CDの音とレコードの音はどちらが良いか?


http://www.youtube.com/embed/TsMpHDc7sGE

CDの音とレコードの音はどちらがよいのか?という話題は今でも音楽愛好者の間ではよくもちあがるトピックス。レコードの音はより暖かみのある音で、CDの音はもっとクリアーで、、云々。

さて、上に紹介しているビデオではRed Hot Chilli Peppersの’I’m with You’というトラックのCDバージョンとレコードバージョンの聞き比べをしています。どちらも同一のエンジニアによってマスタリングされたものなのだそうです。

まずレコードバージョンの方は、音の波形が大きく波打っているのがわかると思います。特にサビのメロディーの部分で波形が大きくなっています。それに対しCDバージョンの方の波形はほとんど平な状態。そして右側に表示されているメーターではレコードだと大きくメーターが上下する(9dbの幅)のに対して、CDバージョンではほとんどメーターが動かない状態(4dbの幅)。音を聞き比べてみると特にドラムの音とギターの音が違います。レコードの方はクリアーに聞こえるけれど、CDの方がなんだか人工的。明らかにCDバージョンには派手なコンプレッサーがかけられているようです。

もちろんCDとレコードの音は違うもの。でもここでわかる事はマスタリングの作業の段階で故意にこのような音のクオリティの違いが作られているということ。なのでCDがいいかレコードがいいかというよりも、このマスタリングがいいか悪いかという話になってくるわけです。

しかしどうしてRed Hot Chilli Peppersはこのようなクオリティの違うバージョンを作ったのでしょうか。レコードバージョンは一部のオーディオレコードマニアの為なのか、それとも昨今のコンプレスしすぎた産業音楽へのアンチテーゼなのか。

 


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“CDの音とレコードの音はどちらが良いか?” への1件のコメント

  1. 鈴木  寛のアバター
    鈴木  寛

    現在当然CDがメインソースですが,LPと聞き比べると、明らかに,CDの音がベールがかかった音に聞こえます、。装置ですが、中古で購入したものがほとんどですが、300万ほどかけてます。30年前、友人宅でアルテックA5を聞き、感動してオーディオを始めたのですが、当時のCDより最近のCDソフトは音質は良くなっていることは間違いありませんが,CDで感動する音を追い求めてきた私にとっては、もう少しだと思います、今までCDPハードで、印象が強いのは、ナカミチの1000 ワディア
    エソテリックなどです、ちなみに今使っているのはEMT986です。

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