ムジークメッセ 2013  :  佐野信義氏率いるDetuneは、ニンテンドー3DS 専⽤ソフトウェア「KORG  M01D」を展示していました。この「KORG M01D」は、1988年のシンセサイザー「M1」をモデルとしたニンテンドーDSのソフトウェア「Korg M01」のリニューアルバージョンで、今回は「M1」のサウンドに加え、1991年のシンセサイザー「KORG 01/w」のサウンドも収録し、コルグファンとしては嬉しい内容になっています。懐かしのあのピアノの音もSFXサウンドも収録されています。

ニンテンドー3DSへの最適化(3D画面はあまり意味のある物ではないようですが、)、最大発音数は12音から24音に拡大され、SDカードへのセーブ、MIDIデータの出力も可能になっています。

しかしこのソフトウェアは「80年代へのノスタルジー」だけではではなく、内蔵する8トラックのシーケンサーとカオスパッドを使ってライブ演奏をできるのが面白いところ。それも、ニンテンドー・ゲームマシンのタッチスクリーンとタッチペンを使う操作は、他では見かけることのない21世紀のライブスタイル。このゲームマシンを音楽制作に使うというアイデアも佐野氏ならではの光るセンス。

「KORG M01D」はニンテンドー eShopを通し世界各国からの購入も可能になるということもあり、世界様々なメディアからの注目も集めている様子。シンセファンにはおなじみのCreate Digital Music (アメリカ)とDe:Bug(ドイツ)の二人のライター(画像上)も「ムジークメッセの他のブースとは全く異なった、日本ならではのアプローチ」に歓喜していたようです。確かに。これぞ「クールジャパン」。CDMの「KORG M01D」関連記事はリンクよりどうぞ。

 

KORG M01D の 主な仕様
商品名:KORG M01D(コルグ エムゼロワン ディー)
発売日:2013年5月(日本)2013年夏(世界)
価格:3,000円(税込)
販売元:株式会社DETUNE
製品概要:ニンテンドー3DSダウンロード専用ソフト(ニンテンドーeShopでの取り扱いのみ)

【KORG M01Dでの新機能】
・ 最大発音数が12音から24音に
・ インターネットやすれ違い通信を利用したユーザー間でのソングデータの交換
・ SDカードへのソングデータおよびMIDIデータのセーブが可能
(セーブ数はSDカードの容量に依存します)
・上ステータス画面の3D表示対応

【KORG M01からの機能】(KORG M01の全機能が含まれます)
・ 歴史的名機「KORG M1」の全PCM波形データを始め、「KORG 01/W」から選ばれた波形、またM01用に新たに制作された波形などジャンルを問わない342音色を搭載
・ 8トラック/シーケンサ1シーン最大64ステップ/最大99シーン
・ マスターリバーブ、ディレイエフェクト搭載
・ トラックオーバービュー、サウンドブラウザ、シーケンスエディット、ミキサー、キーボードからなるシンプルかつ機能的な画面構成
・ タッチペンによる感覚的なノート/コード/リズム入力モード
・ ワイヤレス通信によるソングデータの交換

 

DETUNE

Tagged with:
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です