スタイロフォン(Stylophone)は金属製のキーボードをスタイラス(筆記具)で触れることにより音が出るポケットシンセサイザーで、1970年代にイギリスで生産された。これを使ったミュージシャンはデビッドボウイ、クラフトワーク、オービタルなど、世界で400万ユニットの売り上げがあったという大ヒットマシン。
そんなスタイロフォンが復活。オリジナルスタイロフォンの開発者であるBrian Jarvis氏の息子であるBen Jarvis氏によって指揮がとられ、生まれ変わったスタイロフォンは、サイズ308mm × 120mm × 26mm 重さ1kg、金属製のキーボードは3オクターブある”フルスペック”のアナログシンセサイザーになっています。
- The Stylophone S2 features the traditional Stylophone metal keyboard, but 3 octaves long and playable with an included wire-free stylus or by finger touch.
- Portable (308mm X 120mm X 26mm and less than 1kg/2lbs in weight).
- +/- 2 octave shifter
- All analogue signal path
- British style 12dB/octave state-variable filter
- Dual all-transistor voltage controlled oscillators
- Sub-oscillators for ‘super-fat’ bass
- Eight waveform LFO with a 14 octave range
- An auxiliary-input to use the filter and envelope-generator for other instruments
- 1/4” output jack socket
- Internal speaker and headphone socket
- CV and Trigger input sockets.
洗練されたデザイン、10個のノブ、デュアルオシレーター、CVインプット、かつてのStylophoneと比べるとかなり骨太なシンセサイザーになっていることが伺えます。そしてイギリス式のState-Variable filterとはどのようなものなのでしょうか?とても気になります。
すでにStylophoneホームページでは販売が開始されてはいるようですが、まだビデオやサンプル音源は準備されていないようです。
追記(12/19/2012)
イギリスポンド299 アメリカドル479 というなんだか不公平な価格設定も気になるところです。Made in the UK
詳細はNAMM2013で。