レコードを使うわけでもなく、CDを使うわけでもなく、ポケットに入っているスマートフォンやカバンに入っているiPadに入っているトラックを使ってDJプレーを楽しむことができるマシンが登場。

パイオニアXDJ-AEROはWifi接続対応の2チャンネルのDJミキサー。最大4台までのWifi接続が可能で、専用アプリを経由することでこのミキサーにスマートフォンなどからトラックを送信することができる。送信されたトラックはビートシンク機能や内蔵エフェクターを使い本格的DJプレーを楽しむことができる。

  • Jog Drum シルバーのジョグホイール。タッチするとトラックを再生、回すとスクラッチができる。
  • Sample Launch 内蔵された4種類のサウンド(SCRATCH、HORN、SIREN、LASER)専用ソフト「rekordbox」を使うとユーザーが好みのサウンドをメモリすることができる。
  • Beat Effect 4種類のエフェクト(TRANS、FLANGER、ECHO、ROLL)
  • Sound Color Filter  各チャンネルに搭載されているパイオニアのSound color Filter
  • USBディバイスへの録音 WAVファイル
  • Beat Sync トラックとトラックのビート同期

 

Wifi通信でサポートされているトラックのフォーマットはMP3とAACファイルのみ。しかしUSBディバイスやコンピュータからのトラックの読み込みも可能で、MP3、AAC、WAV、AIFFフォーマットの再生が可能になる。その際は専用ソフト「rekordbox」での準備が必要になる。

8月30日発売予定 予想価格 ¥99,800

Pioneer


KOMA Elektronik、ドイツ・ベルリンに拠点を置く2010年設立の新しい音楽ハードウェアのエフェクターメーカー。春に行われたMusikMesse2012では会場内にブースを作らず、専用タクシーの中に機材(そしてシャンパンとキャビア)を用意し、フランクフルト市内を観光しながらデモンストレーションを行ったというユニークな逸話を持つ新しいメーカーです。製造から発送までもすべてを自分らで行っているインディブティックメーカーならではのフレッシュでユニークなアイデアと愛情の詰まった製品は、手にするとその暖かみが伝わってくるものです。

今日は新作KOMMANDERの出荷が開始され始めたたばかりのKOMA Elektronicsのオフィスを訪問.。さっそくその新作を試させてもらうことになりました。KOMMANDERは、トップパネルから赤外線が照射され、内蔵するセンサが赤外線の反射光を感知することによって作動。手や足をこのマシンにかざすことで、マシンから出力されるCV/GATE量をコントロールすることができるというユニークなマシン。RolandのD-BeamやAlesisのAir FXではエフェクターとしてすでに使われているアイデアではありますが、こちらはモジュラーシンセサイザーとどのような接続をするかによって、時にはテルミンのような繊細な演奏ができたり、時には予測不可能な大胆なサウンドを奏でることができるなど、エフェクターとしてもコントローラーとしても幅広く使うことができる所が大きなポイント。

 

KOMMANDERの本体はアルミボックス製、小型のギターエフェクター程の大きさ。9VのDCアダプターで作動。リアパネルには4つアウトプット端子(2つのCVアウトと2つのGATEアウト)を持ち、2つのセンサーを使うことで最大で4つのパラメーターを同時に操作することができる。本体裏面にある4つのTrimmersで出力ボルテージの増減、GATEのスレッショルド増減を調節をすることができる。

X-Y軸のセンサによって手の動き、手とセンサーとの距離を感知する。試したところでは、センサからの距離およそ縦20cmと横15cmまでの動きを感知したようだった。

自前のRoland SH-101を持ち込んでのテスト。さらにKOMA FT 201 (アナログフィルター+10ステップシーケンサー)も接続し、SH-101にクロック信号を送信。これが自分のSH-101なのかと耳を疑いたくなるような奇想天外なサウンドにビックリ。サウンドを掘り起こして行くかのような作業はまさにアナログシンセワールド。ついついはまってしまいます。

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コンピューターで音楽を作り始めるようになってから、コンピューターのスクリーンに黙々と向かい、一人で音楽を作ることが多くなってきているわけですが、もとはといえば音楽というのは仲間同士が集まって楽しみ、共有するものだったはず。

Native Instrumentsのプロモーションビデオでおなじみ、「コントローラーイズムのグル」とも呼ばれるMoldoverが新しいウェブサイト「Jambox」をオープン。メインコンセプトは、グループで楽しむことのできる楽器。そしてそれに合わせ公開されたYouTube ビデオ(下)では彼が製作したOctamasher、Syncomasher、Minimasherが紹介されています。AbletonLiveのカスタムセットアップによって、キーボードやコントローラーをさわるだけでループ演奏やサンプルマッシュアップ演奏を楽しむことができる大胆なデザインの楽器。ミュージシャン以外の友達、家族と一緒にジャムセッションを楽しむことができたら、それは本当に素敵な話です。

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COGOOによって開発中のTURNTABLE RIDERは自転車をDJコントローラーに変換するアクセサリー。Bluetoothによりコンピューター上のDJ ソフトウェアをワイヤレスコントロール。2つの車輪がジョグホイール(ターンテーブル)になり、ブレーキハンドルでサンプルをトリガーする超アクティブ指向のデジタルDJコントローラー。

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Logic Pro専用のコントロールサーフィス lp Touch for iPad。iPadを使ってLogic Proをコントロールすることができるアプリ。フェーダー類だけではなく、ソフトウェア・インストゥルメントやエフェクターの操作をすることができる。ストレスの少ないWifi接続や、快適な操作性に驚かされます。なんといっても¥450。Logicを使っていてiPadを持っている方々にはぜひともお勧めしたいアプリ。

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フランスのメーカーFeeltuneから発表された新Rhizome SXE。キーボードをメインとしたワークステーションはYAMAHAやKORGなどから多く発表されているが、このRhizomeはシーケンサーパッドをメインとしたドラムマシーン型ワークステーション。OSにはWindows 7が搭載してある。4つのLCDスクリーンは超鮮明、16のパッドと32のノブは十分な感触。8つのアウトプット端子。99%のVSTプラグインもサポートしている。その快適な動作にはビックリさせられる。ダンス系ミュージックのクリエーターは要チェックだ。価格は€3299

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