Asron Taylor氏によるプロジェクトGamelatronはインドネシアの民族楽器を使ったロボティック・ガムラン・オーケストラ。170に及ぶ楽器(銅鑼、シンバル、鉄琴、木琴など)がMIDI信号によって制御されます。

Continue reading »

Tagged with:
 

NI Traktor用のテンプレート

iPadをMIDIコントローラーとして使う際にもっとも優れている点は、KaossPadやX-Yパッドのような指をパッド上でグリグリと動かすような連続的な動作。先週バージョン1.5がリリースされたばかりのコントローラーアプリMidiPadsはそんなiPadの特徴を大胆に取り入れています。見た感じはAKAI MPCやNI Maschineのようなドラムパットですが、音をトリガーするだけではなく、それぞれのパッドにX-Y値も設定することができるので、音をトリガーした後にモジュレーションやピッチベンドをかけたりすることができるなど、ドラムサウンド以外の音色にも使ってみたくなります。下のビデオ(4:55から)ではNI Traktorのエフェクタースイッチを入れた後に、そのパラメーターを動かしている様子が見れます。

Continue reading »


膝をたたいたり、手をたたいたりするような本当に直感的な音楽作りをしばらく忘れていたような感じがするこの頃のエレクトロミュージシャン。だからMPC やパッド式のコントローラーに我々は大きな期待を寄せているのかも。このPulese Surface Controller Systemは吸盤の付いた小型マイクロフォンとソフトウェアがセットになったもので、机をたたいたり、ラップトップをたたいたり、たたいたものをMIDIデータに変換してれるというもの。ややこしい説明よりもビデオをどうぞ。


アイデア自体はすでにKorgWaveMachineMiniやいくつかのiOSアプリと似ているもの(リンク)ですが、これは手持ちのDAWソフトウェア、プラグインソフトウェアとMIDI接続できるのが最大の魅力。そして幅広いセッティングをサポートするソフトウェアなので、パーカッションサウンドだけではなくメロディックなサウンドを作れるのも魅力の一つ。マシーンに没頭するのではなく、身の回りにあるものを楽器にすることで作る音楽も少し変わってきそうな予感がしませんか?試してみたい!今のところマック専用。$59/$64(アダプター付き)

Pulse Surface Controller System

+ Piezo microphone and powerful software interface
+ Attaches to any surface via integrated suction cup
(velcro strips also provided)
+ Connects to external audio device or built-in audio inputs
(1/4″ and 1/8″)
+ Velocity-sensitive and highly responsive
+ Low-latency performance
+ Compatible with all software that accepts MIDI Note messages
(Cubase, Ableton Live, Pro Tools, VST plug-ins, etc)
+ Generate fixed note or random notes in a selected scale,
with control of octave, octave width, root pitch and 21 Scales
+ Fixed note length and note choke modes
+ Store and recall presets
+ Keyboard shortcuts for quick access to presets and important controls
+ Mac OS 10.5, 10.6, 10.7 compatible
(Windows / Ableton Live users, please contact us about M4L version)


ユニークなiPhoneアプリをリリースしているAlex Instrumentからの新しいアイデアは、パチンコ玉くらいの大きさのメタルボールを使うMIDIコントローラー。ボードゲームで遊ぶような感覚で音楽が作れそうですね。でもちょっと白熱してしまうとボールはどこかへ転がり落ちてしまうのではないかという不安もありますが。ビデオではAbletonLiveのReason Redrumをトリガーしている様子です。$199 近日発売 iOSバージョンもあり。

 

Alex Instrument



 
アフタータッチ機能付きの49鍵のセミウェイトキーボード、4×3のMPCドラムパッド、8本のタッチセンサー式フェーダーをメインとしたAKAIからの新しいMIDIコントローラーキーボードAKAI Pro MAX49。アルペジエーターとシーケンサーが内蔵。注目はMIDI DIN端子、CVとGATE出力を備えているあたり。これによりビンテージアナログシンセサイザーとのコミュニケーションが円滑になる。付属するAkaiConnectによりMIDIマッピングが簡単に行えるようになりVSTソフトシンセのオペレーションもできるという新旧を統合する新しいAKAIのコントローラー。はたしてキーボードの引き心地はどのようなものなのか?

 

  • 49セミウェイト鍵盤、チャンネルアフタータッチ付き
  • 12MPCパッド、バックリット、4バンク
  • 8LEDタッチフェーダー、4バンク
  • CV Gateアウトプット
  • ラッチ付きアルペジエーター
  • ステップシーケンサー
  • MIDI IN/OUT DIN
  • MPCスィング、ノートリピート、フルレベルナビゲーション
  • コントロールサーフェイスはMackie ControlとHUIをサポート

AKAI MAX49

 

Tagged with:
 

今月19日からのアメリカでのNAMM(世界最大規模の楽器ショー)を前に、この数日はどこのシンセニュースもAKAIとMOOGの新製品の話題で持ち切り。かつては日本の誇りだったAKAI MPCも今では英語サイトがメイン、日本人は開発に関与しているのだろうか?確かにMPCのドラムパッドは今でも魅力的なもの、しかしその魅力はNI Maschineによってはうまく引き継がれてしまったような、そんなAKAI MPCの暮れ行く日の光を眺めているようなところにMPC Renaissanceの登場だ。

MPC Renaissanceは大型コントローラー、かつてのMPCのような単体で動作するマシンとは違いコンピューターソフトウェアを起動することによって動作するNI Maschineと同様のハイブリッド方式。つまりコンピューターのパワーによってその動きは左右されることになるのだが、AKAIのコンピューターソフトウェアってはたしてどうなのだろう?という不安はやや隠せない。ベータ版と思われるソフトウェアの画像からはあまりドキドキ感が伝わらないのはどういうわけか。

気になるのはMPC3000とMPC60のサウンドをイミュレートするVintage Mode。すでにNI Maschineでも同じアイデアが搭載されているがこちらの方はビットレートを落としたようなザラザラサウンドを作るだけのお粗末なものだったので、本家AKAIがどのようなVintageModeを作るのか期待が高まる。

そんなライバルとMPC Renaissanceが異なる点は、オーディオインターフェイスとMIDIインターフェイス、そしてたくさんのI/Oを備えるところ。オーディオインターフェイスがどの程度のクオリティーなのかがとても気になる。付属する6Gに及ぶAKAIのサウンドライブラリーにはその伝統ゆえにとても信頼性がある。あとは価格がどのくらいのものなのか。

同時発表予定のMPC StudioとMPC Flyはまだベールを冠ったまま。MPC Studioは「スリムラインコントローラー」そしてMPC FlyはiPad2用のコントローラということだ。AKAI初のiOSプロジェクトは果たしてどのようなものなのだろうか。

追記 予想価格$1299

AKAI Professional