今日はMaschineのソフトウェアをスタンドアローンで立ち上げ、サンプリングの作業してみたいと思います。Maschineはスタンドアローンモードでも十分音楽が作れてしまいます。
まずオーディオセッティングのページでディバイスを選択、ここではハンディレコーダーのH4が選択されました。
Recording レコーディングのページでまずは入力の設定。入力ソースの選択(ここではExt外部入力、In 1L モノ入力が選択されています)、録音モードの選択(ここではDetect/Threshold 入力-24.0dBを超えると録音が開始される)これらの設定を終えた後で、スタートボタンを押すとスタンバイ状態になり、音を入力し始めると録音が開始されます。
Edit 録音したサンプルの再生スタートポイント(S)と再生終了のポイント(E)を設定します。画面が見やすいので簡単に操作ができます。ループの設定もここですることができます。
画面右側からエディットのメニューを選ぶことができます。Truncate( サンプルの選択範囲外の部分を削除)Norm( サンプル音量を最大にする)などは必須エディットですね。
ここでひとまずサンプリング完了。パッドをたたいてみると、録音したサンプルが再生されるはず。
エディットしたサンプルを使ってシーケンスを組むことができます。ピアノロールスイッチビューを使うと、エディットしたサンプルをピアノロール上でシーケンスを組むことができるので、サンプルに音程をつけることもできます。
スライス機能を使うとサンプルを切り刻み、再構築するのに便利です。切り刻んだサンプルはMIDI鍵盤上に自動的に並べられ、かつてRecycleというソフトで有名になった機能ですが、Maschineのサンプリングセクションではもっともパワフルな機能となっています。
スライスモードは3つのモードから選択が可能、録音されたサンプルが均一にスライスされるSplitモード、音符単位でスライ スされるGridもモード、サンプルのダイナミクスを元にスライスされるDetectモードがあります。ここではSplitモードでスライスしたサンプルが表示されています。
それぞれのスライスの音ははハードウェアのパッドをおさえたり、ソフトウェアをマウスおさえることで確認をとることができます。スタートポイントやエンドポイントの調整やスライスの追加をすることもできます。
これらの調整が終わったあとでApplyボタンを押すと、これらのスライスがMIDI情報となりピアノロール上にマップされているのが確認できます。
Map それぞれのピッチやゲイン、パンなどもここで設定できます。
ピアノロール上にマップされたサンプルがMIDIノートしてシーケンスされています。べロシティーも描かれています。
一つのインストゥルメントに4つまでのエフェクターをかけることができます。さらにバージョン1.6からは他社のVST、AUプラグインも使うことができるようになりました。
コンピューターの強みをフルに利用したMaschine、とにかく作業が今までよりも簡単に素早くできてしまいます。