ギターリスト達の間にもiPad革命ならぬ機材小型化軽量化の波は着々と訪れているようです。これまでギターやベースにターゲットを絞ったiOSエフェクターアプリやオーディオインターフェイス(IK Multimedia iRigやLine6 Sonic Portなど)はあったわけですが、ひとつ欠点となっていたことは、ペダルボードを接続することが出来ないところにありました。つまり手を使わなければエフェクタースイッチの切り替えをすることが出来なかったわけで、ギターリストのあるべき姿としてはあまりクールではなかったわけです。Blue Toothに対応したペダルボードも存在してはいるものの、あまり一般的ではないなど。

IK Multimediaが発表したiRig PROはMac、iOS専用の超小型オーディオインターフェイス。入力端子には XLR/ 標準コンボ・コネクターが採用。そしてMIDI入力端子も採用されているので、これにMIDI ペダルボードを接続すればiOSエフェクターアプリを足で操作することが可能になり、ギターリスト達は超ハッピー! IK Multimedia が提供する多くのフリーiOSアプリを即利用できるのも大きなメリット。

 

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昨日の新MIDIキーボードコントローラLaunchkey Miniの発表に続き、本日、Novationは小型コントローラLaunch Controlの発表を行いました。Launch Controlは16個のノブと3色に光るパッドが8つ備わった小型コントローラ。Launch Padと並べて使うことでAbleton Liveやの強力なコントロールシステムを構築できるほか、iPadとの接続によってNovationのフリーアプリLaunchPad Appのミキサーコントローラとして完全統合。クラスコンプライアントUSB対応なので、ドライバーのインストールは不要、主要DAWソフトウェアのミキサーコントローラとして即使用することも可能です。

Novation LaunchPadが初めてリリースになったのは2009年。Ableton Live使うミュージシャンのためのパフォーマンスツールとして注目をあつめ、YouTubeでの「コントローライズム」というムーブメントを作るきっかけとなったコントローラ。M4sonic、Madeon、Gotyeなどのアーティストはその代表格。

LaunchPadは64個のパッドが備わったコントローラで、欠点と言えば、通常ノブやフェーダーを使いたくなるようなボリューム操作においても縦8つのパッドを使わなければならなかったというところ。今日発表になったLaunchControlのノブを使えばこれまでにないスムーズなボリュームコントロールやエフェクターのコントロールが可能になるわけです。

 

 

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Novationが昨日発表したLaunchKey Miniは、25鍵のキーボード・16個のドラムパッド・8つのノブ・7つのファンクションボタンが備わったウルトラコンパクトなMIDIコントローラ。カラフルなパッドはベロシティにも対応している。

コンピューターと接続だけでなく、iPadとの接続も可能になっている。電源はUSBよりバスパワー供給されるので、外出先のカフェでも公園でもタクシーのなかでも気軽に(?)使えるところが大きな特徴。

 

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ノリに乗ってるCubasis for iPad。Cubasisユーザーフォーラムによると、間もなくバージョン1.6がリリースされるとのこと。今回のアップデート内容は、、
– 24 bit
– 96 kHz
– マルチオーディオアウトプット (マルチアウトプット対応のオーディオインターフェイスが必要)
– その他いろいろ

遂にCubasisも24bit/96kHz でのレコーディングが可能になるというではありませんか。ま、そうはいってもまだiPadに対応しているオーディオインターフェイス、しかも24bit/96kHzレコーディングに対応しているオーディオインターフェイスなんてそう多くは出回っていないような気がするのですが、思い当たるものだけピックアップしておきます。

Apogee Quartet

Apogee Duet

Apogee One

Focusrite iTrack solo

Pre Sonus Audio Box 44VSL

FireFace UCX

FireFace BabyFace

 

 


おそらくほとんどの人が予想していなかったことですが、DAWソフトウェアLogic Pro のニューバージョン Logic Pro Xが一昨日突如リリースされたばかり。なんと2009年以来のメジャーアップデートということです。多くのDAWソフトウェアがアップデートバージョンを発表したり、Logicにまつわる様々な憶測が飛び交う中で、ユーザー達はなんともいい難い微妙な月日を重ねていたわけですが、それは昨日までの話。

 

新しいユーザーインターフェイス iPadでコントロール

まず、大きく目に付くのはユーザーインターフェイスの大幅な改良、視覚的で分かりやすいデザインが採用され、Logicユーザーは気分一新が大きく計れそうです。iPadアプリ「Remote Logic」を使うことでミキサーやトランスポートの遠隔操作をすることが可能になったり、iPad版「Garage Band」の「スマートキーボード」や「スマートギター」と同じような楽器インターフェイスを使ったワイヤレス演奏が可能になります。アップルが作った純正Logicコントローラの使い心地とはどのようなものでしょうか。

