iOSのホストアプリ(GarageBand、Cubasis、Modstep、AUMなど)はAudio Units for iOS フォーマットのプラグインを使うことができるのですが、実際の所はこのフォーマットのプラグイン(アプリ)自体がほんの数個しかなく、ユーザーとしては、いつからこのAUiが本格始動するのか気になっていたところなのです。例えばArturiaのiSEMは早くからこのAUiに対応していますが、他に目立つところと言ったら、Viking Synthというバーチャルアナログシンセ、、ま、この位らいなかったのです。ところが今月に入ってから徐々に明るい兆しが見え始めてきたのです。
AUになると何が一番便利なのかというと、ホストアプリ上ですべての機能を操作できることにあります。つまり、AudiobusやInter-App Audioと違い、「こっちのアプリに行って、また戻って、またこっちに行って、、」というような煩わしい操作をしなくて済む。それからホストアプリからプリセットを選ぶことができる。AUパラメーターやMIDI CCパラメーターをオートメーション操作できる。それから一つのプロジェクトの中で同じプラグインをいくつも同時に立ち上げることができる。コンピューターのAUプラグインに近い感覚で操作できるようになるわけです。
さて今日のニュースは、Bram Bosが新しくリリースしたドラムシンセRuismakerです。おそらくこれが世界初のAU for iOSフォーマットのドラムシンセになるのだと思います。
では、Ruismakerはどんなドラムシンセなのでしょうか?
多くの新機能を備えたGarage Band for iOSのニューバージョン2.1がリリースされました。目玉となる新機能は、音源ループやDJスタイルのエフェクトをリアルタイムでトリガーしながら曲を構築できるLive Loops(画像上)です。これまでのようにタイムラインに沿ったシーケンスだけではなく、パターンベースでの曲作りが可能になります。
さらに、デスクトップバージョンのGragebandやLogic Pro Xにはすでに搭載されているバーチャルDrummer機能や、オートメーション機能が追加、iPhone 6sの3D Touch技術を使うアフタータッチ機能にも対応しています。また、iOS 9の新機能である「AU(Audio Unit)プラグインの読み込み」にもやっと対応しました。
GarageBand 2.1の主な新機能
- バーチャルなセッションドラマーを曲に追加
- シンプルEQ、Compressor、コントロール記録を使ってミキシング
- 音量のオートメーション操作
- Touch Instruments のコントロールを記録
- マルチトラック録音 (iPhone 5s、ipad Air、iPad mini2以降のデバイス、他社製のオーディオインターフェイスの使用で32トラックの同時録音)
- Live Loopsを使ってDJスタイルで音楽を作成(iPhone 5、5c、iPad 4G以降のデバイスに対応)
- ベースプレイヤーのための新しいAmp
- 1000以上の新しいサウンドとループ
- iCloud Driveへのプロジェクトセーブ、ロード
- 3Dタッチ(iPhone 6s、6s Plusのみ対応、ポリフォニックアフタータッチの演奏)
- AU(Audio Unitプラグイン対応)
- Appleの新アプリ、Music Memosとの連携
アップルはGarageBand for Mac OS のアップデートバージョンリリースのアナウンスをしました。iOSアプリ通ならば、上の画像をみただけでピンと来るかもしれませんが、Camel AudioのAlchemy シンセがGarage Bandの新機能として搭載されるようです。今年の初めに、Camel AudioはAppleによって買収されたというニュースがありました。
Garage Band 公式ホームページによると、この新しいシンセエンジンは『EDMやHip Hopにインスパイアされた100のシンセサウンド』を搭載し、Transform Pad で演奏することができるとのこと。つまりこのPadはLogic ProのDrummerコントロールと同じように起動し、SculptureのようにXY操作することができるもののようです。公式HPにはデモ演奏のビデオが掲載されており、メロディ演奏をしたり、フィルター操作をしたりしていますが、どれもとても良いサウンドに聞こえます。
GarageBandの新バージョンのリリースは6月30日。この日はAppleは定額音楽サービス「アップル・ミュージック」がアメリカ国内で開始となる日で、もしかしたらGarageBandで作ったコンテンツを「アップル・ミュージック」にアップロードできる機能も付いているのではないかと?いう噂もされています。そうなると、Logic Pro X にも何か新しい流れが起こることが容易に予想できますが、まずは今月末のリリースを待ってみることにしましょう。
Apple GarageBandがバージョン1.4をリリース。なんとAudioBusに対応!Korgのアプリ、Animooog、Cubasis、PPG、Sunrizer,,,,などAudioBus対応のアプリのサウンドをGarageBandから直接再生録音できるようになりました。MIDIコントロールはまだできないようです。しかし、iOSアプリが一つにまとまる瞬間を見ているようでユーザーとしては単純に嬉しいです。
AudioBus は昨日よりSDKの一般公開始めました。本当にスタンダードになったAudioBusに乾杯!
