2010年のリリース以来着々とアップデートを重ねるサンプラー&ステップシーケンサーLoopseque for iPad。たった500円のアプリなのですがユーザーが望んでいる機能が次々と追加され、「使えるシーケンサー」に成長しています。
バージョン2.4ではMIDI機能が搭載。LoopsequeのループをコンピューターのDAWソフトウェアとテンポ同期することができたり、バーチャルMIDI対応のアプリを使ってシーケンスを組むことができるようになっています。
LoopsequeのMIDIセットアップ画面。バーチャルMIDI対応のアプリを起動するとLoopsequeにも自動的に表示がされ、テンポ同期をするためのClock Output Inputと、MIDIノートイベントを送信するためのEvents Outputのオンオフが切り替えられるようになっています。上の画像ではSunrizer、Animoog、iPolysixが選択されており、Loopsequeを使ってこれらのアプリをならすことができるわけです。
各トラックのMIDI設定画面。Loopsequeの各トラックには4つのパッドが付いており、どのパッドでどのMIDIノートをならすのかをここで設定することができます。また、ひとつのパッドにコード弾きをアサインすることができるChord Presets機能も装備。ここではチャンネル1(Animoogをアサイン)が設定されています。Animoog側の設定はこんなかんじに→
Animoogの方でもLoopsequeが認識されているので、ここでMIDI IN チャンネル1を設定。これでLoopsequeからAnimoogをコントロールできるわけです。
シーケンサーは時計回りに動いていきます。4つのパッドしかないので複雑なことはできないわけですが、逆にそのシンプルさがこのホイール型のシーケンサーの良いところです。とにかく楽しめます。
先日リリースされたばかりのバージョン2.6ではAudioBusに対応。Loopsequeで作った音にエフェクターをかけることができたり、Cubasisに録音することができたりするわけです。
これで¥500!!ディベロッパーの情熱を感じることのできるアプリ。まだ試したことのない人はぜひ。
App Storeにて¥500