2015年にはいよいよApple Watch がリリースされることとなり、この先ウェアラブルデバイスが音楽制作環境にどのような影響を持ってくるのか気になるところです。iPhoneやiPadが新しい音楽制作のプラットフォームとして大成功を納めたように、Apple Watch をターゲットとして見ている音楽ソフトウェアディベロッパーも少なくはないに違いないでしょう。
Thalmic Lab開発するBluetoothアームバンドコントローラ「MYO」もウェアラブル時代の先端を行くデバイスとして期待されているものの一つ。アームバンド型センサーを上腕二頭筋にはめ、筋肉の動きを捉えることで手や腕の動きを理解していくことができるものです。価格はおよそ150ドルですでにプリオーダーも開始、ディベロッパー向けキットも用意されています。
9月にロンドンで行なわれたMusic Tech Festではこの「MYO」をMIDIコントローラとして使いAbleton Liveのループやプラグインシンセを操作するというデモンストレーションが披露されています。
筋力を使った演奏は力強く聞こえる?これもウェアラブル音楽デバイスの持つ一つの可能性でもあるように感じます。
ピアノやギターを弾けなくてもiPadのスクリーンをタッチすることで音楽を演奏することが出来てしまうワンダフルなアプリGestrument。このGestrument次期バージョンはMicrosoft Kinect 360 カメラ に対応するようで、開発者らによるリサーチビデオが公開になっています。ビデオではジャグラー使ったり、新体操のようなジェスチャーを行いながらアプリをコントロールしている様子が映されています。Kinectカメラと音楽プログラムの融合は近い将来でもっとも楽しみにしていることの一つです。
App Storeにて¥800
5月に発売が開始されるUSBモーション入力ディバイスThe Leap Motion。このブログでも何度も紹介しているように、The Leap Motionは手のジェスチャーによってコンピューターを操作することができるもので、これをもし音楽制作に使うのなら、iPadのタッチスクリーンが私たちに与えてくれた経験より、もっと新しい経験になるのかも、、ということで個人的にはとても楽しみにしているディバイスです。
The Leap motionもアップルストアと同じようにAirSpaceという名前のアプリストアが開設され、ディバイスが発売される5月13日に同時スタート。ゲーム、音楽、フィットネス、ビジネス、ソーシャル、様々なジャンルのアプリの発売が予定されているようです。早くもそのAirSpaceの認可を受けている音楽アプリがGeco for Leap。
ライブパフォーマンスの為に開発されたGeco for LeapはジェスチャーでMIDIをコントロールすることができるもので、手を左右に動かすこと、前後に動かすこと、手のひらを開け閉めすること、手のひらをねじること、両手を同時に動かすことによって40種類のジェスチャーの認識が可能になり、すべてのジェスチャーはMIDI CCにマッピングすることができるようになるそうです。上のビデオはGeco for LeapでNIのソフトウェアシンセサイザーRazorを操作している様子ですが、ビデオを見るかぎりレイテンシーにも全く問題はなさそうです。ビジュアルフィードバック付き。ジェスチャー解説マニュアルもすぐに呼び出せるようです。Geco for Leapは$9,99 そしてThe Leap Motionは$79,99 およそ$100でジェスチャーMIDIコントローラが手に入るまであと1ヶ月!!
Geco for Leap
* 40 different control streams with both hands
* any control stream can be mapped to MIDI CC and Pitchbend messages on 16 different channels
* instantly switch between related control streams by opening or closing your hands
* carefully designed GUI for an immediate overview of the active MIDI mappings
* real-time low-latency visual feedback of your hand movements and MIDI data
* integrated virtual MIDI port on MacOSX
* connects to any known MIDI output port on your computer
* fully customisable user interface (colours, graphical elements)
* flexible document management that can be loaded while performing gestures
* high performance and near-zero latency engine with virtually no CPU impact when the real-time visualisations are hidden
* MIDI decimation setting to allow integration with legacy hardware that has limited MIDI bandwidth
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