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Native Instruments が開発した4チャンネルのマルチトラック・オーディオフォーマットSTEMS。これまではBeatPortなど大手オンライン音楽ストアで既製品のトラックを買うことしかできませんでしたが、今日からは正式に、自分のトラックをStemフォーマットに変換し、TRAKTORコントローラを使って演奏できるようになります。

まずはベルリンのDJ/プロデューサーNGHT DRPSのインタビュービデオをどうぞ。Stemsをどのように使うのか語ります。

 

 

それではさっそく、Stemsファイルを作ってみましょう。

Stemsの作成に必要なものは、以下の通りです。

 

 

1.Stem Creator 

Stems公式ページよりStem Creatorを無償でダウンロードできます。インストールはごく簡単。

 

2.4つのステムファイル

まずはDAWソフトウェアやオーディオエディターなどを使って、曲を4パートに分ける準備をします。たとえば(下の画像)は私のAbleton Liveで行っているプロジェクトなのですが、全部で18のトラックを使っています。これを大きく4つに分け、それぞれをAIFFかWAVかApple Lossless (ALAC)にバウンス(書き出し)します。分け方はひとそれぞれだとは思いますが、大概はドラム、ベース、メロディー、残りのパート、といったところではないでしょうか。DAWによって便利なバウンス機能が付いているものもありますが、私はバウンスしたいパートだけをソロにして、これを4回繰り返します。

もしDAWソフトウェアのマスターでイコライザーを使っていたり、ステレオイメージを作っている場合には、それらのエフェクター成分を含めてバウンスすることが勧められています。

 

3.ステレオマスターのファイル

Stemsは4つの音楽要素をコントロールできるものですが、Stemsを作成するにはAIFFかWAVかApple Lossless (ALAC)のステレオマスターミックスファイルも必要です。

たとえばiTunesのようなプレイヤーでStemsファイルを再生すると、このステレオマスターが流れることになります。TRAKTOR PROソフトウェアでStemsを再生した時は、このファイルの音は聞こえません。

 

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Stemsの作り方

ファイルの準備が整ったら、これら5つのファイルをStem Creatorにインポートしていきます。並べ方は人それぞれですが、なんとなく一番上はドラム、2番目はベースなどといったようなルールを決めておいたほうが後々便利かもしれません。各ステムの名前も変更することができます。

Stem Creatorにはマスタリング機能としてコンプレッサーとリミッターが付いています。特に作りたてのトラックは音量が小さいことが多いのでこれらのマスタリング機能を使いレベル調整を行います。シンプルな作りですが、パンチのある一定のクオリティを持つサウンドを簡単に作ることができます。

インターフェイス中央のプレイボタンを押すと音が流れ始めます。プレイボタン左にある トグルボタン(STEM MIXとMASTER FILE)で、Stemsミックスと先ほどインポートしたステレオマスターの音を聞き比べることができます。できる限りステレオマスターの音に近づくようにマスタリング作業を進めていくこと良いです。

 

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タグ、画像をつける

マスタリングを終了したら、カバーアート用の画像を付けたり、タグをつけることができます。もちろんタイトルやアーティスト名も入力しておきましょう。Stemsフォーマットでリリースを考えている人にとっては重要な箇所なので、マニュアルを参照してください。

 

EXPORT!

以上の設定が終わったら、右下にあるEXPORTボタンを押しましょう。Stemsファイルが出来上がります。

拡張子は.stem.mp4

こんな感じで出来上がっています。

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このファイルをTRAKTOR PRO 2 にロードし、STEMS対応コントローラを接続すると。。。スクリーンにはStems波形が表示され、プレイ可能になります。

トラックをミュートしたりソロにしたり、エフェクトを足したり、ループを作ったり、まるで自分のトラックを分解してそして再構築しているような、そんな全く新しいDJ経験、音楽演奏を味わうことができます。皆さんもぜひお試しを。

 

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STEMS

 

 

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