2年前のNAMMショーで発表された Teenage Engineering のOplab。長ーいこと待たされましたがいよいよ本格出荷が開始されるようです。価格は€279。ジャパンフレンドリーなTeenage Engineering。全5編に渡るOplabの紹介ビデオでは鈴木ユリ氏が日本語(英語字幕付き)で解説を行っています。

 

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タブレットと音楽制作の相性は思った以上に素晴らしいものでした。今や数えきれないくらいの音楽アプリがリリースされ、楽器屋を覗いてみても関連機材を頻繁に目にします。特に、タブレットをDAWソフトウェアのリモートコントローラとして使うことや、外出先でもスマートフォンにメロディーやリズムパターンのデッサンを書き込むことができるようになったのも素晴らしいことです。数十年前では考えられなかった機能を数百円で手に入れられるということを考えてみても、これからの世代のミュージシャンはここがスタートポイントともなるのでしょう。

しかし現在のタブレットの欠点といえば平面なスクリーンに表示されるバーチャル鍵盤やバーチャルノブを操作しなくてはならないところ。指の大きさや、指使いの繊細さは個人差はあるものの、もっと直感的な操作をしたいというのが大概のミュージシャンの本音なのではないでしょうか。やはりそこで必要なのはタブレットやスマートフォンに対応するコントローラでしょう。

たとえばNative Instruments はTraktor DJ とそのコントローラKontrol Z1 、NovationはLaunchpad App/Launch Key AppとそのコントローラLaunchkeyをリリースしており、すでにこのブログでもレビューしているように、アプリとコントローラを合体させることで一つの立派な楽器として成り立つ素晴らしい完成度 と個人的には感じています。

(さて、前置きが長くなりましたが)今日、紹介したいのはmikrosonicというメーカーがリリースしたRD4 Grooveboxというアプリ。シンセ・ベース・ドラムマシン×2 これらの音源を組み合わせながら音楽を構築していくことができるアプリで、PropellerHeadのReBirthと似たようなアイデアのアプリです。インターフェイスがとてもシンプルなので操作も簡単。ちょっとさわり始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。

このアプリの素晴らしいところはMIDIコントローラに対応しているというところで、Novation LaunchKey MINI には完全対応。iPadにLaunchKey Miniを接続し(カメラコネクションキット要)RD4を立ち上げると、設定などは一切なしで操作を始めることができます。

LaunchKey Miniのツマミを使ってミキサーフェーダーの操作やシンセパラメータを操作することができたり、 Launchkeyのパッドをステップシーケンサーとして使いドラムパターンやベースラインを作ることもでき、特にこのステップシーケンサーがかなり良いのです。RD4 の楽しさが倍増します。

下のYouTubeビデオでそのアクションを見てみて。

 

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http://www.flickr.com/photos/pulsewidth/3294796354/in/photostream/

 

現在コルグは1972年のシンセサイザーARP Odysseyを再開発中とのこと。ARP Instruments社共同創業者であるDavid Friend氏をアドバイザーに迎え、製品の発表は9月に予定されているとのことです。

MS-20 mini の売れ行きも好調のよう、このままコルグはクラシックシンセワールドを築いていくのでしょうか?

とはいえ、オリジナルOdysseyの現在の中古価格はおよそ25万円〜。サイズはやけに大きく、そのくせ鍵盤がなんだか薄いんです。でもベースサウンドにはホレボレしてしまいます。そんなこともあり、コルグ流 Odyssey Miniに期待しています。

KORG

 

 

 


遂にベールが脱がされたローランドのAIRAシリーズ。伝説のローランドマシン4種がACB(Analog Circuit Behaveir)という新しい技術を基に復活しました。

 

TR-8 リズムパフォーマー

TR-808とTR-909 の新バージョンとなるTR-8はオリジナルマシンのサウンド、コントロール、シーケンサーを忠実に再現。新しいサウンド、Scatterエフェクター、新しいパフォーマンスツールも追加されている。

2014年3月発売

$499

Just like the original:
• Newly developed Analog Circuit Behavior (ACB) technology allows part-by-part analyses and faithful recreation of tonality and behavior including the smooth variations of tone that occur when you work the controls of each instrument
• Obsessive attention to detail – like reproducing the original TR’s unique variations in tone that occur when multiple instruments are entered in accented steps

TR Evolved:
• 16 stunning kits made up of 11 instrument types
• Control the intensity of the Accent function with a dedicated knob
• Per-step Gate Reverb and Delay effects with dedicated, real-time knobs
• Mix sources connected to the External Inputs
• Built-in Side Chain function creates rhythmic ducking and gating effects on External Inputs with per-step control
• Rec/Play modes have been eliminated enabling seamless pattern making and performance
• Real-time play of 4 different types of rolls (8th, 16th, VARI 1, VARI 2)
• Quickly Mute/Unmute individual instruments during performance or production
• Pattern randomizing and Pattern copy

 

TB-3 タッチベースライン

伝説のTB-303のフィルター、オシレーター、アクセント、スライド、ステップシーケンサーをモデルとしたベースシンセサイザー。タッチパネルを使ったパターン入力操作やエフェクト操作が可能。TB-303のサウンドだけに留まらない134のニューサウンド。

2014年3月発売

$299

TB Evolved:
• Pressure sensitive Touch Pad
• Dedicated Tempo control with Shuffle and Tap Tempo
• Control built-in effects with smooth, responsive knobs
• Seamless switch between pattern creation and performance
• Enter steps manually or record real-time on the Touch Pad
• Random pattern generation and pattern modification with pattern copy