 

Flex Pitch

個人的に楽しみにしているのはFlex Pitchという新機能。これまでのFlex機能はタイミングを修正するためのものでしたが、新しいバージョンではピッチの修正も可能になるそうです。Celemony Melodyneと同じような機能ではありますが、Logic本体にこのような機能が加えられたことはユーザーとしてはありがたいところです。

プラグイン

その他新しく加わったプラグインはDrummer、Drum Designer、Bass Amp Designer、Smart Controls など。しかし、これまでのプラグインエフェクターは特に改良されておらず、インターフェイスもそのままということになっており、すべてが刷新されたというわけではないようです。MIDIプラグイン(アルペジエーター)の追加はエレクトロ系ミュージシャンにとっては嬉しいところでしょう。

 

個人的には、曲作りを始める段階ではAbleton Live、最終的なアレンジやミックスはLogic Proで、、という方法をこの数年とっているのですが、特にLogicに対してストレスを感じていたのは、オーディオインターフェイスを設定する際に妙に長い時間がかかっていたことや、MIDIとオーディオのタイミングの悪さでした。このあたりの改善をかなり期待していますが果たしてどんなことになっているでしょうか。音質の向上はもちろんのこと。この夏はLogic三昧になりそう、いろいろ試してみたいと思ってます。

そして今回のLogic Pro Xからは64bit 版のプラグインソフトのみのサポートになっています。いずれそんな日が来ることは予想してはいたものの、遂にその日が来てしまったようです。最低動作環境は、OS 10.8.4 以降、5GB以上のハードドライブスペース 、4GB 以上のRAM、1280 × 768 以上の解像度を備えたディスプレイ。

価格はMac App Storeにて¥17,000 アップグレード版が用意されていないのはこれまでのユーザーにとって嬉しくない話ですが、この価格自体アップグレードっぽいものではあります。

 

 

Logic Pro X

 

 

 

 

 

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サンフランシスコに拠点を置くMiselu。数年前にAndroidをベースにしたMiselu Neiroという楽器ディバイスのアナウンスを行い、世界中の音楽テックファンから注目を集めているベンチャー企業。Miselu Neiroを実際に見た人の話ではかなりいい出来だということで、私自身もショッピングリストに挙げてはいたのですが、リリースにはまだ至っていませんでした。そんなMiseluが数日前に突如発表したのがiPad専用のMIDIキーボードC.24。「やっぱりiPadなんだ、、」という半落胆気味の意見も中にはあるようなのですが、様々な新しいアイデアが詰まった次世代MIDIキーボードC.24はiPadユーザーにとっては要チェックでしょう。

マグネットを利用した新しいタイプの鍵盤

C.24はiPadと合体させることの出来る2オクターブのキーボード。面白いのは、このC.24にはマグネットを利用したセミウェイト鍵盤が採用されているというところ。これまでのMIDIキーボードはスプリングを利用したライトウェイト鍵盤がほとんどで、iPad用のキーボードともなるともっとオモチャ的な鍵盤が多かったわけで、このC.24の鍵盤をたたいた時の感触がどのようなものなのか、試してみるのがとても楽しみです。また鍵盤にはオプティカルセンサーが取り付けられてあるので、ベロシティ、モノフォニックアフタータッチの検知も可能。

リボンコントローラ

キーボードの上、黄緑のLEDが光っている部分はリボンコントローラになっていて、左側がオクターブシフト、右側がピッチベンドやモジュレーションのようなMIDIメッセージを送るコントローラになっているようでうす。ピッチベンドは左側!という固定概念が取り払われているあたりも面白いですが、はたして使い心地はどのようなものでしょうか。

BlueToothを使った接続

iPadとの接続は、USBケーブル接続、もしくはBlueToothを使ったワイヤレス接続が可能になるようです。Bluetoothの実力がはたしてどのようなものなのか、キーボードを演奏する時にもまったくストレスがないものなのか、、とても気になる新技術です。

拡張モジュラー

キーボードとリボンコントローラの上の部分には拡張モジュラーを挿入することができる空きスロットが用意されており、後に、フェーダーやツマミにようなコントローラ使うことができるようになるようです。

クラウドファンディング

このC.24はクラウドファンディングKickStarterで出資者を募集中。99$以上を出資すればこの新世代MIDIキーボードをいち早く手に出来る!

 

 

KickStarter

Miselu

 

 

 

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