白熱していくDJコントローラーの市場。下の表は各社DJコントローラー一覧。これだけのDJコントローラーが市場に出回っていることにはとても驚かされるが、それだけコンピュータを使うDJ(ベッドルームDJも含め)が世に存在するということが考えられるわけで、今後のDJの行方が楽しみでならない。そう、このブログは100%コンピューターDJ支持派です。

今日紹介するのはイタリアのトスカーナに拠点を置くMAAGOというメーカーからエントリーしたMAAGO 4×4(写真上)。およそ20のノブと40のボタンを備えるNI Traktor用の4デッキコントローラーで、シフトキーなしですべての機能に直接手を伸ばせるのが魅力。そして2つのUSBポートとMIDIのin/outを備え、MIDIコントローラーとしての使い道も考えられる。フェーダーやクロスフェーダーが付いていないあたりがとても個性的。価格は未発表。MAAGO

 

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伝説のマルチタッチコントローラーLemurがiPad/ iPhoneアプリとしてよみがえったのは昨年末の話。エディターを使い、DAWソフトウェアやMIDI機器のコントローラーを独自に設計できたり、発表されているテンプレートを使うことによって、iPadが様々な形のコントローラーになるという優れもの。現在ユーザーライブラリーには500以上のテンプレートが存在している。

さらにプレミアムコンテンツに発表されているテンプレートは現在5種類。どれも斬新なアイデアを持つテンプレートで、DAWソフトウェアとiPadコントローラーの可能性をさらに広げてくれるものが揃えられている。

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自分が歌った声や、ギターやピアノなどを演奏したオーディオデータをMIDIデータに変換してくれるというiOSアプリ。ちょっと昔では夢みたいな話だったことも、今ではiOSアプリでできてしまうのです。

iPadのマイクから入力された音声がアナライズされMIDIデータに変換。変換されたMIDIデータはCoreMIDIワイヤレスやUSB経由でAbleton LiveやLogic、GarageBandなどのDAWソフトウェアに転送されます。遅いフレーズならリアルタイムでDAWソフトウェアへのMIDIの書き込みができますが、早いフレーズの場合は一度このアプリにレコーディングしたものをDAWソフトウェアに転送したほうが効果は良いようです。

ま、ちょっとレイテンシーが大きいのが気になりますが、これからはMIDIキーボードを使わなくてもシーケンスの入力が可能になるかも?という今後のバージョンアップが多いに期待されるアプリ。

Background Audioにも対応しているので、ギターや自分の鼻歌でAnimoogやNlogなどのiOSアプリも演奏させることもできますよ。下のデモンストレーションビデオでその効果の程をご覧ください。

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Musicmesse2012のピアノ、オルガン展示コーナーに設置されていたドイツのメーカーEndeavourのブースでは世界初のタッチセンシング・キーボードEvo Keyboardが展示されていました。各鍵盤の表面にタッチセンサーが付いており、指を上下に動かすと様々な表現が加えられるというコントローラーキーボード。さっそく試奏してみることに。

各鍵盤のサイズは通常のものよりも長く、最初はとても奇妙な印象を受けます。鍵盤のハンマーアクションは比較的軽く、Rhodesエレクトリックピアノのような感覚。しかし鍵盤の表面を指で上下に動かしてみると、これは今までのピアノやキーボードとは違う物だということが理解できるようになります。

下のビデオでこのEvoによる新しい鍵盤の感覚をチェックしてみてください。問題は価格が€2700。え?という数字ですが、今年度末にはサイズも値段も縮小された製品が発表されるとのことです。

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先日、紹介したばかりの球体コントローラーAlphaSphereがMusikmesse2012に登場。数年前に日本に留学していた頃からこのプロジェクトに取りかかり始めたというインヴェンターのAdam君。彼からいただいた上の画像はその当時の様子を物語っています。

ミラーボールのような、地球儀のような球体には、48個大小様々な大きさのパッドが取り付けてあり、USBケーブルで接続されたコンピューターのサウンドをトリガーします。パッドのさわり心地はクッションのよう。指をパッドに押し込むような操作感は今までの楽器やコントローラーにはなかった新しいもの。今回のMusikmesseの中で、一番ピースフルで一番フレッシュなエントリーだったのではないでしょうか。下のビデオはアダム君によるAlphaSphereアクション。いまいち音が聞き取りにくくて申し訳ないです。

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赤いボディに包まったAKAI MPC FLY。AKAIサンプラー S-2000がiPadアプリとなり、専用コントローラとともにスポーティーな形でよみがえっています。パッドのたたき心地はやや薄っぺらいかな?という印象がありましたが、そこは本家MPCと比べること自体がナンセンスかと。エディットはiPadのタッチスクリーンで行うことができ、これは新しい感触。さわっていると、これがiPadなのかどうか忘れてしまうようなコントローラとの一体感。iTunesライブラリーに入ったトラックをすばやくサンプリングすることができたり、即、エディットページに入れるのが今の時代のスピード感なのかも。

NAMM2012での発表以来、長いこと待たされ続けているMPCファンの人々。その気持ちよく分かります。今回のMusikmesseでもMPC FLYはガラスケースの中を出たり入ったり。しかしもうすぐです。

 

AKAI MPC FLY

いっかい AKAI MPCがiPadアプリTabletopに載るというニュース

いっかい AKAIの復興はいかに?その3 MPC Fly遂にに登場