ドラムパッドとキーボード(アルペジエーター)を使い、ダンサブルな音楽の演奏を楽しむことができるアプリYamaha Synth & Dr Pad。音源はおよそ60種類。コントローラー機能のみのアプリYamaha Keyboard Arp & Drum Padとは違うので注意。

特に面白いのは、ドラムパッド。AKAI MPCやNative Instruments Maschineで有名な4×4のパッドスタイルに、YAMAHA流のアイデアが付け加えられている。

PAD 一つのパッドに複数のMIDIノートをアサインすることができたり、パッドを左右2分割して複数のMIDIノートをアサインすることができたり、さらにステップシーケンサーをアサインすることもできるのが新しい。ドラムサウンドの演奏に限らず、インストゥルメントの演奏にも焦点が当てられている。

ROLL  MPCやNI Maschineではビートリピートと読んでいる機能ですが、指定した音符ボタンに応じてMIDIノートを自動的に出力してくれる機能。たとえばスネアロールのような奏法を簡単に行うことができる。MPCやMaschineにはないベロシティとゲートタイムの設定をできるのが新しい。

スライダー ピッチベンドとしてだけではなく、ベロシティーのレンジを変化させたり、MIDIコントロール情報を送信できたり、表現方法がより多彩になっているところが新しい。

レコーディング機能はいまいちな印象。セーブできるトラック数も5つまでしかないことや、エクスポート機能がないことを考えると、Garage Bandのような楽曲制作アプリとは違う種類のもののようです。しかし演奏する為の楽器として見ると、かなり楽しく使えますよ。個人的には久しぶりのYAMAHAのヒット作。

 

App Storeにて¥350

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