Native Instruments Maschineの拡張音源シーリーズ「Maschine Expansion」の第10弾となる「Helios Ray」を試してみました。

この「Helios Ray」はコズミックがテーマになっており、ヒップホップ、ブロークンビーツ、ハウス、ディスコ、ニュージャズ、ラテン、などの要素を含んだサウンドが収録されているとても興味深い音源です。ではまずはNIによるデモトラックを聞いてみてください。

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昨日Native InstrumentsのKomplete 9がリリースになりました。注目されているのはサンプルドラムマシンBatteryのニューバージョンであるBattery 4とReaktor専用のモノフォニックシンセサイザーMonark。

特にMonarkのようなアナログシンセサイザータイプのシンセサイザーを操作するときにマウスを使うよりもコントローラのツマミを回した方が使い勝手はいいもので、その点、同じNIのグルーブマシン Maschineのコントローラを使ったMonarkの操作はかなりいい具合になっています。

MaschineのブラウザーからはMonarkのプリセット音源を直接読み込むことができます。Maschineに読み込んだサウンドはパッドを使ってすぐに演奏することができます。さらに嬉しいのは、Maschineコントローラに並ぶ8つのツマミにはMonarkの重要とされるパラメーターがすでにアサインされているので、フィルターをグイグイと回すようなアクションもすぐに可能になります。確かに8 つのノブだけでは足りないと思う気持ちはあるのですが、その感触は素晴らしく、本物のアナログシンセをさわっているかのような気分になります。またMaschineのNote Repeat機能を使ってMonarkを演奏するのもアルペジエーターを使っているかのようで楽しいです。

Batteryはリズム音源のパワフルなエディットに焦点が置かれているソフトウェアで、リズムの制作に焦点が置かれているMaschineとはコンセプトの異なる製品。MaschineからBatteryのキットを直接ブラウズし、読み込み、演奏することは可能ですが、MaschineコントローラからBatteryのパラメーターをコントロールするとなるとセッティングが必要となり、完全な「統合」とはいいがたいところです。MaschineのパッドからBatteryのキットのセルを選択することもできません。Battery 4にはオンライン・タイムストレッチ機能やサイドチェーン機能が追加され、特にこの二つの機能はMaschineユーザーが渇望している機能。二つのソフトウェアがなぜもっと賢い方法で統合できないのかちょっと疑問を感じてしまいます。

でもMaschineユーザーは嬉しいKomplete 9へのクロスグレードのお知らせ。MASCHINE owners can crossgrade to KOMPLETE 9  $399 / 399 €

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Native Instruments Maschine専用の拡張音源Expansionシリーズの第9弾 Electrice Vice。ジャンル的にはエレクトロハウスに焦点がしぼられており、コンプレッサーがかけられたリズムサウンドやアグレッシブなリードサウンドが多く収録されています。34のドラムキットと146のリズムパターンをMaschineのシーケンサーで上手く組み合わせることで  ”今のエレクトロハウス”が必要としているファットでグルービーなトラックを素早く作ることができてしまいます。クオリティもそのまま使えるレベルです。

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Maschineを使ってサイドチェーン??

サイドチェーンとは、、とくにここ数年のダンスミュージックで多く使われているミキシングテクニック。(サイドチェーンについての説明はここでは省きます。)残念ながらMaschineにはまだこの機能が搭載されおらず、スタンドアローンモードで立ち上げたMaschineでは不可能なテクニックです。しかしAbleton Liveをホストアプリケーションとして、Maschineをプラグインモードで立ち上げている場合は、ちょっとしたルーティングの設定でこのテクニックを使うことができるようになります。

では、Maschineのキックの音をサイドチェーン用の信号に使い、Ableton Liveのパッドの音にコンプレッサーをかけてみることにしましょう。

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今月1日より販売開始となったMaschine mk2とMaschine Mikro mk2 は、あたらしいコントローラと、Maschine ソフトウェア1.8のコンビネーションで構成されるMaschineセカンド・ジェネレーション。おおまかなデザインにはほとんど変更が加えられていませんが、ハードウェアコントローラの性能が向上し、Traktor Kontrol F1 と同様、4×4のパッドにはRGBカラーをアサインすることができるようになり、その見た目はとても華やかな印象を受けます。そんなセカンド・ジェネレーションMaschineコントローラの使い心地は果たしてどのように変わったのか、さっそくチェックしてみたいと思います。

 


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10月1日から発売になるNative Instrumets Maschine MK2ですが、それよりも一足先にリリースされたNative Maschineソフトウェアのアップデート 1.8.1。インターフェイスがカラフルになり、操作する気持ちも大きくリフレッシュされることでしょう。すでに登録済みのユーザーはNI サービスセンターより無償アップデートを行うことができます。さらにNIの人気シンセソフトウェアMassiveのフルバージョンもダウンロード可能に。

得に今回のアップデートの目玉となっているのが、オフラインでのタイムストレッチピッチシフト機能、そして新しいエフェクター(Transient MasterTape Saturator/Tube Saturator)の追加。その他多くのワークフローの改善がされています。

  • トランスポートコントロール Maschineをプラグインモードで立ち上げている際でもハードウェアのトランスポートスイッチを使うことができるようになります。(最新バージョンのController Editorでアクティベーションが必要。設定方法はこちらを参考にしてください。)
  • ハードウェアからのノートエディット機能強化 各ノートのタイミング、長さ、ベロシティをそれぞれハードウェアからエディットできるようになります。(Selct+Events)
  • Panic ボタン(Shift+Mute) 長いサンプルを再生した場合でも、途中で音を止めることができるようになります。
  • Beat RepeatのPinnning Beat Repeatボタンを固定することができるようになります。
  • サンプルプレイインディケーター サンプルウェーブを表示している際にプレイポジションを表示するインディケーターの追加
  • サンプルを含めたグループのセーブ
  • 見つからないサンプルファイルの扱いを強化
  • カラーコーディング

 

Native Instruments Maschine

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