3月末にリリースされるという新しいiOSアプリMosaik。16トラック×32スロット、オーディオループからBPMを自動的に検出し、ワープ機能を使ったタイムストレッチを行いながらトラックを構築していくことができるアプリのようです。DAWソフトウェアというよりもリアルタイムに演奏をするDJソフトウェア的なもののようで、いわばiOS版 Ableton Live? それともiOS版 Cubase Loopmash? といえそうです。
最新のiOSディバイスは64ビットのプロセッサーを搭載していることもありかなりハイクオリティなパフォーマンスが期待できるわけですが、Mosaikのリアルタイムタイムストレッチが果たしてどのようなクオリティなのか注目してみたいと思います。
Features at a glance
- Audio import of samples or whole songs via iPod Library
- Beat-Signature-Analyzer for making beat-exact loops automatically
- High-Quality Time-Stretch Engine based on granular synthesis
- Audiobus support
In the Future
- Transient Detection for Attack-Phase loop-protection
- 16×32 Slots (16 Tracks / 32 Slots per Track)
- Built-In Effects
- Live-Input Beat-Signature + Transient Detection
- Much much more …
Mosaikの開発元であるNDVRはタッチセンサー付きキーボード「EVO」で話題になったメーカー。その「EVO Series One」の価格が大幅に下がり現在$199!!
Ableton 公認トレーナーLive schoolがリリースした「Roland AIRA TR-8 Samples x Fairchild Compressor」。発売前のAIRA TR-8 のサウンドがFairchild 670 コンプレッサーを通してレコーディングされ、Ableton Live 9 Drum Rackのフォーマットで収録されています。今日からAIRA TR-8 のサウンドを使って音楽作りができてしまいます。なんと無償でダウンロード可能。
「Roland AIRA TR-8 Samples x Fairchild Compressor」では全32のドラムパッドが使われており、そのうち16のパッドがドラムサウンド、16のパッドが808のキックサウンドから作られたベースサウンドが割り当てられています。ドラムパッド左側のマクロコントロールではベースサウンドの音色操作を行うことができ、右側のマクロコントロールでは各ドラムサウンドの音色選択やピッチ操作を行うことができます。
ダウンロードは http://blog.liveschool.net/roland-aira-tr-8-samples/ よりどうぞ。
さて、こちらの方はDe:Bug Music Technikが公開したばかりのAIRA TR-8とTB-3の生デモサウンド。特にScatter FX が細かくチェックされているので、気になっていた人、是非チェックしてみてください。
Ableton Liveをコントロールすることができるアプリ TouchAble の iPhone/iPod Touch バージョンであるTouchAble Mini がリリースされました。ご存知、TouchAbleはAbleton Liveはグラミー受賞アーティストからベッドルームプロデューサーまで、世界中のアーティストによって、ステージで、スタジオで、ツアーで利用されているアプリです。
TouchAble Mini はTouchAble iPad バージョンのおよそ80%以上の機能を網羅。iPhone/ iPod Touch の小型スクリーンのためにデザインされたレイアウト。とはいっても、指が大きい人にはちょっと不向きかもしれませんが、、しかし iPhoneユーザーであるのならこんなコントローラをいつも携帯できるのは嬉しい話です。ちょっとしたAbleton Live 用の簡易MIDIキーボードとして使うこともできれ ば、エフェクターコントローラーとして使うこともできます。
iPhone/iPod Touchを使ってAbleton Liveをコントロールするとなると今のところこのTouchAble Miniが一番機能豊富といえるでしょう。
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ライブパフォーマンスでアーティストがどのように機材を使っているのかを見るはとても楽しいものです。新しい機材ともなればさらに興味は増します。
thesecondwallによるNovation Bass Station 2 パフォーマンスビデオはBass Station 2 でどのような操作をしているのかが良く分かる親切なビデオです。
トラックは6つのBass Station2 パートからなり、キックとスネアはAbleton Liveで準備したものだそうです。
最近GIF画像使ってるんで目がちらちらするかもしれませんが 🙄 、ビデオは下の方です。
Bass Station フィルター自己発振テストのビデオも面白かったです。まだ見てない方はこちらよりどうぞ。
任天堂ゲームボーイの名作音楽ソフト「Nanoloop」for iOS のアップデートバージョン 3.20 がリリースされました。
Oliver Wittchow氏によって製作されたNanoloopはシーケンサー・シンセサイザー・サンプラーが揃った音楽製作ソフトウェア。Nanoloopが任天堂ゲームボーイのためのソフトウェアとして初めて発売されたのが1999年ドイツでのこと、その後世界に名を広め、今でもチップチューン音楽界ではもっとも影響力のある音楽ソフトウェアの一つです。現在はアンドロイドバージョンもリリース中。
久しぶりのバージョンアップということで、私も久しぶりにこのNanoloopで遊んでいるところなんですが、特に電車の中で白熱してしまうことが多々。今となってはごく当たり前のループベースのシーケンサーではあるのですが、ゲームで遊んでいるような感覚で簡単に音楽を構築して行くことができるのが楽しさの理由の一つです。
サウンドの方はゲームボーイ程のワイルドな8ビッドノイズではありませんが、妙にドライなエレクトロニックなサウンドは健在です。ほんの限られたパラメーターを使ってなんとか理想のサウンドを作ろうと頑張ることができるのも久しぶりのこと。何百とプリセットサウンドが用意されている最近のアプリではなかなか楽しめない部分です。
シンプルでミニマリスティックなデザインは、10年以上経った今でも飽きることがありません。むしろ全くノスタルジーを感じさせないのが凄いところです。目にうるさすぎるデザインのシンセサイザーとは違い、音楽を作ることだけに集中することができるんですね。
rvxiによるNanoloop Android&iOSを使ったトラック⬇
Nanoloop for iOS バージョン3.20の新機能
- すべてのパラメーターを、ステップごとに調整できます
- パターンの長さを変えられます
- チャンネルが8つになりました
- サンプルの長さが6秒になりました(モノラル)
- サンプルを詳細にチューニングできます
- レゾナンス・フィルター
- ゲインのレンジが広くなりました
- 滑らかなクリッピング
- シーケンサで再生中、再生を中断できるようになりました(プレイ&ポーズ)
- iPadとiPhoneで使用できます
- カラーはブラックにも変えられます
- フォント/アイコンの大きさを調整できます
- 新しいレイアウト
- バグの修正 (共有がiOS6でも機能するようになりました)
いつからの事なのか分からないのですが、NanoloopはMIDI同期も可能なんですね。Wifiネットワークを使えばコンピュータのDAWソフトウェアとテンポ同期を撮ることができます。
App storeでのカスタマーレビューでもあるようにアップデートバージョンの不具合が発生している様子ですが、Twitter oliver @nanoloop によると修正バージョンが間もなくリリースされるとのことです。
App storeにて¥400