Image LineのDAWソフトウェアFL StudioのメジャーアップデートバージョンFL Studio 11がリリースになったばかり。パフォーマンスモード機能の追加、マルチタッチ操作、その他、新しいブラグインの追加など、多くの機能が追加されているFL Studio 11。これまでのユーザーは無償でアップデートできる。下のビデオはイントロダクションビデオ。

 

パフォーマンスモード

Ableton Liveのクリップビューと同じように、クリップをトリガーしていくことができる機能で、MIDIコントローラ、コンピューターキーボード、タッチスクリーン(Windows)を使った操作が可能になっている。対応しているコントローラは、AKAI APC20/40 、Novation Launchpad、Lemur、 Livid Block、 NI Maschine/Mikro  KORG padKONTROL、 NI Traktor Kontrol などすでに多くのもの。エフェクターモジュールはコントローラやマルチタッチスクリーンにマッピングすることが可能になっており、FL Studioを使ったライブパフォーマンスに焦点があてられている。

 

新プラグイン

  • Bass Drum  シンセサウンド+サンプルサウンドをレイヤーするキック・ベースに特化したパーカッションシンセサイザー
  • Groove Machine Synth マルチティンバーのグルーブシンセサイザー+FXチャンネル
  • Effector    Kaoss PadのようにX-Y軸で入力することが可能なマルチエフェクトユニットで、マルチタッチ操作にも対応。内蔵する12のエフェクターは Distortion、Lo-Fi bit reduction、Flanging、Phasing、Filter (low/high pass)、Delay、Reverb、Stereo panning & binaural effect、Gating、Granulizer、Vocal formant and Ring modulation
  • Patcher   いくつものエフェクトを同時に利用するエフェクト・チェーンをセーブ、リコールすることのできる機能。新しいユーザーインターフェイスと新しいボイスエフェクトの追加
  • VFX Key Mapper
  • VFX Colour Mapper

 

アップデートプラグイン

  • FL Flowstone   Max for liveのようなディバイス構築キット。スクリプト言語Rubyを搭載、シンセやエフェクターを創作できるだけでなくコントローラやUSBディバイス、Wifi、webカメラなども操作することのできるプログラミングが可能になるそう、、
  • Newton 2   Warp EditorとVibrato editorが追加。Warp Editorはモノラル素材、ポリフォニック素材の両方に対応しており、ドラムトラックやボーカルトラックのクオンタイズやタイミング修正が可能。Vibrato Editorはビブラートのエフェクトを一から作ることのできるエディター。

その他、ピアノロールを使うMIDIエディターの機能も向上。Monophonic brush mode、Strum tool chop Chordsはとても便利そう。

ライブパフォーマンスモード、Windowsマルチタッチ対応、Rubyでのディバイス構築、ボーカル修正など多くの新機能。とにかくものすごい勢いを増しているFL Studio。凄いのは、ほとんどすべてのディバイス(Mac、PC、iOS、Android)に対応するバージョンが用意されているところ。デモバージョンはWindowsのみ、しかしMac Boot Camp (windows 7/XP/Vista)でも動作可能。

 

Image Line

 

 

 

 

 

 

 

 

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