App StoreにてAudioBus半額セール中
Garage band for iOS バージョン 1.4 の新機能
• Audiobus 対応の音楽AppをGarageBandから直接再生/録音できるようになりました*
• “グリッドに沿う”機能がオフにできるようになり、リージョンやノートの編集作業時により細かく精確にコントロールできるようになりました
• 他社製オーディオアクセサリをヘッドフォン/マイクロフォンジャックに接続している場合にフィードバックが発生する原因となる問題を修正しました
* iPhone 4S、iPod touch (第5世代)、iPad 2以降が必要です。Audiobusは別売です。
App StoreにてGarageBand for iOS ¥450
先ほど終了したばかりのアップル新作発表会。Garagebandのアップデートは期待通りのものとなっています。早く試してみたいのはジャムセッション。最大3人の仲間と一緒にワイヤレスジャムセッションを行うことができるようになります。エレクトロ系の音源やストリングス音源も追加されており、楽曲作りもより楽しくなることでしょう。さすがアップルのアプリ。やはり音楽アプリの代表格ですね。
GarageBand for iOS 1.2本日リリース。
主な新しい機能は次の通り。
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ずっと前から挑戦してみたいと思っていたGarageBand for iPadでのトラック制作。使用機材はiPadのみでどこまでできるのかがんばってみました。コンピューター版GarageBandに比べたら制限だらけの機能なので、かゆい所に手が届かないような思いをしながらの制作時間2時間。トラックは懐かしい雰囲気の歌謡ポップ。ボーカルトラックの予定ですが今回はカラオケのみです。展開はイントロ、Aメロ、Bメロ(サビ)、間奏、Bメロ(サビ繰り返し)、エンディングという典型的なパターン。上の写真は完成したトラックのアレンジ画面。
コンピューターに比べて断然に狭いiPadのスクリーンでは、この(写真上)ソングセクションという機能を使ってそれぞれのセクションをアレンジしていきます。それぞれのセクションに集中して作業が出来るという点で、この機能は悪くないと感じました。
さすがにiPad上のキーボードで和音を弾くのは大変なので、自動的に和音を生成してくれるSmart Keyboardを使ってみました。和音は限られたものしか用意されていませんが普段手弾きでは出来ないこともできたりするのでプレーしていて楽しかったですね。(イントロで使用)
ギターフレーズも同様、SmartGuitarを使い和音を選択し、AutoPlayで自動的にギターアルペジオを演奏させています。ギターを演奏できない筆者にとってはありがたい機能。
リズムはトラックではApple Loopsのカントリー系のリズムサンプルを使ってみました。エフェクター類がもうちょっと充実するといいのですけどね。間奏部。気合いのエレピソロにチャレンジ。やはりGarageBandでMIDIエディットが出来ないのはどうかと思ってしまうところです。間違いを修正できなかったのでエコーを多めにしてごまかしています!!
さて完成したトラックです。もう少し手を入れたい箇所はいろいろあるのですが、どうでしょう? はやくメロディーをつけてあげたいですね。
Garageband demo trakc no1 by ikkuberlin
GarageBand for iPadについて 音楽作りを経験している人にとっては、シンプルな曲のデモを作ったりするのにとてもいいアプリだと感じました。むしろこのくらいシンプルな方が音楽的にはいいのではないでしょうか。しかしやはりMIDIのエディット機能はぜひ次のバージョンアップで搭載してもらいたいですね。それから欲をいえば、アレンジ画面にトラックのソロ、ミュートスイッチが付いていればより便利なんですけどね。
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