夏の日はビーチで音楽作り、、コンピューターミュージシャンにとっての長年の夢が着々とかないつつあるモバイルDTMワールド。その先導を切っているのがiPad専用のDAW アプリケーションSteinberg のCubasis。最新バージョンであるCubasis 1.5 のオフィシャルビデオ(上)は、ビーチでであれスタジオであれiPadだけでここまでの音楽制作ができるんだぞ、というメッセージが伝わってくるものになっています。これだけいいスタジオを持っている人がなぜスタジオの中でCubasisを使わなければいけないのか?という疑問はさておき、Cubasisは着々と進化中。バージョン1.3ではAudio Busに対応、バージョン1.4ではMIDIクロックに対応するなど、ユーザーのニーズに柔軟な対応。そして今回のバージョン1.5ではバーチャルアナログシンセMicrologueを搭載。これだけあれば本当にビーチでも音楽作りが可能なのです。
Cubasis 1.5に搭載されたバーチャルアナログシンセサイザー Micrologue (画像上)。本家Cubaseに標準搭載されているRetrologueのモバイルバージョンといった感じの作りで、これからはCubasisだけでも手軽にシンセベースやリードサウンドを作ることができるようになります。プリセットは50種類。下のビデオはiPad music.comによるMicrologue デモビデオ。
フリーズモードの搭載もうれしいところです。このフリーズモードはCubasisの標準音源であるMicro SonicとMicrologueに利用することができ、フリーズボタンを押すことでトラックとプラグインは一時的に無効になり、CPU に対する負荷がなくなります。DAWソフトウェアではすでに定番の機能。
その他、以前から搭載されているバーチャル音源Micro Sonic がラック方式の表示になり、以前よりも簡単にプレビューやエディットをすることができるようになっています。
いまだかつてない進化をみせているiOSモバイル音楽ツール。今年の夏はCubasisさえあれば、山で海で旅行先で、音楽作りをすることが可能なのです。
いっかい「steinberg-cubasis-for-ipadを使ってみた」
いっかい「steinberg-cubasis-for-ipad-アップデート:audiobusに対応」
いっかい「cubasis-1-4-リリース-midiクロックに対応」