日本の音響機器メーカーZOOMは、これまでのイメージを覆すような、新発想のインストゥルメントARQを発表しました。ARQ はAero Rhythm Trakの略だそうです。空中リズムトラック?とでも訳すのでしょうか。
ARQは、ドラムマシン、シーケンサー、ルーパー、MIDIコントローラの機能を合体した製品です。本体はBase Stationと呼ばれる音源と、Ring Controllerと呼ばれるコントローラの二つのコンポーネントからできており、Ring Controllerだけを取り外し、タンバリン(フリスビー?)のように演奏をすることもできます。
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1979〜1980年にカルト的に人気を誇った、アメリカElectro-Harmonixのアナログ・ドラムモジュールSuper Space DrumとCrash Padが復刻されることになりました。フットペダル型エフェクターの筐体の中には、当時の回路が忠実に再現されています。まずはイントロダクションビデオをとうぞ。
超80s サウンド!おじさん的には昔々流行ったCCBなんかを思い出してしまいますが、このゴッツイドラムパッドのスタンドがなんともカッコいいです。ステップシーケンサーやエフェクターを一緒に使う操作も楽しそうです。ドラムマシン1台ではなく、小型モジュールを何台も組み合わせてキットを作るというのも、なかなか素敵なアイデアです。
Super Space Drumは、深みのあるキックからハイトーンのタムやSci-fiサウンドを得意としています。音を出すには、搭載するトリガーボターンを押すか、外部ドラムパッドを接続してゲート信号を送ることになります。MIDIは付いていません。
Crash Padはパーカッション系サウンドやスネア、シンバル、ハイハットを得意とする他に、オシレータースウィープのようなサウンドを作ることができます。また、外部から入力したサウンドにレゾナントフィルターをかけて出力することも可能となっています。エクスプレッションペダルやCV信号の入力も可能で、リアルタイムでフィルターを操作することができます。
価格の記載はまだありません。
下のビデオは1980年のオリジナルSuper Space Drumのデモビデオです。コースターのようなパッドがなんともイカしてます。
NI MASCHINE がアップデートバージョン2.3.1 をリリースしました。アップデートはいつものようにNI Service Centerアプリから行うことができます。(無償)
MASCHINE 2.3.1 にはブラウザーに「お気に入り機能」が追加されました。ソフトウェアからでもハードウェアからでも、お気に入りのキット、サンプル、インストゥルメント、エフェクトすべてに☆印のマークを付けることができるようになる便利な機能です。特にKOMPLETE をインストールしている場合には似たようなプリセット名が多く、例えばどのベースの音色が好きだったのか?忘れてしまうようなことがよくありました。これからはまずお気に入りチェックを入れたものだけを表示させ、すぐに作業に取りかかれます。
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iOSドラムマシンElastic Drums が間もなくアップデートバージョン1.6 をリリースします。このアップデートバージョンでElastic DrumはMIDIハードウェアコーントローラへのMIDIマップが可能になることと、先日リリースなったばかりのAudioBus Remote にも対応するようになります。
上のビデオでは、Elastic DrumをAudioBus Remote とIK Multimedia のiRig Pads からコントロールしている様子で、Elastic Drumのサウンドをトリガーしたり、パターンチェンジやエフェクト操作をおこなっています。
下の方のビデオはArturia BeatStep へMIDIマッピングをおこなっている様子です。やはりコントローラがあるとドラムマシンはよりドラムマシンらしくなり、Elastic Drum の演奏もさらに楽しくなることでしょう。
