今日はSoundFlowerというMac OSX 仮想サウンドディバイスを使って、You Tubeの音をAbleton Liveにサンプリングする方法を紹介したいと思います。以前、Audio HiJackというコンピューターの中でなっている音を録音できるアプリケーションを紹介しましたが、このSound Flowerはコンピューターでなっている音を直接DAWソフトウェアに録音することができるようになるユーティリティ。
まずはオープンソースソフトウェアSound Flowerをダウンロード>インストールが完了すると、システム環境設定サウンドの中にSoundFlower(2ch)とSoundFlower(16ch)が追加されているのが確認できます。ここでアウトプットをSoundFlower(2ch)に設定することで通常スピーカーから流れるはずの音がすべてコンピューター上に流れることになります。
Ableton Liveの環境設定。ここでオーディオの入力ディバイスをSoundFlower(2ch)に設定します。
これで設定は完了。ここで例えばYouTubeのビデオを流してみると、、
AbletonLivenのオーディオトラックにYouTubeの音が入力されていることが分かります。録音を開始すれば、YouTubeの音をそのままAbleton Liveにサンプリングできてしまうというわけです。またオーディオトラックにエフェクターをインサートすれば、入力したサウンドにエフェクトをかけることもできるわけです。
注意しなければいけないのは、この設定の状態だけでは音声が Soundflower の仮想デバイスにだけ流れていくので、スピーカやヘッドフォン等の通常のデバイスから音声が出力されなくなります。録音中に音声を確認できないと不便な場合は音声をリダイレクトする設定が必要になります。そのためには、アプリケーションフォルダー>SoundFlowerフォルダー>SoundFlowerBedを起動。上部のメニューバーに表示される花の形をしたアイコンをクリック。ここでSoundFlower 2chのBuild-in Outputにチェックを入れてみてください。
YouTubeに限らず、Skypenの音声やゲームの音声、iTunesの音声など、コンピューター上の様々な音を録音することがでる便利なものではありますが、、使用方法に関してはくれぐれも自己責任の上で問題のない範囲でお願いします。