NLogPoly SynthのディベロッパーであるRolf Wöhrmanの提唱によってOpen Music App Collaboration ManifestoというGoogle group(掲示板)がオープンした。すでにたくさんの音楽アプリがリリースされているのはご存知と思うが、ほとんどのアプリはドラムマシーン、シーケンサー、シンセサイザーといったような音楽制作の上でのひとつのパーツでしかなく、それらのアプリがどのようにしたら1台のiPad/iPhoneの中で同時に使用できたり、同期がとれるようになるのかについて、ディベロッパー等により活発な議論、情報交換がかわされ始めている。これにより音楽アプリのコラボレーションが現実化されていく見通しだ。問題はiPadの持つCPUとRAMの限界をどのようにして乗り越えるのか。音楽アプリファンとしてはこの展開をあたたかく見守っていきたい。

上のビデオはPolyChordをコントローラーアプリとして使い、MoDrumをリズム音源として使っている様子。PolyChordがMIDIクロック信号を送ることでこの二つのアプリが同期している。

同じくPolyChordがnLog Proをシンセ音源として使用している。

ここではSoundPrismをメインにMoDrumをドラム音源としてプレー、nLog Proをシンセ音源として使用している。

さて、気になるのは日本産アプリの動向。Korg iMS-20とiElectribeに搭載されているBluetooth機能を使ったWIst(Wireless sync start technology)の動きがあまり実用的ではなかったこともあり、今後の行方が気になるところだ。

NLog Syn

Polychord

SoundPrism

 

via Synthtopia

 

 

 

 

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Genome MIDI Sequencer(GMS)はiPad用MIDIシーケンサー。あくまでもMIDIシーケンサーなので、このアプリ単体では音はならないが、リズムマシーンやシンセサイザーなどすべてのMIDI機材をコントロールすることができる。

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先日リリースされたばかりのHokusaiはiPad iPhone用マルチトラックのオーディオエディター。iPhone iPadで録音した音を編集するアプリです。インターフェイスが非常に美しく、ベーシック版はなんとフリー。後でエフェクター等を買い足していくことができるようになっています。

ビデオではiPhoneでレコーディングした音をiPadで編集しているようです。気に入った部分を(Trim)、それを別のトラックに(Paste)、2つのトラックを1つに(Mix Down Track)している様子です。さらにここではPich BendやDigital Echoなどのエフェクターを使い音に厚みをつけています。(ベーシック版では仕上がった音はDropBox経由もしくはiTunes経由で、WavファイルもしくはMPEG4ファイルとしてExportされます。

もちろんフリーということが嬉しいことですが、それだけでなく画面上に写される波形を指で操作し、即プレーバックされるのがとても楽しく、フィールドレコーディングをより簡単に行うことができるアプリです。

App Store

Wooji Juice

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AirVoxはiPhone iPadのカメラが手の動きを読み取り音を奏でます。右手で音のピッチを、左手でビブラートやボリュームなどのパラメーターをコントロールすることができます。音楽的に初心者の人でも楽しく音で遊べるだけでなく、アドバンスの人でもいろいろな音楽表現が出来るアプリ。21世紀のテルミンか!!

50のスケール、48のサウンドプリセット搭載。レコーディングしたファイルはemail、wifi、SoundCloud経由でシェアが可能。

yonac

app store にて¥250

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VirSynからリリースされたAddictive Synthは今までのiPadシンセとはやや違います。アシッドループやスペーシーなサウンドを得意とするとてもパワフルなシンセで、複雑なサウンドもWAVE、CONTROL、ARPの全3画面上で簡単に制作、エディットすることができます。

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今週、IK MultimediaからiRig MIDI、そしてLine6からMIDI Mobilizer2が発表されました。これによってすでに発売開始されているYAMAH iMX-1とあわせ3社によるiOS MIDIインターフェイスバトルが展開されることに。現段階ではiRig MIDIがややリードか? 今までにはない魅力的な特徴を持っています。

MIDI Thru  MIDI IN端子に入力された信号をそのままスルーして出力する端子。例えば、外部キーボードからiOS音源を演奏し、それと同じ情報を他のMIDI音源で鳴らすことが可能に。

USB Power Port  これによってMIDIインターフェイス接続中でも電源の供給が可能に。とくにライブ演奏にiPad iPhoneを使用する際には安心感が。

SampleTank for iOS  iRig MIDIに付属するアプリSampleTank Freeにはなんと1G分のサウンドが収録。アコースティック、オーケストラサウンドからエレクトロ、ムーグサウンドまで。デモサウンドは次のリンクより。http://soundcloud.com/ikmultimedia/sets/two-new-products-coming-soon

IK Mulitimedia

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