ドイツ・ベルリンのハードウェアメーカーMFBが新しいドラムマシンTanzmaus を開発中のようです。Tanzmaus…(.踊るネズミ)…は、同社のアナログドラムマシンTanzbär…(踊る熊)….のコンパクトバージョンといったスペックのようで、本体のサイズの方も熊より小さいネズミサイズとなるようです。画像を見る限り、4つのインストゥルメント(キック、スネア、クラップ、タム)と、本体右中央にある2つのインストゥルメント(ハットと何か)合計7つのインストゥルメントを備えるドラムマシンのようです。本体下にはステップシーケンサーと思われるボタンも並んでいます。サウンドの方は果たしてどのようなものなのでしょうか。ネズミのように切れのある音(?)に期待したいです。
via Sequencer.de
Native Instruments MASCHINEのバージョン2.3がリリースされた。いつものように登録ユーザーはNI Service Centerより無償でダウンロードすることができる。
今回のバージョンアップのハイライトとなるのは、すべてのMASCHINE 2 ソフトウェア登録ユーザーに「KOMPLETE SELECT」が配布されることだ。この「KOMPLETE SELECT」はNI KOMPLETEから選りすぐりの10種類のソフト(総額およそ10万円相当!)がバンドルされている。KOMPLETE 10やKOMPLETE 10 ULTIMATE のユーザーでない人にとっては、棚から牡丹餅が降ってきたような嬉しいプレゼントだ。登録ユーザーは数日内にダウンロード案内がemailで送られてくるとのことだ。
MASCHINEとKOMPLETEソフトウェアの親和性はとても素晴らしい。MASCHINEハードウェアのツマミをグリグリと動かしながら、パッドをたたきながらトラック制作することをぜひお勧めしたい。
KOMPLETE SELECTに含まれるソフトウェア
いくつかのソフトウェアは以前のバージョンでもすでに付属していたものだが、真新しいところではミニモーグ系アナログエミュレートMONARK、最新のグランドピアノサンプルプレイヤーThe Gentle Man、面白いところではサンプルプレイヤーWest Africaあたりがお勧め。
- MASSIVE
- MONARK
- THE GENTLEMAN
- DRUMLAB
- REAKTOR PRISM
- SCARBEE MARK I
- RETRO MACHINES
- VINTAGE ORGANS
- WEST AFRICA
- SOLID BUS COMP
今回のバージョンアップでは新しいDrum Synth インストゥルメントとエフェクターも追加されている。リバーブはこれまでのMASCHINEとは違うなかなか素晴らしいクオリティに感じる。
- Drum Synthの新しいシンセエンジン「Cymbal」搭載。モードは「Crash」と「Ride」の二つ。
- Drum Synth「HiHat」に新しいモード「Hybrid」搭載
- Drum Synth「Snare」に新しいモード「Breaker」搭載
- Drum Synth「Tom」に新しいモード「high」搭載
- 新しいエフェクター「Reverb」搭載、「Plate」「Room」「Hall」3つのモード、これまでのReverbは「Reverb(Legacy)」に変名
- エフェクター「Distortion」に新しいモード「Analog」搭載、これまでのDistortionは「Mullholland」モードに変名
- エフェクター「Limiter」に新しいモード「Transparent」搭載、これまでのLimiterは「Legacy」に変名
- エフェクター「Cabinet」のパラメーター変更
ソフトウェア・ユーザビリティの改善
- DAWソフトウェアからScene Change の実行が可能に
- MIDIパターンをエクスポートする際に、空のMIDIチャンネルも空の状態でエクスポートされる。(つまり、サウンド1はいつもチャンネル1、サウンド2はいつもチャンネル2、特にDAWソフトにMIDIパターンをいくつもエクスポートする際に便利)
- パターンエリア内でのクオンタイズ・50%クオンタイズの実行可能(右クリック)
- マクロ・パラメーターのコピー&ペースト&カットが可能
- その他、KOMPLETE KONTROL S-シリーズキーボードとのコンビネーションが大きく改善(KOMPLETE KONTROLソフトウェアの1.1 もリリースしたばかり。)例えば、アルペジオ演奏をした時に演奏をホールドする機能がついたので、アルペジオを演奏した状態で、両手でパラメーターをいじくることができるようになる、など。
かなりボリュームのあるバージョンアップだが、無償。たくさんのサウンドの追加、しかも堅実な機能も多く追加されており、十分納得できるバージョン2.3となっている。