80年代のヤマハのドラムマシンRX-5。私はこのスネアの音が大好きで、いまだにサンプルを鳴らしては「う〜ん」と唸ってます。RX-5のサンプルライブラリー自体は簡単に見つかるものではありますが、RX-5をVST/AUプラグインとして蘇らせた「Vintage Drum Element」がリリースされました。なんて便利。しかも無償 🙂
「Vintage Drum Element」は5つのキットを収録。ドラムキットの他にFX、マリンバ、オーケストラのような、いたく80’sなキットも収録してあります。トータルにリバーブをかけることができたり、アナログレコードのようなノイズを付け足すVinylというエフェクト、その他トレモロ、パンチといったエフェクターも装備し、80’sの雰囲気を速攻で作りたい時に大いに役に立つはずです。
まずはデモトラックを聞いて80’sに想いを馳せて見るのはどうでしょう。
VST/AUプラグインをダウンロードするにはまずはトラックを購入(BUY NOW)を押し、ここで金額を設定します($o~)。ダウンロードしたファイルの中にプラグインファイルが入っています。ENJOY!
Single Cycle Audio @ Bandcamp
Webブラウザーで遊べるドラムマシン「Typedrummer」が登場。コンピューターキーボードをタイプし、あとはリターンキーを押せば作ったシーケンスパターンが再生する仕組みになっている。
仮に、guten morgenと入力してみる。全く悪くない。この入力方法もMPCタイプのドラムマシンとは違ったクールさがあって素敵に感じるところだ。ロービット系のサウンドもなかなか心地よい。
あとはどのキーにどのサウンドがアサインされているのか解明できればバッチリ。hackernewsというページには「Typedrummer音色パレット予想チャート」が記されている。
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ハードウェアシンセサイザーをVSTプラグインのように扱える?
スウェーデンの人気ハードウェアシンセメーカーElektron が発表したOverbridgeは、ElektronのAnalog Four/Analog Keys/Analog Rytmをコンピューターと接続しプラグイン・シンセ(VST・AU)として扱うことができるようになるものだ。それもUSBケーブル一本で、ElektronのアナログサウンドをDAWソフトウェアに入力することができる。また、DAWソフトウェアのプロジェクトをロードした時にはElektronハードウェアのセッティングも同時にリコールされるなど、便利な機能が山盛りだ。
アナログシンセシザーがコンピューターと融合?というと一瞬混乱をしてしまうところでもあるのだが、そこがElektronの技術のすごいところなのだ。Musikmesse 2015ではAnalog FourとAbleton Liveを使ったデモンストレーションが行われていたが、全くストレスを感じさせない操作の様子に驚かされた。
さらにエディターの開発も進められており、これによってDAWソフトウェアからオートメーションの操作も楽に行えるようになる。
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iOSドラムマシンElastic Drumアップデートバージョンが間もなくリリースされます。Elastic DrumはiMaschineやiMPCのようなサンプルドラムマシンとは違い、ドラム・サウンドを一から作り出すことができるユニークなドラムシンセサイザーです。シーケンサー・セクションは特に柔軟で、シーケンス速度や再生範囲を各トラックごとに設定することができたり、パラメーターのオートメーションをレコーディングすることもでき、トリッキーなパターンもあっという間に作れてしまいます。MIDIイン、MIDIクロックにも対応しているので、midimuxやaudiomuxと一緒に使えばDAWソフトウェアとリンクし、エレクトロニック音楽制作のための必須ドラム音源となるのではないでしょうか。
これまでのバージョンでもiPadに対応していましたが、最新バージョンではiPadに最適化したレイアウトが採用され、操作は断然快適なものになっています。また、MIDIクロックアウトにも対応するようになり、Elastic Drumをマスターにすることもできるようになります。
Elastic Drumは最新バージョンのリリースに伴い価格がやや上がることがアナウンスされてますので、もしまだ試していない人は今のうちに購入しておくことをお勧めします。
