Maschineに標準で付属する音源はおよそ6G分のもので、サンプルの数は18000以上。ダンスミュージック系のサウンドやドラム、パーカッションサウンドが中心となっていますが、ベース、リード、アコースティックドラム、ピアノ、ストリングス、ブラスなど、幅広いジャンルでも使えるインストゥルメントサウンドも用意されています。

バージョン1.6でのライブラリスペックは次のリンクの通り

どのサウンドもすでに磨きがかけられており、とてもクリアーで、前に出てくるサウンドは今の時代にもっともアピールするところでしょう。ダンスミュージックに不可欠な低音に関しても十分に気が配られており、たとえばTR-808や909のキックに関しては、本物と比べてもあまり引けをとらない位の厚みを感じることができます。それもそのはず、Loco DiceやTimo Maasなど有力現役アーティスも音源制作に参加しているようです。

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昨日発表されたMaschine mkⅡ ですが、ハードウェアの性能がより高まったということで早くさわってみたい気持ちが高まるばかりなのですが、今日はちょっと冷静になって現段階までのMaschineについての見解をまとめておこうと思います。

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Native Instruments Maschineはソフトウェアとコントローラが一体になったハイブリッドマシンとして2009年にリリース。シーケンサー、サンプラー、リズムマシンとして、そしてワークフローの柔軟性やクオリティの高いサウンド、クオリティの高いコントローラで高い評価を得て、今ではスタジオやライブパフォーマンスで多く見られるようになった人気マシン。バージョン1.6からはAU/VSTプラグインを起動することができるようになったり、バージョン1.7からはNI Komleteと統合し、NI ソフトシンセ(FM8、Massive、Reaktor)とエフェクター(Guitar Rig)のプリセットをMaschineからブラウズすることができるようになり、ワークステーション型のマシンとしての側面もクローズアップされてきたところ。この何年かMaschineに接していて思うことはMaschineはバージョンが上がるごとに成長していくマシンであるということ。

さて、今日発表されたNative Instruments Maschine MK2は新しいコントローラとソフトウェアバージョン1.8のコンビネーション。コントローラはより感度が高くなり、より信頼のおける操作が可能になっているようです。パッドはカラフルになり、Traktor Kontrol F1と同じようにユーザーが色を自由に変えることができ、識別がしやすくなります。たとえば、スネアは緑、キックは赤など。ライブパフォーマンス最中ではいままでよりも直感的にパッドをたたけるようになりますね。

細かいところでは、旧バージョンであった3つのノブ(ボリューム、テンポ、スイング)がMK2ではグリッド式のプッシュエンコーダーノブひとつにまとめられているようです(画像上)。47個あるボタンはクリック式のボタンに変えられ、おそらくこれもKontrol F1のように押し心地のよいものになっているようです。

新しいコントローラに合わせ、ソフトウェアバージョン1.8のリリースが発表されています。注目はサンプラーマシンとしての機能向上で、待ち望まれていたオフラインでのタイムストレッチとピッチシフト機能(画像上)が追加されました。そのほか新エフェクターの搭載やkomplete ElementとMassiveのフルバージョンの搭載が発表されています。MassiveとMaschineコントローラの相性はピッタシですよ。

Maschine Mk2は10月1日より出荷開始。現在プリオーダー受付中。¥62.800  ¥36.800(Maschine mikro)

今までのMaschineユーザーがコントローラだけを格安で購入できるというオプションは残念ながらなさそうです。

いつも素晴らしいNIのプロモーションビデオ。今回もJeremy EllisによるMaschineダブル奏法。Massiveも使っているようです。

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iPadアプリLemurを使い、Native Instruments MaschineをコントロールすることができるSL-M1。左手にある2つのパッド、右手に並ぶ4つのスライダーを使い、最大での64のMaschineマクロコントロールノブを操作することができる。大型のMaschineコントローラには8つのノブがついていますが、両手を使って操作ができるのは当然2つのノブまで。このSL-M1を使うと両手を使って同時に8つのパラメーターを同時操作できたり(8つはちょっと多すぎかもしれませんが)、瞬時にパラメーターをリセットすることやフルレンジにすることができ、iPadならではのコントロールが可能になる。通常のMaschineのコントローラでは及ぶことのできない、より複雑で新しいサウンドを作ることができ、テクノ心が大きく揺すぶられます。ライブ環境でも使えそう。Lemurプレミアムコンテンツ、フリー。

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Native Instrumentsが MaschineとMaschine Mikroの大幅割引を実施中。8月31日まで。これは相当うれしい話ですね。MaschineとMaschine Mikroのどちらにしようか迷う人たちも多いかもしれないので幾つかのポイントをあげておきます。

Maschineのソフトウェア自体は共に全く同じモノなので、出てくる音は全く一緒なのですが、大型のコントローラーだとコンピュータの画面を見なくてもほとんどのことをコントローラーだけで操作することができますが、Mikroだとそう簡単にはいきません。たとえばサンプルの編集だったり、音源やエフェクターを選ぶ時には大型コントローラーの方のスクリーンを使う方がはるかに分かりやすいです。

そしてノブやボタンの数から見ても分かるように、大型のほうがリアルタイムに操作できることがはるかに多いです。例えば、演奏中にエフェクターをグリグリといじったりしたい人には断然大型の方をお勧めします。

それからMikroにはMIDI端子が付いていないので、今後コントローラー等の拡張をして行きたいひとは注意しておいた方がいいかもしれません。しかしMikroの魅力はそのコンパクトなサイズ。パッドをたたくことに集中するのであればMikroでもまったく問題ないでしょう。

Native Instruments Maschine


Jeremy EllisによるNI MaschineとMaschine Mikroを使ったデモンストレーション。ドラムマシンにもソウルがあるじゃないか!

サンプルネタはHow long do I have to waitという曲。こちらもとてもよいです。