今回のMusikumesseの訪問のなかで、もっともホッとした気持ちにさせてもらった場所がここ。日本・大阪のアナログシンセメーカーREON。大手楽器メーカーのブースが並ぶ大通りからやや脇に入った小路でのインディペンデンスなメーカーの出展、ここではパーソナルな驚きと楽しみを与えてもらえます。代表の荒川氏による本格モジュラーシンセ、そして奥様の着物姿に多くの人が新しいインスピレーションを感じとっていたようにも感じました。
今回のエントリーはReon Driftbox Modular。2オシレーター持つシンセモジュールDriftbox Sが6セット、16ステップのシーケンサーDriftbox Qが2セット、ディレイとフェイザーを搭載するエフェクトプロセッサーDriftbox Eが2セット、エンベロープユニットDriftbox Gが2セット、そしてMIDIコンバーターがケースに入ったセミモジュールセット。各モジュールから放たれる鮮明な光がとても印象的、演奏者だけではなく見ている人でも楽しめる設計がされています。電子音を楽しもうという思いの詰まった日本産プロフェッショナルアナログシンセのこれからの展開が非常に楽しみです。
生方氏によるブレスコントローラーとeowaveのRibbonコントローラーを使ったデモンストレーションは侘・寂そしてユニーク。(興奮のあまり低音を聞かせてもらうのを忘れてしまいました。)また会える日を楽しみにしています。