今週月曜日に発表されたNative Instrument Maschine MIKROとソフトウェアアップデート1.7.1それからiOSアプリiMaschine。今週のシンセニュースはこのMaschineの話題で持ち切りといった感じです。すでにこのブログでも何度かレポートしているように、このMaschineはあくまでもソフトウェアが主体、6Gあるライブラリーは特にダンスミュージック、エレクトロミュージックプロダクションに最適な音色が多数収録されています。
さて新しいパッケージMaschine MIKROですが入門者向けというアピールもあるようですが、よくある機能制限付きのDAW入門者向けソフトウェアとは違い、ソフトウェアはフルバージョンと同じ6Gのライブラリーと機能。コントローラー部分はフルバージョンでは2つあったスクリーンが1つの小型スクリーンに、8つあったノブが1つに、8つあった青色のグループ選択ボタン、MIDI端子がなくなっているようです。
一度本家MASCHINEに慣れてしまった人はその操作に戸惑うことも多々あるかもしれません。またノブが1つしかないので、リアルタイムにエフェクターを操作したい人は本家Maschineの方をお勧めします。しかし評判のあるパッドのサイズはそのまま、なんといってもサイズが小さくなったことで持ち運びやスペース確保が楽になることは間違い無し。そして値段は399ドルとなっています。
pics from De:Bug
コルグの新製品Wavedrum Miniに付属するセンサークリップはあらゆる物をパーカッションに変えることができるツール。このセンサーはマイクロフォンではなく、トリガースイッチのような物なので、音源自体はWavedrum Miniに内蔵する物を使います。しかしクリップを付ける場所によってはその表現力は大きく変わってきます。ペットボトルを使ったシェイカーはちまちまとコンピューターに打ち込んだシェイカーよりも断然味があるのです。しかしどうしてMIDIが搭載されていないのか???という点が話題の中心になってしまっているのが残念でなりません。
さてこちらは新しいiOS音楽アプリのTable Drum。アイデアはKorg Wavedrumのセンサークリップと似ているのかもしれません。iPhoneの内蔵マイクを使い、アプリに内蔵する4種類のドラムサウンドを身の回りの物を使って演奏させることができます。キックドラムを机を叩いた音で、スネアドラムをコップを箸で叩いた音で、なんてことができるのですが、今こうしてコンピューターに文字を打ち込んでいる間にも音が間違って反応してしまっているわけでまだまだ完璧とはいいがたいのですが、 レイテンシー(遅延)はほぼなし、ベロシティー(強弱)の認識もあり、叩いて演奏することの楽しさは十分感じることができます。しかしやはりMIDIに対応してもらいたいですよね。App Store
もし本当にこんなドラムマシーンがあったらなあ、、と思わせるイメージ画像ですが、これはFingerlabからのiPad用ドラムマシーンアプリ。似たようなアプリはすでにいくつもあるのですが、デザインと使いやすさという点ではダントツ2重丸。シーケンスが16ステップしかないという点やMIDIシンクに対応していないなどの点は今後のバージョンアップに期待大。現在70%ディスカウント中で¥230
12のビンテージドラムマシンキット(CR-78,TR-808,TR-606 MiniPops,Farfisa,MT-80,DRM-15,Polaris,MXR,Linn 9000, RX,Nano)の他にFingerlabによるオリジナルキットが12収録。
いつの日からかElektron Machinedrumのボリュームのノブが調子悪くなり、ノブを回すとガリが入ったり、右からしか音が出なかったりとか、致命的ではないにせよけっこうストレスだったのです。そこでスウェーデンにあるElektoronのサポートに電話をしてどのくらいの修理予算が必要か確認してみたのです。すると、診てみないともちろん分からないけどたぶんボリュームのノブがいかれてるだけだからそこを交換すれば云々、そこのパーツだけ譲ってあげるよ、、みたいなことで7ユーロばかり払ってそのボリュームのノブを郵送してもらったのでした。ここ左上が問題のボリュームのつまみ。え、、なんだか素人にはむずかしそう、、な。ただハメ変えるだけじゃないの??!!
はい。ハンダ付けです。ちょっと小さな作業過ぎて普通のハンダでもちょっと難しそうな感じ。そして自分で修理することは当然のごとく断念。しかしさすがドイツ。友達の協力のもと修理完了。今では無事に音がちゃんと出るようになりました。
日本に住んでいた頃は自分で機材の修理をすることなど考えたこともなかったけど、ヨーロッパの方では結構普通なんでしょうかね。とにもかくにもいい経験だったので記念に写真を。
デトロイトハウスプロデューサーMike HuckabyのNI Maschineを使ったデモンストレーションビデオ。使った音色はkick、hat、rim、clap、ボーカルサンプルにNIエフェクター Mouthを使い音を加工していくだけのシンプルな内容にかかわらず、、ディープな音楽になっていきます。やはりセンスってやつですね。個人的にもっと気になるのはコンピューターの右側でアナログテープが回っているといところ。デトロイトハウスの音の秘密はこの辺りにあるような気がします、、。
人気アプリPropellerheadのRebirth for iPadがver1.1になり、Audio Copy Paste機能に対応することになりました。このAudio Copy Paste機能とはSonoma Wire Worksが提唱するもので、たとえばこのRebithで作ったサウンドをWavファイルとしてコピーし、他のAudioCopyPaste対応アプリケーションに、そのサウンドをペーストすることができるというものです。
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