 

VT-3 ボイストランスフォーマー

VP-330 ボコーダーをもでるとしたボイスプロセッサー。ロボット、ボコーダー、オートピッチ、メガフォン、ラジオなど10のボイスセッティング内蔵。スライダーを使った操作が可能。

2014年3月発売

$199

• Voice characters: Pop and electro sounds with two distinct “AUTO-PITCH” effects; VP-330-style VOCODER sounds without need for a keyboard; Glitchy effects that sound like something broke (in a good way) with SCATTER o Loads of lo-fi character with MEGAPHONE and RADIO settings; Synthetic sounding voices with the ROBOT button; Synths you can sing with SYNTH, LEAD, and BASS
• Save your three favorite settings for instant recall
• XLR standard combo jack with phantom power and 1/8” inch powered mic jack
• Stereo outputs can be configured as separate mono Wet/Dry channels
• USB audio interface with loopback recording to overdub vocals on existing tracks and USB bus powered

 

System-1 プラグアウトシンセサイザー

System-100とSH-101をもでるとした4オシレーターシンセサイザー。すべてのパラメーターをノブとスライダーでコントロール可能、アルペジエーター、エフェクター、テンポ同期。ローランド製プラグインシンセサイザーのロードが可能。

2014年5月〜6月発売

$599

• Advanced Arpeggiator with SCATTER jog dial offers 10 different phrase variations
• Variety of modulation  (incl. ring modulation, cross modulation and oscillator sync)
• -12dB and -24dB filter types with independent high pass filters
• Crusher knob for modern edge
• Integrated Delay and Reverb effect units
• Tempo syncing for LFO and Delay
• Innovative thin keyboard with 25 normal sized keys

 

 

 

 


いよいよ今週末から開催されるNAMM 2014。今年の目玉は何と言っても「ドラムマシン」。ローランドによるTR-808や909の後継機発表が噂されるなか、スウェーデンのシンセメーカーElektronも新しいドラムマシンを発売することをアナウンスしました。

11月23日にドイツベルリンで行われたElektron Analog Keys のローンチパーティで、後方に怪しげに置かれていた箱の中身はこのドラムマシンだったわけです。

今回発表となったAnalog Rytmは8ボイスのアナログドラムマシンで、ドラムサウンドに加えサンプルのプレイバックも可能となっています。アナログサウンドとサンプルサウンドをどのように絡ませることができるのか、そのあたりに注目してみたいです。とはいえ、これまでのElektronマシンのクオリティを考えればサウンドは十分に期待できるものでしょう。このあたりはDave Smith Tempest あたりと比較してみたいところです。

Analog Rytmはサウンドだけでなくライブパフォーマンスも重視していることが伺えます。4×3のベロシティ+プレッシャーセンシティブのドラムパッドが装備され、このあたりは  対 NI MaschineもしくはAKAI MPCといったところでしょうか?新しいパフォーマンススタイルが期待できそうです。

ひとまずは詳細+デモサウンドを待つことにしましょう。

  • 8ボイスのアナログドラムマシン+サンプルプレイバック
  • 各ボイスにアナログフィルター+ディストーションエフェクター
  • 3×4のドラムパッド(12ベロシティ+プレッシャーセンシティブ)
  • センドエフェクト(リバーブ+ディレイ)
  • 定評あるElektorn製 ステップシーケンサー
  • パフォーマンス重視のビートコントロール

 

 

Elektron


インドネシアの新しいシンセサイザーメーカーStron SystemによるアナログシンセサイザーStorn Magaの詳細が発表になりました。

以前FaceBookに投稿されていたクリーム色の鍵盤付きシンセサイザーとは違うようでやや残念ではありますが、音の方は期待通りのピュアアナログ。MIDIとモジュレーションパッチはデジタルで制御するハイブリッドタイプのシンセサイザーモジュールのようです。モジュールはポータブルケースに収まっており、持ち運びにも便利な頑丈な作りになっているようです。この辺りはRolandのSH-5あたりを思い起こさせます。

 

 

 

Stron Magaは2月上旬よりまずは10ユニットの出荷が開始される予定ですが、すでにプリオーダー10ユニットは売り切れのようです。しかしまずはどのような音なのかチェックしてみたいですね。2014年はアジアのメーカー勢にも期待できるかも!

価格はUS $ 1,500

Features :

VCO, VCA, VCF, LFO, AD Envelope, ADSR Envelope, Noise
VCO with multiple independent output
VCO input from CV IN
Processing external input from instrument such as guitar, bass, drum, vocal etc.
MIDI IN and MIDI OUT
Patch Matrix with save and edit system
Complex mixer routing (input/output path)
Portable Case

Specification :

1 VCO (SINE, TRI, SAW, SAW SHAPE, SUB)
1 VCF (LPF/BPF)
1 VCA WITH Modulation DRIVE
1 NOISE (WHITE / PINK NOISE)
1 LFO (TRI / SQUARE)
1 ADSR ENV
1 AD ENV (CHAOS LFO / AD envelope can receive input trigger via LFO output)
1 SAW SQUARE LFO (CHAOS LFO)
1 EXTERNAL AUDIO
PRESET MODULATION MATRIX (40 preset)
HEADPHONE OUT
MIDI IN/OUT
MIDI OUT (CONTROLLER)
CV GATE IN
CV GATE OUT
AC INPUT SUPPLY

Storn System