Native Instruments はMaschine のソフトウェア、バージョン2.2 のリリースを11月に行なうとのアナウンスをしました。Maschine 2.0 ユーザーは無償でバージョンアップを行なうことができる予定になっています。また、Maschine 1.0 ユーザーで、かつ10月に発売予定のKOMPLETE 10、KOMPLETE 10 ULTIMATE、KOMPLETE KONTROL Sシリーズのレジスターを行なったユーザーもMaschine 2.2 のダウンロードを無償で行なうことができます。

Maschine 2.2 では特にインストゥルメントを演奏する機能が強化され、スケール・コード・アルペジエーター機能が加えられています。KOMPLETE との統合も以前よりも進み、同じく10月に発売予定されているKOMPLETE KONTOLキーボードからでもMaschineをコントロールできるようになっているのが大きな注目点です。

そうなれば、MaschineからKOMPLETEの音源を演奏するのも当然たのしくなるわけですし、MaschineコントローラとKOMPLETE KONTROLキーボードを二つ並べて演奏するような光景が頻繁に見られるようになるのかもしれません。

 

Maschine 2.2 の新機能

タッチセンシティブノブ

Maschine Studio のコントローラノブがタッチセンシティブ対応になります。たとえばブラウジングを行なう際にある一つのノブをさわるだけでディスプレイにはタグクラウドが表示されるようになったり、ルーティングオプションを選ぶ際にひとつのノブをさわるだけですべてのオプションがポップアップリストに表示されるようになります。特にKOMPLETE のような大量なサウンドライブラリーを使っているユーザーにとっては作業の効率が上がり、嬉しい機能となるでしょう。

スケール&コード

キーボードモードにスケールとコード機能が追加されます。スケール機能ではルートやスケールタイプを選択するだけでスケール演奏が可能になるもののようです。コード機能はひとつのパッドを押すだけでコード演奏が可能になるもののようです。パッドを使った演奏がこれまで以上に楽しくなる機能でしょう。

アルペジエーター

Maschine 2.2 ではノートリピート機能が機能アップし、いくつかのパッドを同時に押さえることによってアルペジエーターとして機能するようになります。スケール&コード機能と同時に使えば、一つのパッドを押さえるだけでポリフォニックなパフォーマンスをおこなうことができるようになるわけです。さらに、作ったアルペジオはパターンエディターに録音されるので、後でエディットを行なうことも可能。

キーボードとの統合

Maschine 2.2 ではKOMPLETE KONTROLキーボードとの統合もされています。KOMPLETE KONTROLのブラウズボタンを押すとKOMPLETE ブラウザーがコンピューターに表示され、ここからMaschineに直接サウンドを読み込むことが可能になります。KOMPLETE KONTROLの光るキーボード(Light Guide)にはMaschineで作ったスケール、コード、アルペジエーターが色とりどりに表示されるようになります。また、MaschineのパラメーターもKOMPLETE KONTROL のノブにマップ(Native Map)されKOMPLETE KONTROLキーボードからのコントロールが可能になります。

 

Maschine 2.2

 

 

 

 

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