パイオニアが新しいCDJプレーヤーCDJ-2000 nexusを発表。新しいCDJにはWifi機能が搭載されており、これからはスマートフォンに入っているトラックを使ったDJプレーが可能になります。またパイオニアの専用アプリRekordBoxを利用することで、トラックを管理やスタートポイント、キューポイントの設定などDJプレーのために必要な作業をスマートフォンで行うことができ、準備ができたらあとはCDJとの接続を行うだけ。
このCDJ-2000 Nexusがクラブに置かれてさえいれば、スマートフォンだけを持ってDJをしに出かけられるようになるわけで、ひと昔前のレコードDJにとっては夢のような話。もちろんコンピュータDJにとっても夢のような話。
かつてのCDJはCDをプレーするだけのものだったわけですが、この新しいCDJは多くのメディアからの再生が可能になり、まるでDJ専用、音楽リスニング専用のコンピュータであるかのような印象も受けるマルチプレーヤーです。そしてCDJのスクリーンにもコンピューター並みの情報が表示がされようです。
- iPhone iPod Touch iPad
- Androidスマートフォン
- コンピュータ(Mac/Windows)、
- CD CD-R/RW DVD+-R/RW/R-DL
- USBストレージ
- SDカード
対応フォーマットはWAV、AIFF、AAC、MP3
(とはいえ、クラブではなるべくMP3のような圧縮フォーマットは使わないようにしましょうね。大音量でMP3ファイルを聞くのはちょっとキツいものがあります。)
また最大で4台までのCDJ-2000 nexusをLAN接続することもでき、デジタルDJのための便利機能もさらに進化していることが伺えます。
- Beat Sync 他のプレーヤーで再生中のトラックとビートを合わせることができる
- Traffic Light 他のプレーヤーで再生中のトラックとキーが合っているかいないかを知らせてくれる
- Beat Count/Phase Meter トラックの再生情報を他のプレーヤーでも表示することができる
さらに、SLIP MODEではループ再生中でもバックグラウンドでトラックを再生し続けることができるという、デジタルDJのクリエイティブな発想を促す新機能も搭載。
先日発表になったNI Traktorとの統合の話は具体的には触れられてはいないのですが、「DJソフトウェアのMIDI/HIDコントロールが可能」ということにもなっています。
もうDJブースはパイオニアの独壇場か!!くらいの勢いを感じるここ最近のパイオニアの新製品。それはともかく、Wifi接続でどのくらい快適にトラックをプレイできるのかとても興味があります。早く試してみたいです。
発売は9月下旬、オープン価格にはなっていますが、一部の情報では$2.399という発表もあります。
詳しいことはパイオニアホームページよりどうぞ。
いっかい 「パイオニアCDJとNI Traktorが統合!」
いっかい 「DJ用音楽管理ソフト パイオニアrekordbox for iOS & Android」