この数年、様々な形をしたコントローラが開発されているわけですが、Disney-labsによって開発されているBotanicus Interacticusはもしかしたら世界で一番オーガニックなコントローラかも。植木鉢の土の中にセンサーを埋めこむと、植物そのものがコントローラになってしまうというもので、茎をさわる動きや、葉をワサワサとさわる動きがデータとなり、そのデータを音楽に活用することができるというアイデア。本物の植物でも人工植物でも効果の方は同じようです。ひまわりで作る音楽、チューリップで作る音楽、サボテンで作る音楽、想像は大きく膨らむのですが、残念ながらまだ商品化の予定はないそうです。

 

via De bug

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今、世界でもっとも売れているダンスミュージックアーティストの一人Deadmau 5。その豪華絢爛ぶりはアメリカのシンセニュースではいつも噂の的。音楽の方向性は別として、彼のテーストはシンセマニアの心を揺さぶるものがあることは確かなのかもしれません。例えば、先日Facebookで公開された新しいスタジオの画像。2台のBuchlaとModcanモジュラーシステムが中央に置かれたスーパーモダンスタジオは、ただスゴーい。

Facebook Studio Porn!

さて、先週行われていたカナダ・トロントでのミュージックフェス。そこで今回Deadmau 5が見せてくれたものは、大型タッチスクーリンを使ったライブパフォーマンス。まるで巨大iPadとLemur。ノートトリガー、ループトリガー、フェーダーコントロールなど、iPadユーザーにはおなじみのアクションですが、これならば観客も何をやっているのか明確に理解できるわけですよね。果たしてこの巨大タッチスクリーンの正体は何なのでしょうか。

音質が悪いですが、ビデオの方をどうぞ。

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iPadアプリLemurを使い、Native Instruments MaschineをコントロールすることができるSL-M1。左手にある2つのパッド、右手に並ぶ4つのスライダーを使い、最大での64のMaschineマクロコントロールノブを操作することができる。大型のMaschineコントローラには8つのノブがついていますが、両手を使って操作ができるのは当然2つのノブまで。このSL-M1を使うと両手を使って同時に8つのパラメーターを同時操作できたり(8つはちょっと多すぎかもしれませんが)、瞬時にパラメーターをリセットすることやフルレンジにすることができ、iPadならではのコントロールが可能になる。通常のMaschineのコントローラでは及ぶことのできない、より複雑で新しいサウンドを作ることができ、テクノ心が大きく揺すぶられます。ライブ環境でも使えそう。Lemurプレミアムコンテンツ、フリー。

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Secret Base Designによる新作アプリVoxKit。前作のAudio MIDI Connectは歌声や実際に弾いた楽器の音をMIDIデータに変えてくれるものでしたが、今回のVoxKitはドラム専門のMIDIコントローラー。たとえば手をたたくとキックの音がなる、茶碗をたたくとハイハットがなるなど、身の回りにあるものをドラムコントローラーにして、ドラムの打ち込みができるアプリ。同時にならすことができるサウンドは4つまで。またwifiネットワークを使い外部MIDIディバイスをならすこともできます。茶碗をたたいているのにキックがなったりしてしまうことはたまにありますが、リアル感のあるグルーブを作るには今後期待が持てそうなアプリです。条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、およびiPad に対応。iOS 4.2 以降が必要  App Storeにて¥85

 

いっかい 「 Audio MIDI Connect for iOS」

いっかい 「Audio MIDI Connect ディベロッパーSecret Base Design Softwareへのインタビュー」

いっかい 「Simmons社 Clap Trap のイミュレーションアプリClap Box for iOS」

いっかい 「すべてのものをパーカッションに」

 

 

 


Native Instruments TraktorのRemixdeckという機能は、サンプルファイルを様々な組み合わせで再生していくデジタルDJのための新しいアイデア。そのためのコントローラーとしてNative InstrumentsはKontrol F1というコントローラーを発売しているのですが、F1以外のコントローラーではこのRemixDeckを十分にコントロールすることができない、、、という問題がありました。詳しくはリンクより。

今日発表になったDJ Tech ToolsのMIDI Fighter 3Dのファームウェアアップデートのベータ版とMIDI Fighter Utility。HID信号を扱えるようになったことで、遂にTraktor RemixdeckのコントロールがこのMIDI Fighterでも可能になり、NI Kontrol F1は新しいライバルを迎えることになったわけです。

MIDI Fighterは同時にMIDI信号を扱うこともでき、ユーザーの好みによって様々なマッピングが可能。エフェクターコントロールなどは今まで通り、ゲームマシンのボタンをたたきまくるようなアクションはもちろん健在。さらにこのMIDI Fighter 3Dの特徴として、ジャイロスコープとアクセロメーターが内蔵。ディバイスを傾けることでモーションコントロールできる。さて皆さんはこのMIDI Fighter 3DとKontrol  F1どちらがタイプでしょうか? MIDI Fighter 3D $249.99

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Native Instrumentsが MaschineとMaschine Mikroの大幅割引を実施中。8月31日まで。これは相当うれしい話ですね。MaschineとMaschine Mikroのどちらにしようか迷う人たちも多いかもしれないので幾つかのポイントをあげておきます。

Maschineのソフトウェア自体は共に全く同じモノなので、出てくる音は全く一緒なのですが、大型のコントローラーだとコンピュータの画面を見なくてもほとんどのことをコントローラーだけで操作することができますが、Mikroだとそう簡単にはいきません。たとえばサンプルの編集だったり、音源やエフェクターを選ぶ時には大型コントローラーの方のスクリーンを使う方がはるかに分かりやすいです。

そしてノブやボタンの数から見ても分かるように、大型のほうがリアルタイムに操作できることがはるかに多いです。例えば、演奏中にエフェクターをグリグリといじったりしたい人には断然大型の方をお勧めします。

それからMikroにはMIDI端子が付いていないので、今後コントローラー等の拡張をして行きたいひとは注意しておいた方がいいかもしれません。しかしMikroの魅力はそのコンパクトなサイズ。パッドをたたくことに集中するのであればMikroでもまったく問題ないでしょう。

Native Instruments Maschine