昨日のムジークメッセ訪問から一夜明け、強く記憶にあるのは、コルグが発表した3種類のグルーブボックスVOLCA。ドラムマシンに特化したVolca Beats、リードシンセに特化したVolca Keys、ベースシンセに特化したVolca Bass。3種類のVolcaにはタッチパネルを使って操作することのできるループシーケンサーが内蔵し、内蔵小型スピーカーや乾電池でも動作するコンパクトなデスクトップ型マシン。アナログ音源(Volca Beatsは+PCM音源)を搭載し、操作はいたってシンプル。ややショッキングな色。MIDI入力にも対応してくれているのは凄く納得。Synct端子を使えばVolca同士、Monotron、iOSアプリSyncControlアプリを使った同期が可能になります。ヘッドフォンアウトプットしかないという不満も中にはあるようですが、個人的にはあまり気にはなっていません。価格がそれぞれ$150に設定されていることにはとにかく驚かされます。
3種類のVolcaはそれぞれのボディの色が違うだけでなく、ノブの位置、大きさも異なっています。新しく採用されている大きなツマミは操作がしやすいのですが、小さい方のツマミを操作するには手を小さく丸めなければなりません。タッチパネルは大胆な金色が使われ、さわり具合はとてもツヤツヤとしていて、指を左右に滑らしながら操作できるのがとてもよく、Monotronの小さなリボンコントローラと比べた時との大きな違いです。
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ドイツのシンセサイザーメーカーJomoxは、アナログベースドラム・モジュールのMod Base 09と、アナログ・パーカッションモジュールのMod Brane 11のリリースをアナウンス。Jomox初となるユーロラックモジュール。127のメモリーバンク、8つのノブはかなり深いところまでのパラメーターエディットが可能になるという。通常のモジュラーシンセとしてだけでなく、エレクトリック・ドラムの音源としても使用できるようにトリガー・インプットも備えられているところが面白そう。もし、このモジュールを組み合わせて、Jomoxフル・ドラム・セットを作ったならば、、、かなり極太なニュー・テクノ・サウンドを作れそう。
ドイツのアナログシンセメーカーMFBはムジークメッセ2013で、アナログシンセサイザーDominion 1と、アナログドラムマシンTanzbärを発表するとのアナウンス。詳細はフライアーに書いてある通り。Dominion 1 の方はデスクトップ型シンセサイザーDominion X に3オクターブのキーボード付が付いたバージョン。スライダーが10本も付いています。アウトプットもたくさん。 Dominion (自治領) €1380
先日、音声のティーザーのみが公開になっていたMFBのニュードラムマシンTanzbär。デモトラックno.2も公開になっています。Tanz(ダンス)+ bär(熊)=ダンスする熊? €840 今回のメッセでもっとも気になる製品。
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およそ5年ぶりのメジャーアップグレードとなる Native Instruments のBattery 4 が先週リリースになったばかり。このBattery というソフトウェアが初めてリリースされたのはもう10年以上も前のことで、当時のバージョンには20キット(600MB)の音源しか付属していなかったことや、とても平坦だったインターフェイスを今見てみるとなんとも微笑ましい気持ちになります。
Batteryはエレクトロニック音楽の制作に特化したサンプル・リズムマシン・ソフトウェアで、同じ Native Instruments からリリースされている Maschine が「 リズムパターンを作ること」に焦点が当てられているのに対して、Batteryは一つ一つの「音源を細やかにエディットすること」に焦点が当てられています。今回のバージョンでは新しい70のキットの追加、バスシステムの追加、新たにデザインされたユーザーインターフェイス、新しいエフェクターの搭載など、大幅な改造がされたBatteryはよりパワフルに、より洗練されたソフトウェアに進化しています。
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去年から待たされているAKAIのiPad専用コントローラケースMPC FLY 30がやっとリリースになるとのアナウンス。この30が意味することはiPadの旧式規格のコネクタ(30ピン)に対応してるということのようで、おそらく後に新規格のコネクタに対応するMPC FLY Lightning? とかMPC FLY 8? のようなバージョンがリリースされるのかもしれない。iPadアプリiMPCの専用コントローラとしてはもちろん、Core MIDIに対応したアプリにも(バーチャルに)対応しているというのはうれしい話。問題はパッドのたたき心地ですが、果たして。しかしiPadのケースとして考えてみるのも全く悪くなさそう。AKAI公式サイトのストアにて販売 $199 (アプリiMPCは別売り)
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80年代から90年代初頭の懐かしいサウンドがよみがえる NI Reaktor 専用デジタルドラムマシンBit Rate。CHIP (8ビットゲームサウンド) IA-OP (16ビットゲームサウンド、FMシンセ)SMP (80年代のオモチャキーボードのサンプル) GL!tch (DIYデジタルサウンド)これら4つのサウンドエンジンが基になる13種類のモジュールを5つのドラムスロットにアサインし、各スロットのシーケンサー、エフェクターを使いリズムパターンを組んでいくことができる。見た目のレトロさもいい感じ。4月1日までのスペシャルプライス£15
動作環境: Native Instruments Reaktor 5.8 or later (Reaktor Playerは非対応)