様々なタイプのオーディオインターフェイスが市場に並んでいますが、特に移動を多くするラップトップミュージシャンにとってこのMOTU Track16は要チェックでしょう。まず、小さなサイズ。そして中央にある大きなコントローラー、レベル確認の為のメーター、たくさんのインプットとアウトプット、そしてMIDI。みたところApogee Duet2にそっくりですが、スペック的なことでいうとTrack16は必要なものがほとんどすべて網羅されている様子です。
- 16in/14out (デジタルでのi/o含む)
- マイク専用入力×2 プリアンプ
- ギター専用入力×2
- バランスライン入力×2
- ステレオライン入力×1(ミニステレオ)
- バランスライン出力×4 モニタリングのセットアップ可能
- ステレオヘッドフォン出力×2
- デジタル8in/8out(adat、SMUX、TOSLinksの8チャンネルまでの同時入力、96khzサンプルレート対応)
- MIDI in and out (これは嬉しい)
- SMPTE 対応
- FireWire800(バスパワー対応)
- USB2(外部電源が必要)
- Mac OS X, Windows 7 support, WDM, ASIO, Core Audio, Lion (Linuxは非対応)
- 24ビット/192kHz対応
- スタンドアローン動作
- サイズ:12.7×21.27×2.86cm
別売りのBreakoutBox(画像上)を使うと、煩わしいケーブルの差し替えから解放される。このBreakoutBoxをスタジオに置いたままにして、外出するときはTrack16だけを持ち歩くなど。
MOTU UltraLite-mk3 や 828mk3と同様に、CueMix FXデジタルミキサー装備。DSPベースのミキシングツール(リバーブ、EQ、コンプレッサー)はコンピューター側に負担をかけずにこれらのエフェクターをかけることができる。そしてこれらはiOS TouchOSCによってワイヤレスコントロールが可能。
アナライジングツール、オシロスコープ、チューナー(ギター専用入力も含め、ギターリストにとってもフレンドリーな内容)
MOTUによる発表によると、レイテンシーやドライバーに関してはMOTU mk3 Hybrid並みのパフォーマンスが期待できるとのこと。このタイプのコンパクトオーディオインターフェイスの中では今のところこのTrack16が最強かも。価格は$595で間もなく発売。
edit: 2012年7月20日より全国の販売店およびハイリゾリューションウェブストアにて販売開始 価格:オープン(税込実勢価格¥69,800)