Youtubeビデオ CosmcosmによるAbleton PUSHデモンストレーション。PUSHを使うといかに素早くトラックを作ることができるのかが分かります。
ビートメイキング
ビデオ( 0:22~)ではまずドラムラックの音源をロードするところから始まります。音源は本体のディスプレイに表示されボタン一つでロードが開始されます。リズムの打ち込みが始まります。64のパッドのうち、左下半分にはドラム音源が並び、ここを叩けば音がなり、リアルタイムで録音をすることができます。右下半分のパッドではクリップの小節数を設定することができるナビゲート。そしてパッドの上半分はステップシーケンサーとなり、選択したドラム音源のパターンを作ることができます。リアルタイムで打ち込んだパターンもここに表示されエディットも簡単に行えることになります。
クオンタイズや、作ったパターン(クリップ)を次のクリップにコピーすることや、新しいクリップを作ることもPUSH本体の左側に並ぶボタンを一つ押すだけでできてしまい、音を止めることなくアイデアを作り貯めていくことができるのがスゴいところでもあります。
続いてビデオ( 1:22~)ではベースの打ち込みが始まります。ここでもリズムの打ち込み同様、音源を選択した後にリアルタイムで打ち込みをしています。
ノートエントリ・レイアウト
続いてビデオ( 1:54~)ではインストゥルメントラックの音源を使った打ち込みが始まります。音源を選択するとパッドはノートエントリ・レイアウトに変わり、64のパッドすべてを使った演奏が可能になります。水色になっているパッドがルートを示すサインで、パッドの配列には様々なスケールが用意されています。ビデオではアラブ系のスケールが選択されているようです。
続いてビデオ(3:52~)ではサンプル音源が選択され、打ち込みを終えるとクリップオートメーション(クリップにエフェクターの動きを録音)しています。
ビデオ(4:43~)からはブラス音源、シンセ音源、ハープの打ち込みが始まります。エフェクターの設定も本体上のディスプレイから行っています。
ビデオ( 8:06~)からは再びビートメイキングレイアウトに戻り、パーカッションの打ち込みを行っています。
完成
およそ9分30秒。コンピューターを見ることなく、音を止めることなくおおまかなトラックが完成してしまいました。あとは細かなアレンジを行えば、ダンストラックが完成してしまうわけです。また、ライブパフォーマンスでこのような即興的な演奏もできてしまうということも分かります。Ableton Liveとの完全統合、直感的な音楽制作を可能にするコントローラAbleton PUSHは本日よりオーダー開始。
たとえばAbleton LiveをコントロールするとなるとAbleton Pushがありますがフェーダーが付いていない。NI TraktorをコントロールするとなるとKontrol S4やS2がありますがそれらは持ち運ぶには大きすぎる。あれがあるけど、コレが足りない、、みたいな話が常に続いているここ数年のコントローラ事情。
そのてん、FaderFoxのコントローラは市場をにぎわすカラフルなコントローラとは違って流行に惑わされることのないデザインのドイツ産コントローラ。良質で格安。そしてとてもコンパクトなので持ち歩きにも便利。様々な種類のものがあるので、拡張コントローラとして必要なものだけを揃えていくのもアリ。
さて、アナウンスされたばかりのFaderFox UC3ですが、今回搭載されているのはクロスフェーダー・8つのフェーダー・8つのプッシュ式エンコーダー。8つのグループを使うことで合計136のパラメーターをコントロールすることができるスタンダードなデザイン。
マック、ウィンドウズ対応はもちろんのことですが、iPadにも対応しているのが嬉しいところで、もしiPadのタッチスクリーンに物足りなさを感じているようであれば、かなり使い道がありそうです。 €169
Continue reading »
Lividはいくつもの良質なハードウェアコントローラをリリースしているメーカーですが、同社ウェブサイトからの販売を中心に行っていることもあり、日本の店頭で見かけることは少ないアメリカン・MIDI・コントローラ。
さて、アナログシンセサイザーが大きな注目を集めている今年のNAMMショーですが、そんな中でLividが発表しているのはRGBカラーで光るパッド付きのコントローラ「Livid BASE」。Native Instruments Maschineに始まり、間もなくリリースされるAbleton Live コントローラPushなど、色鮮やかに光るパッドは今やコントローラの主流となっていますが、このLivid BASEの大きな特徴は9つのタッチフェーダーが装備されているところで、通常のフェーダーコントロールだけではなく、これらのフェーダーとパッドを組み合わせた同時操作が可能になり、今までのコントローラと違った柔軟な表現が可能になります。すべてはエディターを使い、ユーザーがどのようなセッティングをするかにかかってくるわけです。
価格$399 発売日 3月1日
- 26cm 28cm 1.9cm
- 1.36kg
- Completely editable with on board presets
- Works with anything that supports MIDI learn
- 32 velocity / pressure sensitive pads with aftertouch
- 9 touch faders with multiple LED modes
- 8 touch buttons
- 8 function buttons
- All controls have RGB lights
- USB powered and class compliant (no drivers needed)
- Constructed from high quality aluminum and rubber.
