先日部屋を掃除していた際に、学生の頃カーステレオにCDウォークマンをつなげるために使っていたカセットアダプターを発見したのですが、捨てるか捨てるまいか迷っていたところに面白い実験記事を発見したので紹介したいと思います。
Riku Annala氏による“テープサチュレーションハック”はカセットアダプターとカセットデッキを使い、格安のサチュレーション効果を作るというもの。2台の音源がカセットアダプターにつながれ、そのアダプターがカセットデッキに。デッキのアウトプットからレコーダーにつながれているようです。
ビデオを見る限り結果はかなり良好そうです。微妙なディストーションとコンプレッサーがかかりいい意味で音を汚すことができるようです。サチュレーションとはもともと磁気テープなどを使用した際に発生する柔らかな歪み効果のことを言いうので、ここでは実際にはテープを使ってはいないのでオーバードライブとい言った方が正しいのかもしれません。それはともかくリアルタイムでそれも超格安でアナログ効果が作れる素晴らしいアイデアだと思うので、興味持った人はぜひ試してみてください。
もうテープデッキなんて持っていないという人が大方だと思いますが、これを機にもう一度見直すのもいいことなのかもしれませんよね。たとえば当時やや高価だったデッキにはドルビーB、ドルビーCなど、カセットテープに応じて使い分けをしていたスイッチがあり、これを切り替えることで音のトーンが微妙に変わったりもします。
それから(当時はやや高価だった)3ヘッドのテープデッキ、、録音用のヘッドと再生用のヘッドが分かれているので、録音しながら再生音を確認できるという利点があります。もしかしたらテープディレイなどの効果も作れたりするのではないかと思うのですが、、、、どうでしょうか。これからYahoo オークションに行ってチェックしてみるのもいいかも。