日本人として一度は日本の伝統楽器を使った音楽を作ってみたいと思っています。外国の人々もきっと聞いたことのないサウンドに驚くことでしょう。
Sonica Instruments からリリースされているサンプル音源Kabuki&Noh PercussionはBFD2専用ライブラリー。歌舞伎と能の囃子(音楽)に不可欠な鼓、大鼓、締太鼓、そして能管、かけ声(ヤ声、ハ声)大太鼓、大拍子、桶胴、豆太鼓、団扇太鼓、当り鉦、コンチキ、双盤、駅路、オルゴール、本釣鐘、銅鑼、木魚など歌舞伎の舞台を盛り上げるのに欠かせない鳴り物(打楽器)の他、迫力ある演技を盛り上げる足拍子や附け打ちなど56種の貴重な楽器が邦楽打楽器演奏家、望月太喜之丞氏によって演奏されています。
BFD2 またはBFD Ecoで動作 ¥13,230
身の回りにあるものをすべてパーカッションにしてしまうアプリ
iOSの人気シンセアプリSunrizer Synthのディベロッパー Beep StreetがリリースしたImpaktor。机をたたいたり、手をたたいたり、声を出したり、iPad/iPhoneのマイクロフォンの近くで出した音はすべてリアルタイムでトリガー信号に変えられ、Impaktorのドラムサウンドを演奏することができるアプリ。
まず驚くのは物をたたいてからImpaktorがなる時間差(レイテンシー)がほとんどないことや、物をたたく強弱(ベロシティ)にも対応しているところですが、部屋の中がうるさかったりするといい効果を生むことはできません。
アイデア自体はKorg Wavedrumと似ているもので、iOSアプリVoxkitでもすでに同じような機能が搭載されています。違いは、Voxkitはサンプルをトリガーするアプリで、このImpaktorは強力なフル・シンセサイザーであるところです。
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ThumbJamでおなじみのディベロッパーSonosaurus LLCによるニューアプリDrumJamは、エスニック風なリズム演奏を楽しむことができるアプリ。サウンドはパーカッショニストPete Lockettによる演奏が録音されており、楽器はアゴゴ、ボンゴ、カホン、クラップ、コンガ、カーベル、クラッシャー、シェイカー、ドイラ、ファンク+ロックドラムキット、ハット、スネア、ガタム、カンジーラ、Konnakol(インドの歌唱法)、レク(インドのタンバリン)、シーズ、スルド、タブラ、タンバリン、The Dube、トライアングル、ウッドブロックなど、ふだんあまり聞き慣れないパーカッションのサウンドも収録されているので、パーカッションについての知識を得ることもできるのが嬉しいです。
二つに分けられたコントロールエリア、画面上のメインエリアにパーカッションアイコンをドラッグすると自動的にプリセットパターンが再生され、アイコンの置き方によってボリューム、ステレオパンの設定ができるようになっています。またPartsページに入ると、それぞれの楽器に対して20種類のパターンが用意されてあり、ここでリズムパターンのバリエーションを選択することができます。Mute/Soloページではそれぞれの楽器のミュート/ソロを選択、Filterページでも同じくそれぞれの楽器のフィルター操作をすることができます。
画面下にあるソロパッドは、ループに合わせパーカッションのソロ演奏を楽しむことができるエリアで、パーカッションアイコンをパッドにドラッグすると演奏を始めることができます。クオンタイズ、エフェクター、ピッチの設定を変えながら演奏するとより気持ちは高まります。
録音機能、iTunesを使った録音ファイルのシェアリング、AudioCopy、CoreMIDIにも対応。外部MIDI機器との同期やソロパッドを使って外部MIDI機器のサウンドをトリガーすることも可能。ユーザーがループパターンを独自に作れないのは残念ですが、実用的な機能が満載で、iOSパーカッショニストとして飽きることのない演奏を楽しむことができます。こんなハードウェアドラムマシンがあっても面白いでしょうね。
App Storeにて現在¥350
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Maschineに標準で付属する音源はおよそ6G分のもので、サンプルの数は18000以上。ダンスミュージック系のサウンドやドラム、パーカッションサウンドが中心となっていますが、ベース、リード、アコースティックドラム、ピアノ、ストリングス、ブラスなど、幅広いジャンルでも使えるインストゥルメントサウンドも用意されています。
バージョン1.6でのライブラリスペックは次のリンクの通り
どのサウンドもすでに磨きがかけられており、とてもクリアーで、前に出てくるサウンドは今の時代にもっともアピールするところでしょう。ダンスミュージックに不可欠な低音に関しても十分に気が配られており、たとえばTR-808や909のキックに関しては、本物と比べてもあまり引けをとらない位の厚みを感じることができます。それもそのはず、Loco DiceやTimo Maasなど有力現役アーティスも音源制作に参加しているようです。
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