- Design and assemebled in Austin, TX
オモチャのようでオモチャでない、Numark からエントリーされているワイヤレスDJコントローラOrbit。2.4mHzの低レイテンシーなワイヤレス通信を使いコンピューター音楽ソフトウェアをMIDIコントロールすることができる。16個の光るパッドにはキューポイントやサンプルのトリガーをアサイン。大型のロータリーエンコーダーはスクラッチやジョグシャトルを。アクセロメーターにはエフェクターのコントロールに良さそう。パッドには圧力センサーは付いていないが、煩わしいUSBケーブルから解放されることを考えれば、かなりポイントの高いコントローラでしょう。ストラップを付けて首にかけるのもアリ、ベルトに付けたらチャンピョンベルト。
2013年春発売予定。99ドル
NektarはUSB DAWコントローラPanorama P1を発表。9つのフェーダー、16個のエンドレスエンコーダー、8個のLEDボタン、11のトランスポートボタン、22ナビゲーションボタン、11 Fキーボタン、カラー高解像度TFTディスプレイを備えたミキサー型のコントローラ。
CubaseもしくはReasonと共に使用した場合、ミキサーモード・インストゥルメントモード・トランスポートモードが自動的に選択され、ミキサーのコントロールから始まり、VSTプラグインやディバイスのパラメーターコントロール、プロジェクトのナビゲーションコントロールが可能になる。
また、キーボードショートカット機能をサポートしているところが大きな特徴で、最大8つまでのコマンドを記憶させ、ボタンをワンタッチするだけでDAWソフトウェアの機能やメニューにアクセスすることが可能になっている。
2013年4月リリース予定、 価格$299.99 / €259.99
もうすでに様々なテックサイトで話題になっているSteinberg Cubasis。このCubasisはiOS初のDAWソフトウェアというわけではないのですが、今のところ一番機能が充実しているiOS DAWソフトウェア。
本家Cubaseの基本的な機能に加え、他のiOSアプリを操作できるのはiOSならではの嬉しい話。さらにCubasisで作ったプロジェクトはデスクトップコンピューターのCubaseに持って行くことができるので、今までのスタジオ環境でプロジェクトを完成させることができるわけです。
- 無制限のオーディオ/MIDIトラック
- Steinberg社のバーチャル音源「HALion Sonic」をベースにした70以上のバーチャル音源サウンド
- 10以上のエフェクトを搭載したMixier
- 200以上のMIDIドラムループ
- バーチャルキーボードとバーチャルドラムパッド搭載
- オーディオ編集を行うサンプルエディタとMIDI編集を行うキーエディタ
- プロジェクトファイルの書き出し(Cubase対応): Dropbox、SoundCloud、Audio Copy、eメールによるファイル共有
- Core Audio/Core MIDIデバイス対応
今回試してみたことは、Alesis I/O Dockを使って外部MIDI音源をコントロールし、それをCubasisにオーディオ録音するという作業。Alesis I/O Dockを使えば、通常デスクトップコンピューターとMIDIコンバーター、オーディオインターフェイスを使う作業と同じことができるのです。
Continue reading »