先月から話題になっているElektronの新しいマシンAnalog Fourの詳細が本日発表になりました。黒のボディはOctatrackの兄弟といった感じですが、パラメーターのノブ間隔が大きくなっていたり、ディスプレイの大きさがやや小さくなっているのが分かります。
現代のアナログシンセサイザー
Analog Fourは4ボイスのアナログシンセサイザーで、アナログオシレーターとアナログフィルターによって作られる暖かみのあるサウンドが想像できるものです。そしてElektron製品のもっとも特徴であるステップシーケンサーは、Octatrackと同様に、16のシーケンスステップそれぞれにシンセパラメーターの数値を入力することができるパラメーターロックや、それぞれのトラックにはそれぞれの拍子、レングスを設定する事ができるインディビジュアルレングス機能が搭載。さらに、新しいエフェクター(リバーブ、コーラス、ディレイ)も搭載され、かつてない斬新なアナログシンセサイザーのコントロールが可能になるわけです。
Analog Fourはまた、CV/GateやDIN同期出力端子も備え、外部アナログマシンのコントロールも可能にします。Octatrackの外部MIDIコントロール機能と同様に、アルペジエーターやパラメーターロックを使うことで、古いマシンや純アナログ機材に新たな息吹を吹き込むことになる機能でしょう。
ライブパフォーマンスのための機能も豊富。シーケンスパターンを瞬時に読み込むことや、シンセパラメーターに瞬時にアクセスできるパフォーマンスモードは即興的な演奏をすることにも対応できるものです。
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ComelodyがリリースしたMelodoはとてもシンプルなシーケンサープラグインなのですが、他と違うのは、そこで作ったシーケンスデータを世界中の人とシェアすることができるというところ。たとえばベースフレーズやピアノのリフなど、世界の誰かがアップロードしたデータを試すことができ、読み込んだデータは簡単にDAWソフトウェアに貼付けることができます。また自分が作ったシーケンスデータをアップロードすることも簡単に行えます。オーディオデータとは違いMIDIデータなので、転送速度は全く気になるものではありません。
最近注目されているOhm Studioのようなインターネットセッションとは違い、普段使っているDAWソフトウェアから気軽に参加できるところが新しいです。楽曲製作中、アイデアに行き詰まったときに役にたつかも。ダウンロードはこちらよりどうぞ。フリー Mac/Windows VST/AU
先週行われたNAMM 2012でお披露目となったKinektron デジタルシンセキューブ/ K-DSC-1。見た目はかわいらしいラジオ付き目覚まし時計かなにかのように見えますが、実はMIDIシンセサイザーと16ステップのシーケンサー機能を持つ”セミプロフェッショナル”向けの音楽制作マシン。アクセロメーターが内蔵しているので、このキューブを縦に横に振ることでジェスチャーを使ったコントロールもできるそうです。さらに赤外線通信が可能で、コンピューターやモバイル機器からのプログラミングも可能だということ。そしてこのK-DSC-1に続くシリーズ⬇の販売も予定されているそう。
- K-ASC-1 アナログシンセ
- K-APM-1 アナログパーカッションモジュール
- K-DSP-1 デジタルシグナルプロセッサー
- K-MAMC-1 MIDIインターフェイス+オーディオミキサー(シンセキューブと外部MIDIマシンを同期させることができる)
価格は$200以下の予定で発売は2013年初旬とのこと。
カワイイKinektronはスェーデンのOP-1と並べたらもっとカワイイでしょうね。早く音を聞いてみたいですが、待ちきれないファンの為にはこんなものも用意されています。
via Synthetopia
Abel Flaubert氏によってリリースされたPastoはiPad専用32ステップシーケンサー。iPadアプリTouch OSCのテンプレート、Ableton Liveのプロジェクトファイル、OSCulatorのテンプレートファイルが内包され、フリーで配布されている。StepDrum、Stepbass、Stepsynth、TouchSynth、Easymode、StepDrum Fxs、StepBass Fxsの全7ページから構成。
上の画像はStepDrum。32ステップシーケンサーとしてAbletonLiveにたちあがっているキック、スネア、ハイハット、パーカッションの4つのインストゥルメントを操作することができる。シーケンスだけではなくレングス、ピッチ、フィルターを操作することも可能だ。
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