Native Instruments Maschineはソフトウェアとコントローラが一体になったハイブリッドマシンとして2009年にリリース。シーケンサー、サンプラー、リズムマシンとして、そしてワークフローの柔軟性やクオリティの高いサウンド、クオリティの高いコントローラで高い評価を得て、今ではスタジオやライブパフォーマンスで多く見られるようになった人気マシン。バージョン1.6からはAU/VSTプラグインを起動することができるようになったり、バージョン1.7からはNI Komleteと統合し、NI ソフトシンセ(FM8、Massive、Reaktor)とエフェクター(Guitar Rig)のプリセットをMaschineからブラウズすることができるようになり、ワークステーション型のマシンとしての側面もクローズアップされてきたところ。この何年かMaschineに接していて思うことはMaschineはバージョンが上がるごとに成長していくマシンであるということ。
さて、今日発表されたNative Instruments Maschine MK2は新しいコントローラとソフトウェアバージョン1.8のコンビネーション。コントローラはより感度が高くなり、より信頼のおける操作が可能になっているようです。パッドはカラフルになり、Traktor Kontrol F1と同じようにユーザーが色を自由に変えることができ、識別がしやすくなります。たとえば、スネアは緑、キックは赤など。ライブパフォーマンス最中ではいままでよりも直感的にパッドをたたけるようになりますね。
細かいところでは、旧バージョンであった3つのノブ(ボリューム、テンポ、スイング)がMK2ではグリッド式のプッシュエンコーダーノブひとつにまとめられているようです(画像上)。47個あるボタンはクリック式のボタンに変えられ、おそらくこれもKontrol F1のように押し心地のよいものになっているようです。
新しいコントローラに合わせ、ソフトウェアバージョン1.8のリリースが発表されています。注目はサンプラーマシンとしての機能向上で、待ち望まれていたオフラインでのタイムストレッチとピッチシフト機能(画像上)が追加されました。そのほか新エフェクターの搭載やkomplete ElementとMassiveのフルバージョンの搭載が発表されています。MassiveとMaschineコントローラの相性はピッタシですよ。
Maschine Mk2は10月1日より出荷開始。現在プリオーダー受付中。¥62.800 ¥36.800(Maschine mikro)
今までのMaschineユーザーがコントローラだけを格安で購入できるというオプションは残念ながらなさそうです。
いつも素晴らしいNIのプロモーションビデオ。今回もJeremy EllisによるMaschineダブル奏法。Massiveも使っているようです。
Maschineソフトウェアバージョン1.8
- MK2 コントローラサポート
- Colors for Groups, Sounds, Scenes, Patterns 色をつかった識別が可能
- Massiveフルバージョンが付属
- オフラインタイムストレッチ、ピッチシフト
- 新エフェクター: Transient Master
- 新エフェクター: Tape and Tube Saturators
- サンプルを含んだGroupのセーブ機能
- Maschineをプラグインモードで使用した際のトランスポート機能(プレーボタンとストップボタンが動作するようになり、ホストソフトウェアをコントロール可能)
- サンプル波形上でインディケーター表示(コントローラ/ソフトウェア)
- AutoWriteボタンのピン 今までのノブを使ってオートメーションを書くときには、AutoWriteボタンを押しながらのノブを回さなければいけなかったので、これからはオートメーションを書く際にも両手をつかえるようになります
- AutoWrite 機能 Maschine Mikroにも付きました
- Improved handling of missing samples サンプルサーチ機能の向上
- サンプルのプリリッスン 今まではハードウェアからサンプルを選ぶ際にプリリッスンできなかった
The New MASCHINE ハードウェア
- マルチカラーのパッド パッドの感度向上
- Sounds, Patterns, Groups Scenesへのカラーアサイン
- グリッド付きのプッシュ式エンコーダー(マスター)47のクリック式ボタン
- タイムストレッチ、ピッチシフトをコントローラからの操作可能
- ディスプレーの性能向上
- カスタムキット 別売り¥7.800 ゴールド、グレー、赤、ピンク、ダークブルーに模様替えできるそう、ノブのキャップも同様のカラーの付け替えられるみたいです
- maschine専用スタンド別売り ¥7.800 持ち歩きには不便そうですが、スタジオではいいっすね
- コントローラ白バージョンも登場!!
いっかい 「Native Instruments MaschineをiPadでコントロール: Lemur SL-M1」
いっかい 「Native Instruments MaschineとMaschine Mikro 期間限定大幅割引中」
ノブはまとめない方がいいのでは通ったりしました。それだったら、MACHINEでなくても…と思った次第。でも、意外と使いやすい…というのはあるのかな。両手でつまみぐりぐりしたいです。
パットもスイッチも使いやすくなっているといいですね。
カラーは…どうなのかなぁ。でも、見やすいですよね。
うーん、でも、旧バージョンでも、私は十分かと思ったり。
興味津々なのでした。