Alexander Zolotovによって開発された二つのiOSアプリ、SpectrumGenとPixelWave。スペクトラムシンセサイザーと呼ばれるもので、ビデオではちょっと分かりにくいかと思われますが、画面上半分で波形を描き、下半分で音の周波数を描き音をクリエイトしていきます。
演奏、もしくは作ったサウンドを録音可能。WavファイルとしてiTunes経由で転送ができるのと、Copy to Paste対応のアプリケーションにそのサウンドファイルをコピーすることができます。
上の画像はSampleWizの音色選択画面。右上のCopy to Pasteボタンを押すと、先にコピーしたファイルが選択できるようになります。
ここ数日iPad音楽アプリのアップデートが相次いでいますが、特に注目はヴァーチャルMIDI。このヴァーチャルMIDIに対応するアプリが増えたことにより、1台のiPadで複数のアプリを同時に使用することができるようになるのです。(iPad2以降の使用を推奨)
1、SoundPrismやPolychordといったコントロール系アプリからNLogSynやSunrizerなどのシンセ系アプリを演奏することができる。
2、MoDrumやMolten、FunkBoxなどのリズムマシン系アプリとNLogSynやSunrizerなどのシンセ系アプリのテンポ同期ができる。
これはまさにiPad音楽アプリの大躍進。いくつかYouTubeにその例がアップされているので紹介しておきます。
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大評判のNLogSynth Proはプロフェッショナル仕様のバーチャルアナログシンセ。早くからCoreMIDIをサポートするなど他のシンセアプリよりややリードしている感はありましたが、今回発表されたバージョン3.5のの内容もかなり盛りだくさんで大満足!! 個人的に一番うれしいのはNLogSynthがMIDI Clockを受信できるようになったこと。これによりNLogSynthのアルペジオのテンポが外部のMIDIマシン(例えばドラムマシンやDAWソフトウェア)と同期できるようになります。たとえば、、NLogをAbletonLiveと接続した場合、Abletonのテンポに合わせてNLogのアルペジオが動作してくれるのです。(ネットワークMIDIの接続もオッケイ)
設定画面Sys>Device ここではAlesis io Dockを使用しているので*Dock*と表示されています。もしネットワークMIDIを構築している場合は*NetworkSession1*と表示されます。ここでMIDI Clock INのチェックを入れます。アルペジオ設定、ここでArpOnとSyncOnにチェックをいれます。
Abletonの設定画面でもSyncをオンに
これでNLogProのアルペジオが曲作りに使える!!
この他今回のバージョンアップでNLogはWIST(コルグの提唱するBlueToothを使った同期機能)に対応。つまり2台のiディバイスがあればiElectribeやiMS-1oにNLogが同期することに。これにはノリノリのデモビデオが用意されてあるのでぜひ。
NlogSynth ProはAppStoreにて¥1300
ディベロッパーJörg Piringer が先日リリースしたばかりのRealBeatサンプラーを早速購入してみました。8つあるスロット(写真左下)に録音、すぐにシーケンスパート(写真右下)でリズムを組むことが出来ます。KaossPad風のエフェクター(写真右上)は3種類(フィルター、リミックス、クラッシャー)用意されています。録音した素材をエディット(写真左中央)することも可能。写真左上では15のシーケンスパターンをむことができます。とにかくシンプルな操作で即自作音源リズムが作れてしまうのがとても魅力的で楽しいアプリ。
自転車バージョン
キッチンバージョン
App Store にて¥170
NLogPoly SynthのディベロッパーであるRolf Wöhrmanの提唱によってOpen Music App Collaboration ManifestoというGoogle group(掲示板)がオープンした。すでにたくさんの音楽アプリがリリースされているのはご存知と思うが、ほとんどのアプリはドラムマシーン、シーケンサー、シンセサイザーといったような音楽制作の上でのひとつのパーツでしかなく、それらのアプリがどのようにしたら1台のiPad/iPhoneの中で同時に使用できたり、同期がとれるようになるのかについて、ディベロッパー等により活発な議論、情報交換がかわされ始めている。これにより音楽アプリのコラボレーションが現実化されていく見通しだ。問題はiPadの持つCPUとRAMの限界をどのようにして乗り越えるのか。音楽アプリファンとしてはこの展開をあたたかく見守っていきたい。
上のビデオはPolyChordをコントローラーアプリとして使い、MoDrumをリズム音源として使っている様子。PolyChordがMIDIクロック信号を送ることでこの二つのアプリが同期している。
同じくPolyChordがnLog Proをシンセ音源として使用している。
ここではSoundPrismをメインにMoDrumをドラム音源としてプレー、nLog Proをシンセ音源として使用している。
さて、気になるのは日本産アプリの動向。Korg iMS-20とiElectribeに搭載されているBluetooth機能を使ったWIst(Wireless sync start technology)の動きがあまり実用的ではなかったこともあり、今後の行方が気になるところだ。
via Synthtopia