コルグは、コンパクトMIDIコントローラnanoシリーズの新バージョン、nano Key Studioとnano KONTROL Studio を発表しました。
両モデル共に、Bluetoothにも対応しているのが特徴で、ワイヤレスで、コンピューター(Mac/Windows)及びモバイルデバイス(iOS)に接続できます。また電池(単4×2)での駆動も可能なので、気軽に外に持ち出すこともできます。
nano Key Studioは、25鍵キーボード(ベロシティ対応)、8ノブ、8ドラムパッド、XYパッドを搭載しています。鍵盤はバックライトが付いており、音程に合ったおすすめのキーを教えてくれるなど、光るガイド役として働いてくれます。
nano KONTROL Studioは、トランスポートキーとミキサーセクション、ジョグシャトルを搭載しています。Logic/Garage Band向けのコントロール・サーフェス・プラグインが付属し、面倒な設定なしに最適なセッティングで動作します。
両モデルに付属するソフトウェアバンドルの内容は以下の通りです。
iPad / iPhone 用アプリ
- KORG Gadget Le(音源内蔵 DAW 音楽制作アプリ)※3 月ダウンロード開始予定
- KORG Module Le for iPad(ピアノ・キーボード音源アプリ)
- KORG Module Le for iPhone(ピアノ・キーボード音源アプリ)
Mac / Windows 用ソフトウェア
- KORG Legacy Collection – M1 Le(シンセサイザー音源)
- UVI Digital Synsations(シンセサイザー音源)
- AAS Ultra Analog Session(シンセサイザー音源)
- AAS Strum Session(アコースティック・ギター音源)
- AAS Lounge Lizard Session(エレクトリック・ピアノ音源)
- Propellerhead Reason Limited(DAW 音楽制作ソフト)
- Ableton Live 50 ドル割引クーポン(DAW 音楽制作ソフト)
イギリスのレコードレーベルPoly Kicksは、アーティストHaroon Mirzaによる2枚組のロックドグルーブ・レコードをリリースすることを発表しました。
ところで、ロックドグルーブってなに?
レコードの再生が終わると、レコード針はラベルの外側を永遠に回り続け、埃っぽいノイズを鳴らし続けます。それを聞き続けていると、リズムループに聞こえ、なんだか気持ちよくなったりすることが稀にあります。あの音のことをロックド・グルーブと言います。グルーブという単語は、「リズムのノリ」という意味で使うことが多いですが、辞書を調べてみると、「レコードの溝」っていう意味もあるんですね。つまり、「ロックされた溝(グルーブ)」という意味なのです。かつて、ビートルズも「サージェント・ペパーズ」のUK版LPレコードのB面に、ロックドグルーブを使った隠しトラックを収録し、多くの物議をかもしました。
Haroon Mirzaの場合は、ダンボールやガラス、ビニールテープを使い、自身で12インチのお皿を作ります。これをターンテーブルでプレイし、レコード針がビニールテープに引っかかりノイズを発します。Haroon Mirzaは様々なパターンのループとエフェクターをミックスし、タフなビートを作っていきます。
下のYoutubeビデオではロックドグルーブ製作過程が映されます。
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1979〜1980年にカルト的に人気を誇った、アメリカElectro-Harmonixのアナログ・ドラムモジュールSuper Space DrumとCrash Padが復刻されることになりました。フットペダル型エフェクターの筐体の中には、当時の回路が忠実に再現されています。まずはイントロダクションビデオをとうぞ。
超80s サウンド!おじさん的には昔々流行ったCCBなんかを思い出してしまいますが、このゴッツイドラムパッドのスタンドがなんともカッコいいです。ステップシーケンサーやエフェクターを一緒に使う操作も楽しそうです。ドラムマシン1台ではなく、小型モジュールを何台も組み合わせてキットを作るというのも、なかなか素敵なアイデアです。
Super Space Drumは、深みのあるキックからハイトーンのタムやSci-fiサウンドを得意としています。音を出すには、搭載するトリガーボターンを押すか、外部ドラムパッドを接続してゲート信号を送ることになります。MIDIは付いていません。
