートルの高さから360度のパノラマが楽しむことができ、ドイツ国内では既に大きな話題となっている。メインとなるコンサートホールは地上から50メートルの高さに位置し、2100人を収容する。音響設計には日本の永田音響設計が携わっている。1月11日のこけら落としにはこのホールを拠点にするNDRエルプフィルハーモニーオーケストラが演奏を行う。
現在、公式サイトにはドローンカメラによって撮影されたコンサートホールの内部映像「Slow and Motion」が公開されている。スマートフォンならばスクリーンをタッチ、ラップトップならばスペースキーを押すことでドローンの飛行速度を2段階に分けて見れるのが面白い。それに合わせて音楽もクラシックとロックに切り替わり、この豪華絢爛な建築と風景をバーチャルに体験できる。
エルプフィルハーモニー・ハンブルクのドローンツアーはこちらから
Radio Gardenは世界中にある数多くのラジオ局を発見しリスニングできるサイトだ。世界地図に表示される黄緑色のドットをクリックするとラジオ局を選択でき、大きなドットを選択すると幾つかのラジオ局から選択ができる。どの国でどのような音楽が流れ、どのような言語が喋られているのか、知らない国についてふと思いを馳せることができる。ヨーロッパやアメリカからは比較的耳馴染みのあるエレクトロニック音楽を耳にする一方、南アメリカ、アフリカ大陸からは独自のメロディを聞くことができる。
サイトの「ジングル」というセクションでは様々なラジオ局の古いジングル(日本でいうなら「文化放送」のジングル)を聴ける。「ヒストリー」というセクションでは、ラジオ史上において重要なスニペットを聞くことができる。「ストーリー」というセクションでは様々な人物によるラジオとの体験が語られる。
Radio GardenはオランダのインタラクティブデザインスタジオStudio Monikerと、ビジュアル専門機関Netherlands Institute for Sound and Visionによって開発が行われた。共通の経験を通じて世界中の人々を繋ぐことがこのプロジェクトの目的だという。
現在、ドイツ・ベルリンで開催中のシンセサイザーのエキシビジョンSuperbooth 16。フランクフルトのMusikMesseとは違ってシンセサイザーだけにフォーカスしたイベントであることや、メッセほどの超ド級サイズの敷地ではないので、コーヒーをすすっていると横にDave Smith氏のようなシンセ界の大物がいたりすることもあります。
昨日ブースを見て歩いていてふと目にしたのが、かのLinn DrumやAKAI MPC 60を開発したRoger Linn氏。Linn氏は自身が2014年にリリースしたパフォーマンスコントローラLinnStrumentを肩にかけ、一人メロウな演奏をしていました。たまたま周りには誰もいなかったこともあり、ここぞとばかり、さっそくLinnStrumentsを試させてもらいました。
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