MusikMesse 2015 : フランスのソフトウェア・ハードウェアシンセサイザーメーカーArturiaのブースに設置されていたドリーム・セットアップ!!
まもなく発売が予定されているBeat Step Pro (ハードウェア・シーケンサー)が中心に置かれ、Arturia 歴代のカラフルなアナログシンセサイザーが接続されている。
デモンストレーションを聞いる最中にちょっとした疑問が頭に浮かんだ。「確か、BeatStep Pro は3 トラックのシーケンサーのはずなのに、どうしてこんなに音が立派にきこえるのだろう?もしかしたらテーブルの下にAbletonLiveが隠れているのだろうか??」
しかしそれは全くの誤解だった。Beat Step Pro のドラムシーケンサーには8つのゲート出力端子が装備してあるので、シーケンスパターンを8つのインストゥルメントに出力できるのだ。つまり、このセットアップではMicroBrute(シンセサイザー)でキック、MiniBrute (別のシンセサイザー)でスネア、というように、1台のシンセサイザで一つのドラムインストゥルメントを演奏させでいるわけだ。実際、このデモンストレーションでは6つのシンセサイザーでドラムパートを作り、2つのシンセサイザーでベースやリードを演奏させていたようだ。ダンスミュージックであれば8トラックもあればもう十分だろう。
全てがアナログサウンド。そしてすべての音に手を伸ばし操作することができる夢のようなセットアップ。今年のMusikmesseでのベストパフォーマンスに違いない!!
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来週からドイツ・フランクフルトで開催する MusikMesse 2015 に向け、様々な噂が飛び交い始めている今日この頃ですが、今のところ一番の注目はローランドがセミモジュラー、ユーロラック・タイプのシンセサイザーを発表するのではないか、ということでしょう。
しかし今日AIRA・HPに掲載された、いわゆるオフィシャルリーク画像から察するに、どうやらその噂は事実のようです。画像にはくっきりと、セミモジュラーらしきシンセサイザー、そして4つのユーロラックタイプのモジュラーが映され、「Start Patching」という見出しが付いています。
コミュニティサイトgearslutz等では日本のアナログ・シンセメーカーREONとのコラボレーションなのでは?という話や、System-100の復活劇を予想する人など、詳細に関する憶測はいまなお様々飛び交っていますが、どちらにしても世界的ブランドであるローランドの注目度の大きさに圧倒されるばかりです。
何はともあれ、来週の水曜日、まずはローランドのブースに直行してみようと思っています。
Moog、KORG Ms-20、Arp Odysseu…..伝説のアナログシンセサイザーの復刻が相次ぐなか、今度はスイスのインディペンデント・シンセメーカーThe Warp Analogue Synthesizerが1970年代のシンセサイザーArp 2600 のクローンThe Warp を発表した。The Warp はArp 2600の回路図面を基にした精密なアナログ部品の挿入実装が試みられ、オリジナルマシンと同等の機能とスペックを持つシンセサイザーとして仕上がっているとのことだ。フロントパネルのサイズは現代のモジュラーラックにもフィットする19インチ。パネルのグラフィックデザインはオリジナルマシン同様のものが採用されている。
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3 VCO’s each with sine, triangular, sawtooth and variable pulse waves (all oscillators are identical to VCO 2 of the original instrument), frequency range 0.05 Hz > 20 Khz
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1 VCF / Resonator, 24db lowpass-type (2012 submodule version)
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1 ADSR Envelope Generator
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1 AR Envelope Generator
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1 VCA with initial gain
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Ring Modulator
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Sample & Hold
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Noise Generator (low, pink and white noise)
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CV, Gate and Trig inputs (5-15V)
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2 x 4 multiples.
The Warpは受注生産制、価格はスイス・フラン3’400(日本円にしておよそ43万円!) スイス為替が大高騰しているさなかにこのシンセサイザーを紹介するのはちょっとタイミングが悪かったかもしれない 😥 。とはいえオリジナルArp 2600の中古取引価格の相場がおよそ$12.000〜ということを考えればそれほどの不満はないはずだ。
“本物の響き”とはどのようなものなのか確かめてみたくなる。
ローランドによるアナログとデジタルの融合。
NAMM 2015ではローランドのJD-XシリーズのフラッグシップモデルとなるJD-Xaの展示が行われているようです。
しかしまだ開発中とのことで音を聞くことはできません。
JD-Xaは以下のような特徴を備えているようです。
- 多くのノブ、そしてフルサイズのキーボード
- 4つのアナログモノフォニックボイス搭載、各ボイスのシンセオペレーションが可能、4ボイスのポリフォニックとしても動作
- 4つのRoland SuperNatural 音源ボイス搭載
- 8チャンネルのステップシーケンサー
シーケンサーがどんな作りになっているか気になるところです。Elektronのパラメーターロックのような機能が付いていればサイコーなんですけどね。はたして?
AKAI Professional は新しいアナログシンセサイザーTimbre Wolf とアナログドラムマシンTom Cat を発表しました。
Timbre Wolf はAKAI Pro 製の25鍵盤を採用したアナログ4ボイスのポリフォニックシンセサイザー。4×モノシンセ・4ボイスユニゾンシンセ・4ポリフォニックとボイス設定を変えることができるようです。また、32ステップのシーケンサーも内蔵しており、各ボイスに対してシーケンスを使うことができるようです。見るからに使いやすそう、そしてこのサイズも魅力的です。価格$499
AKAI Professional は昨年末にRhythm Wolf という同じサイズのアナログドラムマシンをリリースしたばかりですが、今度はシルバーと黄色を基調としたTom Cat という名前のアナログドラムマシンをリリースするようです。Tom Cat は5つのドラムインストゥルメント(キック・スネア・クラップ・ディスコタム!)を内蔵し、ノブを使いピッチ・エンベロープ・ボリュームを操作することができるようです。MPCタイプのパッドを叩きながら演奏するもよし、32ステップのシーケンサーを使ってパターンを作っていくこともできます。また、スウィング値を設定するノブ、テンポを設定するノブ、パターン選択のノブも付いています。面白いのは、”Maul” というサウンドをダーティーにするエフェクトも備わっているようです。たしかRhythm Wolf には”Howl”という狼にちなんだネーミングのエフェクトが付いていましたが、今回のテーマはトムキャット(雄猫)のようです。価格$199
Future Music MagazineによるNAMM2015ビデオがあがっているので、こちらの方でサウンドの方を確認してみてください。
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CDMが報じたところによると、コルグは MS-20 Miniのモジュールバージョン(キーボードなし)MS-20Mキットをリリースするかも、とのことです。しかも、このMS-20MにはステップシーケンサーSQ-1 も付属するようなのです同時発売とのこと。MS-20Mは組み立て式キット、SQ-1は組み立て済みユニットのようです。
SQ-1 はおそらく1978年のコルグのアナログシーケンサーSQ-10のリメイクということで、ここ数年のコルグアナログ熱の上昇とともにこれを待っていた人はかなり多かったのではないでしょうか。見たところ、Volcaシリーズよりは細長い形のようですが、ツマミはVolcaと同じように見えますね。
いよいよNAMM 2015 が盛り上がってきました。詳細は追って報告しましょう。
下のビデオはオーストラリアTurramurra Music Centreによるリークビデオです。
追記・やっぱり来ましたね。詳細は追って。