アメリカテキサス州ダラスに拠点を置くLivid。魅力的なルックスは去ることながら、サイト内のショップでの製品販売をメインとし、DIYコミュニティーとの強い連携を持つなどとてもユニークな展開をしている興味深いメーカーのひとつ。
そんなLividからの新製品CNTRL:RはテクノアーティストRichie Hawtinとの共同開発によるMIDIコントローラー。黒を基調としたアルミボディには8つのフェーダー、16のパッド、36のノブが付いており、おそらく数的には十分。そしてもっとも特徴的な16ステップのシーケンサーパッドはLinnDrum Tempestあたりを意識しているのだろうか、今までのコントローラーには備わっていない部分だ。MIDIマッピングすることで様々なソフトウェアをコントロールできるようになるのも魅力の一つ。そしてNovation LaunchPadのようなカラフルなLEDライトはオープンソースソフトウェアによってユーザー自身によるプログラムも可能になる。サイズは36,83×24,7(cm) 2,3kg。通常価格749ドル
下のビデオはAbletonLiveのMax for Liveを使ったライブステップシーケンサーのデモンストレーション。すべてのドラムサウンドがリアルタイムでエンベロープコントロールできたり、それぞれのステップにピッチ、パン、ボリューム、フィルターの量を設定できるプログラムになっている。Akai APCやNovation TwitchのようなAbletonLive内に既に用意してあるものをプレーバックしていくスタイルのコントローラーと違い、より即興的な演奏が可能になるところが新しい(もちろんテクノ系だが)。はたして触り心地はどんなものだろうか。