Ableton LiveとNI TRAKTORをコントロールするiPadアプリ「Conductr」のバージョン2.1がリリースされました。開発はスペイン拠点のPatchworksです。
iPadを使うコントローラアプリは数々とありますが、Conductrはユーザーが必要な機能だけを集めコントローラをレイアウトすることのできるアプリです。見ての通り、色使いやデザイン性も素晴らしいです。
Conductr 2.1 ではAbleton Liveのためのドラムパッド・モジュールBrandlが追加され、Ableton Liveに立ち上げたDrum Rackをリモート演奏することができるようになります。Brandlには2つのモード(パッドモードとエルゴノミックモード)があります。パッドモードはよくある4×4のMPCタイプのパッドを使うモードです。もう一方のエルゴノミックモード(画像上)では、ユーザーの指使いに合わせiPadのスクリーンが5分割され、それぞれのエリアにアサインしたドラムインストゥルメントを演奏できるようになります。
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先日米国シカゴで開催されたシンセ・コンヴェンションKnobcon にて、シンセメーカー・モーグは次の新製品はユーロラックモジュラーシンセMOTHER 32 となることを発表しました。Knobconのモーグ展示場にはMOTHER 32のプロトタイプが置かれてはいたそうなのですが、来場客は一切の写真やビデオを撮ることが禁じられていたとのことです。
Synthetopiaが公開しているスペック表によると、MOTHER 32 はデスクトップラックの中にユーロラックサイズのコンポーネントが複数収納されたシンセサイザーで、オーディオやCVやシーケンサー制御のためのパッチポイントが32箇所あるとのことです。
注目したいのはシーケンサーが内蔵していることです。シーケンサーは32ステップ、各ノートに対してパラメーター(レングス、アクセント、グライド)コントロール可能で、64までのシーケンスパターンをセーブ可能。
モジュラー界のモンスター、モーグがユーロラック界に参入! といっても正直なところあまり驚きはありませんが、モーグが身近な価格の製品をリリースしてくれるということが良い意味で驚きです。
詳細はまもなく発表。価格$599、10月1日販売開始。
Sinevibes が新しいAUプラグインソフトウェアHologram をリリースしました。Hologram はインプットした音を全く別の音に作り変えてしまうエフェクターで、「シンセシス」と呼ばれている手法が使われています。たとえばドラムループにこのエフェクトかけてみると、リズムパターンは同じなのですが、思いもしなかったような不思議なシンセサウンドに作り変えられます。
インターフェイスには64バンドまでのスペクトラム・アナライザーが表示され、このバンド数を変えると音数が増えたり減ったりします。さらに2つのモジュレーション・セクション、各モジュレーションには8つのLFO波形やChaos、lagなどのパラメーターがあり、ちょっとした音階のあるパターンであったり、複雑怪奇なサウンドを作れたりもします。エフェクターのようでシンセサイザーのような不思議なエフェクター。
いつも通りの退屈なドラムパターンにこのようなエフェクターを使うときっと面白いはずです。サウンド的にはiOS アプリImpaktor に似ているかも。まずはデモ(数秒おきにノイズが入る)を試してみてください。
Hologramの価格は29ドル
ゴム製の柔らかい鍵盤と圧力センサーを使い、これまでのキーボードでは不可能だった繊細な表現力を持つ次世代のMIDI キーボード「Seaboard GRAND」 の新しいバージョン「Seaboard Rise」が発表になりました。
新しいSeaboardは、2オクターブのゴム製キーボードやトラックパッド、スライダーなど5種類のモジュレーションコントロール(ストライク・グライド・スライド・プレス・リフト)を備え、これまでよりもコンパクトなサイズになっています。また、BluetoothMIDIやチャージ式バッテリーが採用されたことにより、デザインの上でもよりスリム化が図られています。Seaboard GRANDの最も大きな問題だった価格(2.199ユーロ〜)が大きく緩和され、Seaboard Rise は799.99ユーロ。
「マルチディメンション式ポリフォニック・エクスプレッション・コントローラ」と呼ばれる新世代のMIDIキーボードがより身近なものとなりました。
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