いよいよ来年早々にリリースが予定されているAbleton Live専用コントローラPUSH。”演奏するための楽器”として作られているこのコントローラは、サイズ37cm×29.3cm、重さはおよそ3kgで、NI Maschineコントローラと比べるとよりやや大きめの作りになっているようです。すでに買い物リストの1、2位を争う期待のマシン、今からリリースが待ち遠しいわけですが、その前にもう少しどんなことができるのかチェックしておきたいと思います。
さて、Ableton によって投稿されたばかりのPushのデモンストレーションビデオ(メイキング・リズム編)ではAbletonLiveのプラグインDrumRackを使ったリズム制作方法が説明されています。
トラックを制作した後にディスプレイに表示される表示の中からDrumRackとキットを選択するとPushの8×8のパッドは3分割され、左下の16のパッドがリアルタイム再生用パッド、右下の16のパッドがループの長さを設定するナビゲート用パッド、上部の32のパッドがステップシーケンサー用のパッドになるようです。
これまでコンピューターに向かって作業しなければいけなかったことがすべてコントローラだけでできてしまうPUSHによるリズムメイキング。ノートリピート機能やスウィング機能はNI Maschineと同様のものですが、音を聞きながら直感的にリズムを作れる便利な機能です。また、ひとつひとつのノートのベロシティやタイミングを簡単にエディットすることができたり、作ったパターンを複製して展開するためのパターンを次々と作れるのが特に魅力的に感じるところです。
Maschine同様、最近はカラフルなパッドがベルリンでは流行のようではありますが、それはさておき、PUSHによってここ数年なまっていた指の筋肉が久しぶりに若返りそうな予感がします。
導入価格 €449
いっかい 「Ableton Liveコントローラ PUSH!」