レゴと音楽作りの相性はピッタリのようです。現在バルセロナで行われているSonar Music Festival Music Hack Day 2014 ではレゴを使ったフィジカルシーケンサーLego Techno 2.0 が注目を集めているようです。

Lego Techno 2.0 はレゴブロックの配置によってシーケンスパターンが作られ、透明のタイルのようなものを動かすとパターンを変えることができるようです。ウェブカメラによってこれらの動きが読み取られ、OSCとMIDI 信号が作られます。

MIDI信号はMaschineソフトウェアとArduinoに送られ、CVに変換した信号によってittle bits のシンセキットをならしているようです。また、OSCは別のコンピューターに送られ、ビジュアルを作っているようです。

Native Instruments のディベロッパーらによって制作されたナイスなハッキング。

⬇️のビデオはストックホルムで行われたMusic Hack Day の模様ですが、こちらのLego Technoはエフェクター操作も可能のようです。

 

 

 

 

 


Native Instruments のiOSアプリiMaschine が初めてリリースされたのは2011年の11月。2トラック分のドラムパッド+2トラック分のキーボードトラックを使ってグルーブ製作を行うことが出来るアプリ。

電車の中で気軽にビートを作ったり、携帯サンプリングマシンとして簡単にレコーディングすることができるなかなか重宝するアプリです。しかも、ここで作ったビートを本家Maschineにトランスポートすることもでき、スタジオに行ってから本格的に作り込みに入ることが可能です。

これがどういうわけかリリースされてから一度もアップデートされず、半ば見捨てられていたかのように思われていたアプリではあったのですが、本日iMaschine の初のバージョンアップバージョン iMaschine 1.1  がリリースとなりました。

新しいバージョンではiPadにも最適化され美しい画面で操作することができるようになりました。iTunesに入っているトラックからサンプリングすることができるようになったり、XYパッドを使ったエフェクター操作も可能になっています。

 

 

もうひとつのiMaschine 1.1 オフィシャルビデオはJamie LidellとQkidzのコラボレーション。見てるだけで愉快になれるナイスなビデオ。

 

 

 

バージョン1.1 の新しい特徴

  • iPadワークフローの最適化
  • iTunesからのサンプリング機能
  • 無償の「Quantum Collection」サウンドパック
  • ミキサーページのXYパフォーマンスコントロール
  • スワイプによるリドゥー・アンドゥ
  • GUIの向上
  • 強化されたサンプリング編集機能により調節可能となったスタート・エンドポイント
  • iPhone5 スクリーンサポート
  • メトロノームオンオフスイッチの装備

App Store にて¥500

 

 

 

 

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Native Instruments のMaschine。昨年末にMaschine Studioという大型ハードウェアコントローラがリリースされ、これに伴いMaschine ソフトウェアもバージョン2.0 に大きくアップグレードしました。このアップグレードしたソフトウェアがマルチコアプロセッサに対応したことにより、Maschineの動きが劇的に向上したのは記憶に新しいところ。CPUにかかる負担は激減、ライブセットを組む際の悩みの種がかなり解消されました。

さて、そんなMaschineソフトウェアのバージョン2.1が先週リリースされたばかり。

このバージョン2.1 のハイライトとなるのは、Maschineドラムシンセに新しいキックサウンドが加わったことです。そして同じくドラムシンセの「シェイカー」に自動演奏機能が付いたことですが、これらのことに関してはNIのホームページを参考してみてください。

http://www.native-instruments.com/jp/maschine-groove-production/new-in-maschine/?content=2694

 

Maschine 2.1 は劇的なアップデートといった感じではないのですが、Maschineを使い込んでいる人にとっては便利と思われる機能が数多く搭載されています。今日はそのうちの幾つかを紹介してみたいと思います。

 

 

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NI Maschine のサンプルスライス機能はサンプルを切り分け(スライス)、パッドやキーボードに割り当てることができる機能で、パッドを叩 いて各スライスを演奏することが可能となります。かなり昔に「Recycle」というソフトウェアがありましたが、Maschineのスライス機能はその「Recycle」の機能を網羅し、(当然ではありますが)だんぜん便利なものとなっています。Maschine 2.0からの新機能ではありませんが、もう一度サンプルスライスの方法をさらっておきたいと思います。

 

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フィンガードラムの達人 Jeremy EllisによるNI Maschine Studioのデモンストレーションビデオ。どこまでシーケンサーを使っているのか、どこまでがリアルな演奏なのかわからないのですが、どちらにしても、一発取りのパフォーマンスのようです。たった16のパッドでここまでの演奏ができるのって凄くないですか?とくにビデオ0:30~あたりの和音奏法や、2:20~あたりのテンポチェンジするあたりがグッときます。ビデオではドラムサウンドにMaschine Drum Synth、シンセサウンドにはNI MassiveとReaktor Prismが使われているようです。

もう一つのビデオは2010年の初代Maschineのプロモーションビデオですが、MaschineもJermy Ellisもまだ相当すっきりしています。こっちの方はシーケンサーを使っていないヒューマンビートクロックの様子。おそるべしMaschineマイスターJermy Ellis。

 

 

 

 

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Maschine のサンプリング機能もとてもパワフルです。たとえばお気に入りのレコードからフレーズをサンプリングすることや、マイクで自分の声を録音するなど、これまでのサンプラーと同じような使い方はもちろんですが、Maschineで作ったパターンをリサンプリングすることでもっと手の込んだサウンドを作ったりすることもできます。またハードディスクに入っているオーディオファイル(AIFFかWAV)をMaschineで読み込み編集していくことももちろん可能です。サンプリングしたデータはスライス機能を使うことですぐに切り刻むことができ、コントローラのパッドに自動的にならべられるのですぐに演奏にとりかかれます。
Maschine 2.0ではインターフェイスの改善にともない、サンプリングのページも大きく改善しました。機能的なところでは、スライスしたデータとデータの間にギャップを作ることができるようになったり、データ間をオーバーラップすることができるようになったことです。
Maschineのサンプリングは特別に複雑なものではありませんが、とくにビギナーの方々からはよく質問を受ける部分です。一度覚えてしまったら操作は楽になるので、ここでもう一度サンプリングの仕方を説明しておこうと思います。たとえばここではターンテーブルを接続してレコードの音をサンプリングしたいと思います。

 

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