先日、ウェブブラウザーで作るアシッドハウスAsid Machine Betaを紹介したばかりなのだが、今度はHTML5 で作られたドラムマシンエミュレーターが登場した。ディベロッパーJamie Thomsonによって制作されたHTMP 5 ドラムマシンはウェブブラウザーChrome とFireFoxで動作するドラムマシンで、(Safariでは音が出ない模様)5種類のドラムキット(TR−808、TR-909、LinnDrum、Elektron Machine Drum、アコースティックドラム)を使い、16ステップのシーケンサーを使ったドラムパターンを作成することができる。各インストゥルメントにはピッチとボリュームノブが付き、808〜909的な気分を盛り立てるレイアウトが施されている。作ったパターンはWAVファイルとしてエクスポートすることもできる。SAVEボタンを押しておくと、次の機会のこのページを訪れた時のためにに同じパターンがセーブされている仕組みとなっている。音の方はかなりリアリティ迫るものに感じるのだが、皆さんはどう思うだろうか?あ、、、アクセント機能がついていない、、など細かい注文もいくつかあるのだが、それでもHTML5でここまで出来てしまうことに感激してしまうのだ。
Native Instruments POLYPLEX は8つのスロットにドラムサンプルを並べ、DAWソフトウェアからドラムパターンを打ち込んでいくことができるドラムサンプラーなのだが、このソフトウェアのすごいところは、1つのスロットの中に4つのサンプルを置くことができ、MIDIノートをひとつたたけば、4つのサンプルが同時に音を出すことができる。そして各サンプルの設定も細かく行うことができ、例えばサンプル1の音はディケイの長い音キック、サンプル2の音はピッチの高い音キック、サンプル3の音はサウンドエフェクトにする、サンプル4の音にはキックの逆再生の音にする、、、など、かなり細かいドラムサウンドの音創りを行うことができる。
付属するサンプルの数もかなりの量で、しかもサウンドクオリティもかなり高い。4つのサンプルを派手にエディットしても、ゴミのような音になることはまずなく、迫力ある音が不思議と作れてしまうのだ。
もう一つ、このPOLYPLEXの大きな特徴をあげるなら、各スロットや各パラメーターに『サイコロ』が用意されており、この『サイコロ』を振ればランダムにサンプルを選択できたり、パラメーターをランダムに設定することができる。キットを丸ごと全取っ替えしてしまう『サイコロ』もある。乱暴な言い方をしてしまうと、「適当に・・」音が作られるということなのだが、気に入った音が見つからず悩んでいる時にはこの『サイコロ』を振ってみると、予測外のいい結果になったりもする。いや、いかんいかん、元の設定に戻ろうという時のためのUNDOボタンもちゃんと用意されている。
POLYPLEX バージョン1.1
このPOLYPLEX が最新バージョン1.1をリリースした。バージョン1.1の大きな特徴は、NI のMASCHINEとの統合が行われたことだ。NIといえばこれまでもBatteryやDrum Lab などドラムサンプラー・ソフトウェアをいくつかリリースしているのだが、NIの看板ドラムマシンであるMASCHINEとは上手い統合ができずにいた。MASCHINEユーザーで、しかもKOMPLETE 10 のユーザーであるならば、同じメーカーのドラムマシンをひとつでまとめて操作したいと思う気持ちは当然のことだろう。
その点、POLYPLEXの最新バージョンは、MASCHINEのワークフローと見事に統合し、MASCHINEからでも不憫な思いすることなしにPOLYPLEX を操作することができるようになっている。
MASCHINE × POLYPLEX キット
まず、POLYPLEX のキットをMASCHINEのSOUNDに読み込んでみた。
これまでのPOLYPLEX のバージョンでは、MASCHINEからはマスターのパラメーターのみしか操作することができなかったのだが、今バージョンからはPOLYPLEXの8つのスロットすべてにアクセスすることができる。下の画像を見てもらえばわかるように、各サウンドのボリューム・バランス・チューン・ディケイ・インサートA・B・SEND1・SEND2これら8つのパラメーターを操作することができる。MASCHINEコントローラのノブを回しながら、オートメーション録音することも可能だ。
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