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Sonic AcademyのSonic Soundsシリーズから、革新的なリバーブ・プラグイン「Vela(ヴェラ)」が登場。現在、誰でも試せるオープンベータ版が公開中です。

「Vela」は、従来のコンボリューション(畳み込み)方式やインパルスレスポンス(IR)に依存しない、新しいアプローチを採用。ノードベース構造による柔軟なリバーブ設計と、グラフィカルなインターフェースによる直感的な操作性を両立したプラグインです。

 

従来とは異なるアプローチ

Velaでは、アーリーリフレクション(初期反射)とレイトリフレクション(後期反射)を個別にコントロールでき、密度やディケイ、ダンピングフィルターといったパラメーターを時間の経過に沿ってエンベロープで細かく調整することが可能。カーブを描くような操作で、滑らかで自然なリバーブテールを直感的に作り上げることができます。

さらに、Lexicon、Bricasti、TC Electronicなどの有名ハードウェア・リバーブのサウンドを、IRを使用せずアルゴリズムベースで再現。プリセットとして用いるだけでなく、そこから自由にサウンドを発展させていける柔軟性も備えています。

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どうして80年代の空気に惹かれてしまうのだろうか。VHSテープ、カセットウォークマン、ハンディカム…少しざらついた映像や音に、なぜこんなにも心が動かされてしまうのだろうか。

そんな”あの頃”のサウンドを、iPhoneやiPadで再現できるシンセが登場しました。

その名も「King of VHS: VCR Synth」。AudioKitが手がけた、懐かしさたっぷりのLo-Fi系シンセアプリです。プリセットがものすごく秀逸に作られていて、ちょっと音を鳴らすだけで「Stranger Things」のサウンドトラックのようなシンセワールドが全開します。


 

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AppleのAirPods MaxのUSB-Cモデルが、2025年のアップデートで大きく進化しました。
このファームウェア更新によって、これまで“リスニング用”とされていたAirPods Maxが、ロスレス再生・超低レイテンシ・空間オーディオ制作対応という、まさに制作向けのツールへと変貌を遂げたのです。

とりわけ注目したいのは、Logic Proとの親和性。
AirPods Maxを使うことで、Atmosミックスや空間オーディオ制作の体験がグッと身近になってきました。

 

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Cre8audioが面白いものを出してきました。

2025年春、彼らが発表したのは、完全アナログのドラムマシン「Boom Chick」と、ヴィンテージ感たっぷりのミキサー「Assembler」の2機種。しかもどちらも、モジュラー界隈でおなじみPittsburgh Modularとの共同開発。この名前を聞いただけでテンション上がった人、多いんじゃないでしょうか。

実際にスペックを見てみると、「ただのレトロリバイバルじゃないぞ?」という印象。どちらも今のシーンに必要な機能をちゃんと押さえつつ、アナログの良さを丁寧に活かしてる。5月に開催されるSuperboothで実機に触れる前に、今回のリリース情報から感じた印象をまとめておきます。

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Baby Audio は、人気のスペクトル・バランシング・プラグイン「Smooth Operator」の進化版、Smooth Operator Pro を正式リリースしました。開発に4年を費やしたこのバージョンでは、音質・機能性ともに大きな進化を遂げています。

初代と同様、基本操作はとてもシンプル。ターゲットカーブを設定してスレッショルドを回すだけで、音のバランスを自動的に整え、耳が疲れる帯域を軽減しながら明瞭度を向上させてくれます。

しかしその裏側では、従来のEQやダイナミクスでは難しかった倍音成分の精密な制御を、スペクトル処理によって実現。音が貧弱になったしまったりするような副作用も少なく、信号全体のトーンバランスを“外科手術的”に整えることができます。

主な新機能・改善点

Smooth Operator Pro は、ユーザーからのフィードバックを元に次のような新機能が加わっています:

✔ 音質と処理性能の向上
✔ ダイナミクスとイメージングの全パラメーターを完全制御可能
✔ スペクトル全体にノードを自由に追加・削除
✔ ノードごとの個別処理プロファイル設定(圧縮・フォーカス・定位など)
✔ 新アルゴリズム「Even」「Skew」搭載(ソースに応じた補正が選べる)

また、世界的なエンジニアによる184種類のプリセットも収録。 Craig Bauer、Max Jaeger(Ariana Grande、Drake、Diplo)、Preston Reid(Usher、Muni Long)、Ryan “Skinny” Shanahan(Zedd、Lady Gaga)などが参加しています。

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4月4日=“404 Day”

この日は、Rolandの名機「SP-404」シリーズを祝う特別な一日として、世界中のファンに親しまれています。近年ではこの日に合わせて、大型アップデートやイベント、記念キャンペーンなどが展開されるのが恒例となってきました。

そして2025年──SP-404MKIIが待望のVer.5.0ファームウェアアップデートを実現。
Seratoの3つの主要ソフトウェアとの公式連携が実現し、
これまで“サンプラー”や“ライブツール”として使われてきたSPが、今回のアップデートによって本格的なDJ・制作コントローラーとしての能力を開花させました。

対応するSeratoソフトはこの3つ:

1. Serato DJ Pro(有料版)本格的なDJプレイに対応。ステム分離・キーシンク・ビートジャンプなどの高度な機能が使えます。話題のApple Musicからの楽曲もコントロール可能。

2. Serato DJ Lite(無償版)誰でも気軽に始められるライト版。基本的な再生・キュー・ループなどはSP-404MKIIからすべて操作可能。こちらも、Apple Musicからの楽曲もコントロール可能。

3. Serato Studio(ビート制作ソフト)ビートメイキングやループ構築向けのソフト。SPのパッドとノブで操作でき、制作環境がハンズオンで完結します。

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