Crash Padはパーカッション系サウンドやスネア、シンバル、ハイハットを得意とする他に、オシレータースウィープのようなサウンドを作ることができます。また、外部から入力したサウンドにレゾナントフィルターをかけて出力することも可能となっています。エクスプレッションペダルやCV信号の入力も可能で、リアルタイムでフィルターを操作することができます。
価格の記載はまだありません。
下のビデオは1980年のオリジナルSuper Space Drumのデモビデオです。コースターのようなパッドがなんともイカしてます。
Pioneer CDJのフラッグシップモデルがリニューアルされ、CDJ-2000NXS2としてデビューします。
特に音質の向上が大きくアピールされており、内蔵サウンドカードは96khzにまで対応、高品質オーディオフォーマットFLACの再生にも対応します。また、新しいCDJはタッチスクリーンを搭載、MIDIインプットに対応していることも大きな特徴です。
ここ数年のCDJ関連製品はCDの再生機能が省かれることも多くなってきましたが、CDJ-2000NXS2はCDやDVDの再生も可能です。対応するオーディオメディアは、iOSデバイス、アンドロイドデバイス、SDカード、コンピューター(Mac/Windows)オプティカルドライブ (CD, CD-R/RW, DVD±R/RW/R-DL)となっています。
DJが必要としているほとんどすべての機能を搭載しているといても過言ではない、そんな堂々としてスペックを誇るCDJ-2000NXS2は、2016年2月からの発売、価格は$2299となっています。
CDJ-2000NXS2の主な特徴
- 96kHz/24 bit サウンドカード内蔵、32-bit D/Aコンバーター(ハイエンドDJプレイヤーにふさわしいベストな音質)
- FLACとALACフォーマット対応
- フルカラーのタッチスクリーン(キーボードが表示されトラックの検索が可能、マルチカラーの波形、波形ズーム)
- 4つのホットキューボタン×2バンク
- MIDIコントロール、(DDJ-SP1コントローラから4台のCDJ-200NXS2の操作が可能に)
- フラクショナル・クオンタイズ (1/8、1/4、1/2のクオンタイズレベルの設定可能)
- Pro DJ link
- Beat Gridの機能向上
- フェーズメーターの表示性能向上
- rekordbox djのHIDコントロール対応
もうすぐNAMMということで様々なリーク情報が出回り始めています。まずはコルグから。ファン念願のアナログ・ポロフォニックシンセサイザーが投入されるようです。名前はMinilogue(ミニローグ)、4ボイスのアナログシンセで、ユニゾンモードやポリモードのほか、8ボイスで発音することも可能のようです。フロントパネルには41のコントロールノブを装備、その他小型オシロスコープや、16ステップのシーケンサーも装備しています。シーケンサーは4つまでのパラメーター・オートメーション入力が可能とのことです。
miniと言うくらいですからミニ鍵盤搭載なのでしょうか?それともMiniMoogへのオマージュなのでしょうか?スェーデンにminilogueというナイスなテクノデュオがいたことも思い出します。果たして価格は?!
NAMMは今月21日から始まります。公式発表が出次第、また詳しくお伝えします。
via Matrixsynth
昨年末、Abletonはデバイス間のタイミングをワイヤレス・ネットワークを介して同期するテクノロジーLinkを発表しました。複数のAbleton Liveの同期だけではなく、Link対応のiOSアプリ間での同期も行うことができる技術です。Ableton Liveに搭載するLinkはまだベータバージョンの段階で、一般に公開されていませんが、Link対応のiOSアプリはすでにいくつかリリースされています。私もいくつか試していますが、正直言って大満足です。驚かされるのはそのタイミング精度の良さ、そして設定に全く手間がかからないことです。
これで Ableton LiveとiOSアプリの同期問題はほぼ解決です。ではハードウェアも使ってセッションしたい場合はどうしたらよのでしょうか?
新しくリリースされたLINK TO MIDIは、ハードウェア機材にAbleton Link機能を加える無償iOSアプリです。iPhone/iPadをMIDIクロックに対応するハードウェア機材に接続することによって、ハードウェアもLinkセッションに参加できるようになります。
接続には適切なMIDIインターフェイス(カメラコネクションキット、iRig、iConnectivityなど)が必要となります。まずはAira TR-8を使ったデモンストレーションビデオをどうぞ。
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