ThumbJamでおなじみのディベロッパーSonosaurus LLCによるニューアプリDrumJamは、エスニック風なリズム演奏を楽しむことができるアプリ。サウンドはパーカッショニストPete Lockettによる演奏が録音されており、楽器はアゴゴ、ボンゴ、カホン、クラップ、コンガ、カーベル、クラッシャー、シェイカー、ドイラ、ファンク+ロックドラムキット、ハット、スネア、ガタム、カンジーラ、Konnakol(インドの歌唱法)、レク(インドのタンバリン)、シーズ、スルド、タブラ、タンバリン、The Dube、トライアングル、ウッドブロックなど、ふだんあまり聞き慣れないパーカッションのサウンドも収録されているので、パーカッションについての知識を得ることもできるのが嬉しいです。

 

二つに分けられたコントロールエリア、画面上のメインエリアにパーカッションアイコンをドラッグすると自動的にプリセットパターンが再生され、アイコンの置き方によってボリューム、ステレオパンの設定ができるようになっています。またPartsページに入ると、それぞれの楽器に対して20種類のパターンが用意されてあり、ここでリズムパターンのバリエーションを選択することができます。Mute/Soloページではそれぞれの楽器のミュート/ソロを選択、Filterページでも同じくそれぞれの楽器のフィルター操作をすることができます。

画面下にあるソロパッドは、ループに合わせパーカッションのソロ演奏を楽しむことができるエリアで、パーカッションアイコンをパッドにドラッグすると演奏を始めることができます。クオンタイズ、エフェクター、ピッチの設定を変えながら演奏するとより気持ちは高まります。

録音機能、iTunesを使った録音ファイルのシェアリング、AudioCopy、CoreMIDIにも対応。外部MIDI機器との同期やソロパッドを使って外部MIDI機器のサウンドをトリガーすることも可能。ユーザーがループパターンを独自に作れないのは残念ですが、実用的な機能が満載で、iOSパーカッショニストとして飽きることのない演奏を楽しむことができます。こんなハードウェアドラムマシンがあっても面白いでしょうね。

DrumJam

App Storeにて現在¥350

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確かにスマートフォンは便利なものですが、平らなスクリーンに文字をタイプするとなると押したのかどうかわかりずらく、ちょっとイライラすることが多いですよね。iPadを使った音楽用コントローラに関しても、ボタン操作やフェーダー操作となると、やや味気のない感触や、見ないと押せないという問題があります。

アメリカTactus Technologyによる変形スクリーン技術Tactus Layerは、平坦なタッチスクリーンの一部が必要に応じて膨らみ、物理ボタンになるというもの。そして必要がない時にはボタンは消え、平坦なスクリーンに戻るそうです。Tactusは液晶画面に被せる薄いシートのようなもので、厚さに関しては全く問題なく、ボタンの形や高さもカスタマイズ可能なのだそう。

もしこれがiPadやiPhoneで使えるようなことになったら、音楽コントローラとしてのiPadの使い道はこれまで以上に広がってくるのかもしれませんね。フィンガードラムのような激しいアクションにも耐えられるのかどうかどうかは分かりませんが、パッドを使った音楽演奏は今までよりははるかに心地よいものになるはず。ipadだけではなく、このような技術を使った新しい音楽インターフェイスが登場してくることも期待できそう。早く試してみたいです。製品化は2013年予定。

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伝説のシンセサイザーPPG WAVE。僕は見たことはありますがさわったことはありません。オシレータ波形が2000種類用意されていたという1980年代のドイツ産伝説のシンセサイザー。YouTubeビデオを検索してみると、80年代のきらびやかなサウンドが当時の記憶をよみがえらせます。そしてこのPPGが現在のWaldorfに繋がっていくらしいのですが、詳しいことはhttp://www.proun.netに書いてあったので参考にしてみてくさい。

そんなPPG Waveの開発者であるWolfgang Palm 氏(画像上)が新しいiPadアプリPPG Wave generatorを開発中。とうぜん並大抵のものではないことは予想できるわけで、iPadファンだけではなくシンセファンの間でも期待が高まっています。間もなリリース予定、現在ティーザービデオとデモ音源が公開されているので、まずはそのサウンドを聞いてみてください。

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iceGearによるポリフォニックシンセサイザーCassini のiPadバージョンがリリース。3 オシレーター、  2 フィルター 、アンプ、  9 エンベロープジェネレータ、  6 LFO、  3バンドEQ、 サチュレータ、 2 ディレイ、  アルペジエータを備えるアナログモデリングの本格派アプリ。サウンドも良く、全9ページからなるナイスなインターフェイスでは余裕のあるプログラム操作ができる。特に面白いと思ったのはLFOで、16ステップシーケンサーとアクセント・ファンクションとフェイズ・コントロールが備わり、新しい音表現が可能にする。特にベース、パッドサウンドが印象的。まずは下のデモンストレーションビデオをどうぞ。

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今、世界でもっとも売れているダンスミュージックアーティストの一人Deadmau 5。その豪華絢爛ぶりはアメリカのシンセニュースではいつも噂の的。音楽の方向性は別として、彼のテーストはシンセマニアの心を揺さぶるものがあることは確かなのかもしれません。例えば、先日Facebookで公開された新しいスタジオの画像。2台のBuchlaとModcanモジュラーシステムが中央に置かれたスーパーモダンスタジオは、ただスゴーい。

Facebook Studio Porn!

さて、先週行われていたカナダ・トロントでのミュージックフェス。そこで今回Deadmau 5が見せてくれたものは、大型タッチスクーリンを使ったライブパフォーマンス。まるで巨大iPadとLemur。ノートトリガー、ループトリガー、フェーダーコントロールなど、iPadユーザーにはおなじみのアクションですが、これならば観客も何をやっているのか明確に理解できるわけですよね。果たしてこの巨大タッチスクリーンの正体は何なのでしょうか。

音質が悪いですが、ビデオの方をどうぞ。

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iPadアプリLemurを使い、Native Instruments MaschineをコントロールすることができるSL-M1。左手にある2つのパッド、右手に並ぶ4つのスライダーを使い、最大での64のMaschineマクロコントロールノブを操作することができる。大型のMaschineコントローラには8つのノブがついていますが、両手を使って操作ができるのは当然2つのノブまで。このSL-M1を使うと両手を使って同時に8つのパラメーターを同時操作できたり(8つはちょっと多すぎかもしれませんが)、瞬時にパラメーターをリセットすることやフルレンジにすることができ、iPadならではのコントロールが可能になる。通常のMaschineのコントローラでは及ぶことのできない、より複雑で新しいサウンドを作ることができ、テクノ心が大きく揺すぶられます。ライブ環境でも使えそう。Lemurプレミアムコンテンツ、フリー。

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