Toa Mata Bandによるライブパフォーマンス映像。Ableton Live+Arduinoからのコントロールによって、レゴ社製バイオニクル・ロボットがドラムシンセやグロッケンシュピールを演奏する仕組みになっています。使用機材はCoron DS-8 Drum Synth,、The Kit – Clap、Amdek PCK 100、Boss PC-2、Korg Kaossilator、Korg R3、Alesis Philtre、Arduino UNO、Ableton Live、Novation Launchpad
まだEpisode 1を見てない人はこちらよりどうぞ。
チェコ共和国のシンセメーカーStanduinoが設立2周年を記念してリリースした小型シンセサイザー π (Pi) リミテッドエディション。3つのランダマイザー・ノブを使いドローンサウンドやノイズサウンドを探求することのできるシンセサイザー、160€。MIDI In、クロックシーケンサーを使ってfrauAngelico(ドラムマシン)microGranny (グラニュラーサンプラー)と同期させるのも面白そう。下のビデオはそのStanduino トリニティ・デモンストレーションビデオ。
車のハンドルに取り付けることができるドラムマシン「Smack Attack」。これがあれば渋滞中でも退屈することなし、居眠り運転することもなし、友達とドライブに行くのもこれまで以上に楽しいことになるでしょう。セッティングはiPhoneとコントローラをBuletooth 接続するだけ。FMトランスミッターを使えば車のスピーカーからも音がきこえるようになるそうです。「Smack Attack」は現在クラウドファンディング「Kick Starter」で開発資金を調達中。
via Wire to the ear
ムジークメッセ2013ではAlex 4というヨーロッパ最大のアナログマシンのディストリビューターのブースに展示されていたMidiclock。
このMidiclockはタバコの箱をちょっと太くした位のサイズのボックスで、これを使うとDAWソフトウェアとドラムマシンの安定した同期が可能になる「Midiクロック生成マシン」。
DAWソフトウェアが生成するMidiクロックは実は不安定な物で、微妙ながらもそのテンポに揺れをつくってしまうジッターという問題。たとえばBPMを120に設定していても実際のところは平均でBPM119.98になってしまうとか、ほんの0.02の違いではあっても、常にタイトなリズムを好むミュージシャンにとってこれは大敵。
このMidiclockをマスターにして、DAWソフトウェアとドラムマシンをスレーブ演奏させてみると、今までのルーズな同期演奏との違いに驚かされます。ノブを回すとBPMを変えることができるのですが、急激な変化でも混乱を起こしません。
Midi Out ×2 電源はUSBから。195€
ドイツベルリンのアナログシンセメーカーJomoxが発表したユーロラックタイプのドラムモジュールModBase 09とModBrane 11。ムジークメッセ2013の会場では、ドラムパッドを使ったモジュールサウンドの演奏、Jomox XBASEを使ったシーケンス、プラス、Doepferのテルミン・モジュールを使ったデモンストレーションを見せてくれました。このセットアップ、個人的にはかなりの好み。モジュラーシンセと正面から向き合ってパッチングしていく「実験室」のような雰囲気とは違い、「音楽を演奏する」というアプローチをとることができるのはモジュラーシンセの新しい境地。ニューYMOはきっとこのあたりから生まれてくるのでは? 残念ながら会場のモニタースピーカーはごく小さいもので「jomox極太サウンド」を味わうことはできませんでしたが、jomoxならばその部分に関しては全く問題ないでしょう。