WebブラウザーGoogle Chromeの最新バージョン43.0.2357.65が公開された。この新しいバージョンではWeb MIDI APIがサポートされており、コンピューターに接続してあるMIDIキーボードやコントローラを使い、Webサイトをバーチャルインストゥルメントとして操作することができるようになる。
例えば、下のビデオはMoog Prodigyのオンライン・バーチャル・インストゥルメントを操作している様子だが、これを見る限りでは可能性は十分であるように感じないだろうか。
まさに始まったばかりのクラウドWebベースの音楽制作環境。もしかしたら将来、音楽ソフトウェアはすべてクラウドWebブラウザー上に置かれたりするなんてこともありうるのだろう。
StereopingMIDI コントローラキットがFMシンセサイザーの可能性をアンロックする?!
この上なく使いずらい1980年代のラック式音源モジュール。使いずらいがゆえにまだまだ私たちが知らない多くの可能性も秘めているわけです。そんな使いずらい当時の音源を、今の感覚で、ノブを使って動かすことができたなら、、、と思っている人は多いはずです。
ドイツのシンセメーカーStereopingのMIDIコントローラはおよそ40個のパーツを自分で組み立てていくキットとして販売されています。組み立てにはある程度ハンダ付けも必要となるそうです。tzzzzzzz 怠惰な人はこの時点で脱落ですね。でも下のデモビデオ(ヤマハの1986年のFM音源モジュール TX-81Z をコントロール)を見てみると、もしかしたら頑張ってみようかな、、と思ってしまうのです。というのも、TX-81Zのサウンドが彫り起こされているような、そんな音がするのです。
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Native Instrumentsの新しいDJコントローラKONTROL D2がついにリリースとなった。
KONTROL D2はDJソフトウェアTRAKTOR PRO 2 を操作するためのコントローラだ。これまでにもNative Instrumentsは数多くのコントローラを発売してきているわけだが、特にこのKONTROL D2の大きな注目は、このポータブルなサイズにしてカラーディスプレイが装備されていること。そして注目のオーディオフォーマットStems ファイルに対応しているというところだろう。
KONTROL D2のルックスはNI フラッグシップコントローラKONTROL S8の右半分を切り取ったような形になっている。では機能的にはどうちがうのだろうか?
今日はこのあたりをざっくりレビューしていこうと思う。
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Musikmesse2015 で実際に見て、さわってみて、良い意味でびっくりしたのがNovationの LaunchPad Pro だった。これまで画像でみていたイメージよりもはるかにカッコよく、LaunchPadが「Pro」になったんだという印象を強く受けた。
デザイン的にはAbleton PUSHをかなり意識しているようにも見受けられるのだが、サイズはPUSHよりも小さく軽いので持ち運びにも苦労しないだろう。これまでのLaunchPadと比べると断然たくましくなった印象で、スイッチ数が増えた分だけサイズはやや大きくなっている。そして高級感も増している。感激したのはパッドのたたき心地が素晴らしく良くなっていることだ。パッドはベロシティ/プレッシャーにも対応するようになった。これによって表現力は格別に上がるだろう。そしてRGBカラー対応のパッドは128色までの表示が可能で、MIDI/USB を通してコントロールすることも可能にもなるそうだ。
今回MusikMesseでさわっていて改めて気が付いたことは、これまでLaunchPadはAbleton Live専用のコントローラだったわけだが、このLaunchPad Pro ではスタンダードMIDIコントローラとしてどのソフトウェアとも接続できるようになることだ。そして本体の裏パネルにはMIDI INとOUT ポートも装備しているので、ハードウェアシンセサイザーと接続することも可能になる。これはAbleton PUSH にはない大きなチャームポイントなのではないだろうか。
LaunchPadが初めて世に出てからおよそ6年。グリッド・インストゥルメントの成長ぶりを大きく実感した。早くスタジオで試してみたい!
価格$299 もうすぐリリース
AKAI Proが発表したMidimixは$99.99のシンプルなMIDIコントローラだ。8つのフェーダーと1つのマスターフェーダー。各チャンネルには3つのノブ(イコライザー)と2つのボタン(ミュートまたはソロ、録音アームボタン)が付いている。基本的なミキサーのレイアウトなので迷うことなく操作することができることと、複雑なマッピングを必要としないところが良いところだ。ライブ最中には頼りになりそうだ。
このMidimix賢い部分は『SEND ALL』という機能だ。このボタンをひとつ押すだけで、Midimixののフェーダーの位置やノブの位置を一括してDAWソフトウェアに送信することができるのだ。
AKAI APC Miniと並べればベストマッチ。主要DAWソフトウェアにも対応しているので、Ableton Live以外でライブをしている人にもアピールするだろう。なんといってもポータブル(軽い!)、AKAIクオリティ(安心!)、そして価格が$99.99(行ける!)。発売は6月より開始される。
- Midi mixer to control virtually any DAW
- 8 individual line faders, 1 master fader
- 24 knobs, arranged 3 per channel
- 16 buttons arranged in 2 banks provide mute, solo and record arm functionality per channel
- Sends all mixer settings to the DAW with a single button press
- 1 to 1 mapping with Ableton Live (Ableton Live Lite included)
昨年の夏にNative Instrumentsがリリースしたキーボード・コントローラKONTROL S-シリーズは、それまでのMIDIキーボードの常識を超える先進的な機能とデザインによって大きな注目を浴びた。私自身もユーザーの一人ではあるのだが、NIのソフトウェアバンドルKOMPLETE 10 を演奏する上では切っても切れないキーボードコントローラと感じている。KOMPLETEの数え切れない位のプリセットを、KONTROL-Sのエンコーダノブを使いながら選択する感触は素晴らしいものがある。これがソフトウェアシンセサイザーの進化系なのかと思う反面、KONTROL Sキーボードを使っていると、「あれ?」と思ってしまうようなギャップを感じてしまうことも事実なのだ。たとえば、、
- KONTROL-S はNIソフトウェアだけのものなのか? KONTROL-S はNATIVE MAPというテクノロジーによってNI ソフトウェアのパラメーターをスクリーンに表示する。しかしNI以外のプラグインを読み込んだ時にはこれは動作しない。つまりKOMPLETEソフトウェアを持っていなければ面白みは半減?一般的MIDIコントローラとして見た時にはかなりユースレスといえる?
- 「アルペジエーター」や「スケールモード」はKONTROL-Sの一番キャッチーな機能ではあるのだが、DAWソフトウェアへのレコーディング(MIDI OUT)を行うことができない。
- KONTROL Sで音色のエディットを行っても、それをすぐにセーブすることができない。
- コンピューターとのUSB接続を絶ってしまうとKONTROL Sは何もできなくなる。
しかしこのようなギャップを感じるのも5月まで。先々日、Native Instrumentsはドイツ・フランクフルトでPRODUCT SHOWCASEを開催し、KONTROL S-シリーズ・キーボードの大きなバージョンアップを発表した。
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