Native Instrumentが提案する新しいデジタルDJの形
DJソフトウェアTraktor2.5が先日リリースされた。スムーズに音楽をミックスしていく伝統的なDJスタイルだけでなく、デジタルDJの新たなパフォーマンススタイルとして期待される新機能Remixdeckが最大の目玉。

このRemixdeckはTraktorバージョン2から搭載され始めたSampledeckがパワーアップしたもの。考え方としてはAbletonLiveと同じで、サンプルファイルを様々な組み合わせで再生していくことで、音楽演奏を可能にする。

1つのデッキには4つのスロットが装備されている。各スロットには16のサンプルを読み込むことができ、つまり1デッキにつき合計64のサンプルを読み込むことができることになる。サンプルは、Trackdeckでプレーしている曲をリアルタイムでキャプチャーすることができたり、ハードディスクに保存してあるサンプルからの読み込みができる。

RemixdeckにはTrackdeckと同様に、テンポ、タイムライン、トランスポートコントロール、FXルーティング、シンク機能が搭載されており、Remixdeckをマスターテンポにすることや、DVS(デジタルヴァイナルシステム)や他のコントローラのジョグホイールによるスクラッチ再生も可能になる。

そしてKontrol F1はそのRemixdeckを完全コントロールすることのできる今のところ唯一のコントローラー。Remixdeckのほとんどの機能はマウスを使いソフトウェア上でコントロールできるものなのだが、F1はRemixdeckの持つ可能性をフィジカルに解放してくれる。

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Bucephalはプラグインエフェクター。2基のディレイをパラレルに使うことで、普通のディレイとは違ったグリッチ、ノイズ的な実験サウンドを作ることができる。2秒までのディレイレンジ、モジュレーション、LFO、エンベロープを使い、ちょっとした短いサウンドでもあっという間に世界は広がっていく。もっと派手に動かしたい時にはランダマイザー(RND)ボタンでパラメーターを自動的に変換させてみよう。

6月8日まで€10 通常価格€20 デモ版あり。

Inear Display

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パワードリルを使ってシンセのツマミを回転させてみようという、やや過激な実験。ここでは矩形波のオシレーターピッチを動かしているようです。これぞまさしくウォッブルシンセか。もし自分でもやってみようと思う人、シンセだけでなく自分自身まで傷つけてしまわぬよう十分気をつけてください。まずは下のビデオで効果の程をごらんください。

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コンピューターを使わずにサウンドを視覚化するEmre氏によるプロジェクトVisible Voice。スピーカーから発する音の振動が、レーザー光線と鏡を伝い、リン光を出す回転式円盤に描き出されています。先日の金環食を思い出すような美しい映像。下のビデオからどうぞ。

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プラグインソフトメーカーとして有名なOhm Forceより発表されたOhm Studio。インターネット上で世界中の登録ユーザーとリアルタイムに音楽作りを行うことができるDAWソフトウェアで、長い間待ちこがれていたこのソフトウェアのベータ版が昨日より一般無料公開されています。

DAWソフトウェア的にはLogicやCubaseの簡易版といったかんじで、MIDIシーケンスとオーディオレコーディングをもとに音楽を制作し、付属するプラグイン、もしくは自身が持つVSTプラグインを使用することもできる。付属するプラグインはOhm ForceのプラグインコレクションとG-forceのバーチャルシンセ。これだけでも相当楽しめることは間違いないでしょう。

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