アフタータッチ機能付きの49鍵のセミウェイトキーボード、4×3のMPCドラムパッド、8本のタッチセンサー式フェーダーをメインとしたAKAIからの新しいMIDIコントローラーキーボードAKAI Pro MAX49。アルペジエーターとシーケンサーが内蔵。注目はMIDI DIN端子、CVとGATE出力を備えているあたり。これによりビンテージアナログシンセサイザーとのコミュニケーションが円滑になる。付属するAkaiConnectによりMIDIマッピングが簡単に行えるようになりVSTソフトシンセのオペレーションもできるという新旧を統合する新しいAKAIのコントローラー。はたしてキーボードの引き心地はどのようなものなのか?
- 49セミウェイト鍵盤、チャンネルアフタータッチ付き
- 12MPCパッド、バックリット、4バンク
- 8LEDタッチフェーダー、4バンク
- CV Gateアウトプット
- ラッチ付きアルペジエーター
- ステップシーケンサー
- MIDI IN/OUT DIN
- MPCスィング、ノートリピート、フルレベルナビゲーション
- コントロールサーフェイスはMackie ControlとHUIをサポート
MPC Studioが発表になった。NativeInstrument Maschine Mikroへのレスポンスといった感じに伺える。USBによって駆動するコントローラーの厚みはおよそ1インチ。シルバーを基調としたシャープなデザインが好印象。ハードウェア左には4つのタッチセンシティブ対応Q-Linkノブが装備、Maschine Mikroにはノブが1つしか付いていないことを考えるとやや分がよい展開に。
残るはiPADアプリMPC Flyの発表を待つばかり。AKAIフォーラムにはこんなリーク情報も。
追記 予想価格$599
今月19日からのアメリカでのNAMM(世界最大規模の楽器ショー)を前に、この数日はどこのシンセニュースもAKAIとMOOGの新製品の話題で持ち切り。かつては日本の誇りだったAKAI MPCも今では英語サイトがメイン、日本人は開発に関与しているのだろうか?確かにMPCのドラムパッドは今でも魅力的なもの、しかしその魅力はNI Maschineによってはうまく引き継がれてしまったような、そんなAKAI MPCの暮れ行く日の光を眺めているようなところにMPC Renaissanceの登場だ。
MPC Renaissanceは大型コントローラー、かつてのMPCのような単体で動作するマシンとは違いコンピューターソフトウェアを起動することによって動作するNI Maschineと同様のハイブリッド方式。つまりコンピューターのパワーによってその動きは左右されることになるのだが、AKAIのコンピューターソフトウェアってはたしてどうなのだろう?という不安はやや隠せない。ベータ版と思われるソフトウェアの画像からはあまりドキドキ感が伝わらないのはどういうわけか。
気になるのはMPC3000とMPC60のサウンドをイミュレートするVintage Mode。すでにNI Maschineでも同じアイデアが搭載されているがこちらの方はビットレートを落としたようなザラザラサウンドを作るだけのお粗末なものだったので、本家AKAIがどのようなVintageModeを作るのか期待が高まる。
そんなライバルとMPC Renaissanceが異なる点は、オーディオインターフェイスとMIDIインターフェイス、そしてたくさんのI/Oを備えるところ。オーディオインターフェイスがどの程度のクオリティーなのかがとても気になる。付属する6Gに及ぶAKAIのサウンドライブラリーにはその伝統ゆえにとても信頼性がある。あとは価格がどのくらいのものなのか。
同時発表予定のMPC StudioとMPC Flyはまだベールを冠ったまま。MPC Studioは「スリムラインコントローラー」そしてMPC FlyはiPad2用のコントローラということだ。AKAI初のiOSプロジェクトは果たしてどのようなものなのだろうか。
追記 予想価格$1299